友人から

「クレジットカードを不正利用された!」

という連絡が入りました。

身に覚えのない買い物で、なんと100万円も使われたそうです。

カード会社から届いた明細には、同じ商品が200個程度買われていたと記録されています。

どう見ても不自然な買い物に思えますが、カード会社からは、

「自分で買っていないということを証明できないと補償は難しい」

と言われたそうです。

証明できれば、クレジットカードに付いている盗難保険で補償してくれるようなので、無事に解決できることを願うばかりです。

不正利用の原因と思われる「クレジットマスター」

クレジットマスターを利用した 詐欺を防ぐ手立てはない

友人は、普段はクレジットカードを使用していません。

ですから、外出先で、なんらかの方法で情報を抜き取られたということは考えられません。

恐らく、「クレジットマスター」という手口によるものではないかと考えられます。

クレジットマスターとは、16桁のクレジットカード番号にある一定の規則性を悪用し、コンピュータープログラムで利用可能なカード番号と有効期限を割り出す手口です。

このクレジットマスターを利用して、他人になりすまして通信販売などで購入を繰り返す詐欺があるのです。

これを防ぐ方法はみつからないと言われています。

不正に気付いてすぐにカード会社などに連絡をすると、利用を取り消してくれる場合もあります。

明細をこまめにチェックしたり、被害が大きくならないように、クレジットカードの利用限度額を下げておく

など対策が必要です。

普段使用していないカードがあれば、ぜひとも解約しておきましょう。

信用情報機関で自分のカード情報を調べてみた

【クレカの不正利用対策】 誰でも利用できる信用情報機関で「自分のクレカ情報開示請求」

筆者も数枚のクレジットカードを持っていますが、お付き合いで加入するなどして、把握しきれていないものがあるかもしれません。

そこで、クレジットカード会社などが加盟する信用情報機関である、株式会社シー・アイ・シー(CIC)の開示相談室に行き、自分の情報を調べてみました。

信用情報機関(CIC)で情報開示請求

情報開示請求にあたってのポイントは、

・ 情報開示請求ができるのは、原則本人

・ 請求時には運転免許証などの本人確認書類が必要

ということです。

訪問した開示相談室では、まずは受付の方に、情報開示請求で来たことを伝えました。

その後、セルフ開示端末のタッチパネル操作で、必要な情報を入力していきます。

以下の3点が一致しないと、情報は開示されません

1. 氏名(カナ)
2. 生年月日
3. クレジットカード契約などに使用した電話番号または運転免許証番号

固定電話や携帯電話、会社の電話番号など、考えられるものを全て入力するとよいでしょう。

入力を終えたら、券売機で500円を支払い、受付で「信用情報開示報告書」を受け取ります

この日は来店客も少なく、15分もしないうちに終了いたしました。

信用情報開示報告書

なお、パソコンやスマートフォン、郵送でも、自分の信用情報を確認できます。

詳しくは、CICのホームページをご覧ください。

CIC公式ホームページ

≪画像元:CIC

信用情報開示報告書に掲載されている情報

筆者の場合、7社(9枚)のカード情報を確認できました。

この中には、すでに解約済みのカード情報もあります

クレジット情報は、契約期間中および契約終了から5年間確認できる仕組みであり、解約したかどうかは保有期限欄でもチェックできます。

結果、契約が続いているカードは5枚であることがはっきりしました。

信用情報開示報告書の拡大

報告書では、それぞれの

・ カードの契約年月日
・ 利用限度額
・ 直近の請求額
・ 残債額
・ 過去24か月間の支払い状況

などもわかります。

残債額に記載されている金額を、自分が把握しているものと一致しているかどうか確認することで、不正利用の有無に気づくこともできそうです。

運転免許証など本人確認書類の紛失・盗難の際には、信用情報機関に届け出を

運転免許証などの本人確認書類を紛失したり、盗難にあった場合は、それを取得した他人がクレジットカードを作って不正利用をするということもあるかもしれません。

本人確認書類の紛失・盗難の際には、CICに届け出をしておきましょう。

クレジットカードの申し込みがあった際、各カード会社はCICの情報を入手して審査の参考にします

届け出をしておくことで、紛失や盗難に気づいてもらえるので悪用を防ぐことができるかもしれません。

友人の被害を機に、信用情報機関で自分の情報を入手してみましたが、何かと活用できることがわかりました。

皆さんも1度、確認してみてはいかがでしょうか。(執筆者:横井 規子)