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老後資金準備

これは多くの人が不安を感じるテーマです。
金融庁の審議会が公表した報告書により、標準的な世帯では年金支給のほかに毎月5万円の資金が必要で、トータル2,000万円の老後資金を準備すべきとの指針が示されました。
老後資金の準備方法は、
・ 資産運用による資金の拡大
・ マイホームなどの不動産資産を活用する方法
・ 収入額に応じて生活レベルを下げる
といった方法から自分自身に合った方法を選択することも重要ですが、今回は現在の年金受給者が選択している老後資金の準備方法はどのようなものなのかを解説していきたいと思います。
複数の収入源を準備しよう
厚労省が公表している「老齢年金受給者実態調査(17年度)」によると
と回答しており、老後資金の準備には少額・短期間であっても労働を続けることにより賃金を稼得することが有効と考えられます。
現在は定年後再雇用の制度やシルバー人材センターの活用などで定年退職後も長く働き続ける環境が形成されつつあります。
しかし、老化の影響は個人差があるので老後も雇用されて働き続けるのは難しい場合もあります。
そこでできる限り長期間収入を得続けるために、自分自身ペースで働き続けることができる副業を育ててみてはいかがでしょう。
老後も活動できる副業とは?

どのような状況でも活動できる副業として、肉体への負担が少ない副業を育てることが肝心です。
小売店の経営や農作物の栽培などの大規模なビジネスも魅力的ですが、本業と並行して行っていくには負担が大きすぎることもあります。
現在ですとフリマアプリやクラウドソーシングなどの、ネットで完結するビジネスが時間も選ばず、肉体的負担も少ないためおすすめです。
しかし、どのようなビジネスでも急に始めてもすぐに収入を得ることができるものではありません。
安定して収入を得るにはビジネスのノウハウの蓄積が重要となります。
また、老後の収入確保が目的なのですから、短期間で辞めてしまっては意味が薄れてしまいます。
自分自身のスキルや意向と相談し、ストレスなく継続できるビジネスを選択しましょう。
自分自身のペースで働き続けることができる副業で長く働き続けることが大切です。
どんなビジネスでも急に始めることは難しく、事業継続のためにはノウハウが必要となるので、若い内から準備しておくことが重要です。(執筆者:菊原 浩司)