いわゆる「老後2,000万円問題」で、資産運用への興味関心が高まっています。

でも、実際に投資を始めるのは勇気がいるもの。

「現金が減るかもしれない」という不安で、一歩を踏み出せないという方も多いようです。

そこで今回は、現金を一切使わずに「ポイントを使ってポイントを増やす」、資産運用体験サービスについてご紹介します。

ポイント投資に挑戦する女性

「ポイント投資」には2つの種類がある

ポイント投資とは、dポイントや楽天スーパーポイントなどのポイントを使って、資産運用をするサービスのことです。

ポイント投資には、大きく分けて次の2種類があります。

(1) 実際の金融商品をポイントで購入するもの

(2) 金融商品と似た動きをする指標に対してポイントを投資し、その指標が値上がりすれば、差分をポイントとして還元する「資産運用体験サービス」

今回は、投資初心者でも取り組みやすい、「資産運用体験サービス」をピックアップしてみましょう。

「資産運用体験サービス」は証券口座の開設が不要

ポイントを使って実際の金融商品を購入する場合は、通常の投資と同様に、証券口座に口座開設を行う必要があります。

口座開設のための書類や身分証の提出が手間で、腰が重いという方も多いかもしれません。

一方で「資産運用体験サービス」の場合は、口座開設不要の場合がほとんどのため、気軽に始められます

主な「資産運用体験サービス」としては、「dポイント投資」、「楽天PointClub:ポイント運用」、「永久不滅ポイント運用」があります。

dポイント投資

ドコモのdポイント投資

≪画像元:NTT DOCOMO

dポイントを使って投資体験ができるサービスです。

dポイントを「運用ポイント」に交換して、投資したいコースや投資信託を選択すると、その値動きに連動してポイント数が毎日変動します

「運用ポイント」は、いつでもdポイントに交換して、引き出すことができます。

dポイント投資は、選択できるコースが次の7種類とポイント投資の中では多めで、選ぶ楽しみがあります。

7つのコースとテーマから選択

・ アクティブコース(株式に比重を置き高いリターンを目指すコース)
・ バランスコース(債権に比重を置き安定したリターンを目指すコース)
・ 日経225
・ 新興国
・ コミュニケーション
・ 生活必需品
・ ヘルスケア

100ポイントという少額から運用可能なので、ドコモユーザーやdカードをよく使っているなど、dポイントが余っているという方に適したサービスです。

楽天PointClub:ポイント運用

楽天PointClubのポイント運用

≪画像元:Rakuten PointClub

楽天スーパーポイントを使って、資産運用体験ができるサービスです。

こちらも100ポイントからスタートできます(期間限定ポイントは使えません)。

2つのコースから選択

運用方法は、「アクティブコース」か、「バランスコース」のどちらからを選択できます。

この2つのコースは、楽天証券が提供する次の銘柄の価額にひもづいています。

アクティブコース:投資信託「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」に連動

バランスコース:投資信託「楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)」に連動

名称のとおり、「アクティブコース」は株式を重視するやや積極的な運用を目指すタイプ、「バランスコース」は債券を重視した、比較的安定的な運用を目指すコースとなっています。

なお楽天証券では、楽天スーパーポイントを使って実際の金融商品を買えるので、

「ポイント投資」でポイントを増やす

増やしたポイントで投資信託を購入する

のように、投資をステップアップさせることもできます。

楽天スーパーポイントでポイント投資をはじめよう!
まずは楽天証券に口座を開設しましょう。

永久不滅ポイント運用

セゾンカードの永久不滅ポイント

≪画像元:クレディセゾン

セゾンカードの永久不滅ポイントを使って、ポイント運用ができるサービスです。

1ポイント単位で運用ができる積立投資ができる一部の個別株にも投資可能、といった特徴があります。

4つのコースから選択

・ 日本株(TOPIX)コース
・ アメリカ株(VOO)コース
・ アクティブコース(外国株式・外国債券中心)
・ バランスコース(国内債券中心)

積立投資も可能なので、定期的に買い付けを行いたいという人にも適しています

また、実際の株価に連動してポイントが増減するコースもあります。

こちらはストックポイントというアプリを利用します。

永久不滅ポイント1ポイントを、ストックポイント4ポイントに交換して運用します。

運用しているストックポイント銘柄のポイント数が、その銘柄株価の1株相当以上になれば、本物の株式と交換もできます。

ポイント投資を続けて株主を目指せるというのはおもしろいです。

「ポイント投資」から投資生活をスタートしよう!

ポイント投資でポイントを増やす、「資産運用体験サービス」についてご紹介しました。

疑似ではありますが、実際の金融商品の値動きに合わせてポイントが増減するので、投資の感覚を味わえます。

ただし資産運用体験サービスでは、基本的に配当金や株主優待などはもらえませんし、NISAやiDeCoのような節税制度も使うことができません

「資産運用体験サービス」で手ごたえをつかめたら、次はポイントを使って実際の金融商品を購入してみる、おつり投資を始めてみるなど、ステップアップの1つとして活用してみるのがおすすめです。(執筆者:AFP、2級FP技能士 青海 光)