20年前よりゼロ金利が導入されましたが、思ったほど景気が回復せず、どんどん金利が下がる一方でついにマイナス金利にもなりましたね。
今はゼロ金利は解除されたものの、景気回復の兆しがあまりなく、金利は低いままになっています。
アベノミクスで一度は回復したようにも思えましたが、一般庶民まで回復しているという実感がないのが現状だと思います。
今後の日本は大丈夫なのかとかなり心配です。
目次
まさに住宅ローンは今が借り時です
預貯金をたくさん持っていらっしゃる方にとっては、バブル期の高金利の時には利息だけで毎月の生活ができるぐらいの金利だったといわれています。
それが今では数千万円から億単位で預貯金があっても、毎月の生活を預貯金の利息だけで生活しようと思うと厳しいようです。
金利差でどのくらい変わるのかピンとこないと思います。
1例ですが、郵便局の定期貯金を10年間預けていたら預金がほぼ倍になっていたそうです。
当時の定期預金の金利は8.64%ほどあったようです。
現在では定期預金の金利が0.03%で預金額を倍にしようと思うと2,400年かかるそうで、違いがこんなにあるのかと驚いてしまいました。
ですが低金利時代にローンを現在検討中の人にとっては朗報だと個人的に思っています。
特に借入金額が大きくなる住宅ローンは、まさに今が借り時ではないかと思います。
我が家のマイホームは新築から13年たちます

我が家は夢のマイホームを新築して、早いものでもう13年になろうとしています。
13年前の当時でも景気は低迷していた頃で、日本の景気が今後どうなるか予測するのが難しい時でした。
ですからローン金利タイプを選択するときに正直悩みました。
最初、我が家は5年固定タイプのものを選択
当時の私個人の予想では今後、日本の景気は急激に上昇することはないだろうと予測していて、変動金利でもいいのではないかと思っていました。
しかし建築会社の方や、銀行の担当者の方からは、変動金利だとやはりリスクがあるのでフラット35までしなくとも、当初数年か金利固定のものにしてはどうかと提案されました。
結局2年固定の1.0%にしようか、5年固定の1.4%にしようか、10年固定の1.8%にしようか随分と悩んだ結果、中間をとって5年固定タイプのものを選択しました。
こんなに金利が下がるのであれば、最初から変動金利にしておけばよかったかな…と後悔しています。
でも、それだけ先の事は予測しづらいということですね。
その5年後さらに借り換えを検討
3年前の6月に、5年固定の2回目の期限が到来しました。
今後は変動金利でいくのか、数年間固定金利タイプにしようか、かなり悩みました。
そもそも現在借入している銀行で取引継続せず、金利の低いネット銀行や、ネット上で取り扱いをしている住宅ローン金利が低いことを知っていたので、これを機会に借り換えを検討しました。
実際にいろんな銀行に相談に行くのは面倒だし、とても勇気が要りますが、インターネットだと時間に関係なく、気軽に手軽に試算できます。
銀行の窓口ですと、必ず借入名義人が行かなくては取り扱ってくれません。
我が家のように主人名義で全額借入していても、実際の家計を管理しているのが妻である場合、妻が試算するというご家庭も多いのではないかと思います。
その点インターネット試算ですと、主人の名前等情報を入力すればできますので、妻でも試算することが可能で便利ですね。
いざインターネットで住宅ローンを試算しようとすると、たくさんのサイトがあって、まずはどのサイトを利用しようか悩んでしまいます。
我が家では住宅本舗の「住宅ローン一括審査サイト」を使いました。
一括入力をすることでどこの金融機関が試算してくれるのかが分かります。
また気になる金融機関があれば1社だけでなく、数社に審査依頼ができるので比較もできてよいのではないかと思います。

実際に試算してみました
パソコンがなくても、スマホやタブレトでも入力し試算できます。
現在の借入金額を入力する時は、借入先の金融機関から送られてきている「貸付金振込明細書」を元に入力するとスムーズでした。
前年の収入を入力する欄がありますので、会社員の方であれば会社から年末調整のときにもらっている源泉徴収票があるとスムーズですね。
給与収入は手取り金額ではなく、あくまでも総支給額になりますので注意してください。
土地の面積、建物の面積、竣工時期の入力欄もあります
土地や建物の契約書がすぐに出せるところに保管してあれば、契約書をみればよいと思いますがこれが結構面倒です。
なので、毎年4月か5月ごろに市役所など自治体から、固定資産税の通知が郵送されます。
その中に、土地と建物の評価額および、納税額を記載した書類には、居住時期が記載されていますので、そちらを参考にしてもよいかと思います。
仮審査できる金融機関が5社もありました
住宅ローン以外に借入金がある場合は、返済額が残っているものすべて入力する必要があります。
金融機関によっては、収入に対して融資できる金額は異なりますが、他のローン残金も含めて試算することは共通しています。
仮審査できる金融機関は以下5社でした。
(1) 住信SBIネット銀行
(2) 三菱UFJ銀行
(3) 楽天銀行
(4) 新生銀行
(5) ジャパンネット銀行
1社に絞ったさきは(1) 住信SBIネット銀行です。
選んだ理由として
・評価が一番高い
・審査から実行まで全てインターネットで完結でき来店不要
・審査の期間が1週間程度
・事務手数料が若干高いですが、金利が低い
・病気やケガなどで働けなくなったら月々の返済が0円になり、さらに12か月以上働けない状態が続いたら、住宅ローンの残高が0円になる。
理由が沢山ありますが、総合的に一番良いと感じました。
クレジットカードを複数枚持っている方への注意

クレジットカードを持っている場合、クレジットカードで借入やショッピング等で使用をしていなくとも、借入可能金額とショッピング可能金額が、収入に対しての借入できる金額の合計金額の中に含まれて試算されてしまいます。
クレジットカードを複数枚持っている方は、借入可能金額からその分だけ減算されてしまいますので、注意が必要です。
借り換えで、諸経費も上乗せで融資希望している方や頭金が準備できない状況の方は、減額になってしまうと、現在借入している金融機関の借入残金より、少ない金額が融資可能金額となってしまうため、完済することが厳しくなり、借り換えをやむなく諦めなくてはいけない状況になることもあるかもしれません。
借り換えの検討とともに、使用していないクレジットカードは思い切って解約してしまうなど、クレジットカードの整理をするといいと思います。
クレジットカードだけでなくショッピング機能を付帯したショップのポイントカードなども、ショッピング限度額が反映されてしまいます。
入会することで初めにポイントが「1,000ポイント付く」といううたい文句に誘惑されて、カードを作ったまま使用していないものがあれば、こちらも合わせて整理するよい機会となるでしょう。
次回の後編では仮審査の申込みをしてから本審査の申し込み、我が家が決めた借り換えの内容をお話します。(執筆者:田中 あかり)