私たちが生きていくために、食べ物は欠かせません。

しかし、命の糧となる食品が、食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」が、深刻な問題となっています。

農林水産省によれば、毎年約600万トンの食べ物が、食べられるにもかかわらず廃棄されていると推計されています。

食品廃棄物等の発生状況

≪画像元:政府広報オンライン

食品ロスの削減は、家庭でも簡単に行えます。

食品ロスを減らすことは環境に配慮できるだけでなく、食費節約にもつながります。

今回は、食べ物をムダなく使い、食品ロス・食費削減をする工夫について紹介します。

工夫1:食品はできるだけ冷凍保存

食品は冷凍保存する

肉や魚、そして野菜も、大抵の食べ物はフリージングできます。

冷凍すれば、すぐに食べ物が傷んでしまったり、腐らせてしまうことを防げます

足のはやいものや、見切り品コーナーで見つけたもの、大量に作りすぎてしまったおかずもすべて冷凍保存しましょう。

・ 肉や魚はラップに小分けにしてからジップロックに入れる

・ 野菜は、水分をよく切って、カットするあるいは、火を通す

など素材によって正しい方法で保存するよう注意が必要です。

工夫2:古いものは冷蔵庫で目に付くところに配置する

前日に作ったおかずなど、古い食べ物を冷蔵庫内で放置してしまった経験はありませんか。

せっかく作ったおかずをムダにしてしまうのは、お金も手間ももったいない話です。

早く食べるべきものは、冷蔵庫の奥ではなく手前に方に置き、忘れないよう工夫をしましょう。

これは、野菜室や冷凍庫にも言えることです。

新しく買ってきた野菜は奥の方へ、古いものは手に取りやすいところに置き、消費する順序に注意すると食品をムダにすることが減ります。

工夫3:副菜は「食べる分だけ」お皿に取り分ける

副菜を食品保存容器や大皿に保存することは多いと思います。

しかし、食品保存容器やお皿ごと食卓に出すというのは、傷みをはやめてしまう行為なので、あまりおすすめできません。

とくに温度湿度の高い季節は、より注意が必要です。

食べる分だけ、お皿に取り分け、残りはすぐに冷蔵庫にしまうことで、細菌の繁殖を抑えられます。

工夫4:週に1回「冷蔵庫お掃除レシピ」を実践する

カレーもいろいろ

1週間に1度は、冷蔵庫の中身を見直し、古い食材やハンパに残っている食材がないか確認しましょう。

くず野菜や微妙に余ったお肉などを使い、冷蔵庫内の掃除を兼ねた献立にすると、食品ロスも食費も削減できます。

冷蔵庫掃除献立は、どのような野菜・お肉でもおいしく食べられるカレーがおすすめです。

毎回違った野菜・お肉のカレーが食べられる楽しさもありますよ。

工夫5:賞味期限は「目安」にする

食べものの期限には、「消費期限」と「賞味期限」があります。

消費期限

肉や魚など傷みやすい生鮮食品に表示されていることが多く、期限を過ぎたら食べない(冷凍保存は別)方がよいのです。

賞味期限

傷みにくい缶詰や調味料、お菓子などに記載されていることが多く、おいしく食べられる期間とされています。

賞味期限は、期限を過ぎたらすぐ食べられなくなるものではなく、あくまでも目安なのです。

そのため、賞味期限が切れてしまったからといってすぐに廃棄せずに、早めに使い切りましょう

最近では、「賞味期限切れ商品」を専門に取り扱うスーパーが、人気を集めています。

工夫6:買い物前に、冷蔵庫の在庫チェック

買い物前に冷蔵庫をチェック

買い物に行く前には、必ず冷蔵庫の中身を確認しましょう。

在庫を把握しておかないと、また同じ食材を買ってしまうことがあります。

いくら安売り・特売だからとはいえ、家にまだあるものを買ってしまっては、消費に苦労して最終的にロスしてしまうこともあります。

食材をメモするよりも、冷蔵庫内をスマホで撮影すると、在庫を簡単に把握できます。

家庭の食品ロス削減は環境にも節約にも貢献

家庭で食品ロスを出さないよう心がけることは、環境によいだけでなく、食費を節約できるメリットがあります。

食材をムダなく使い切ることで、出費が抑えられ、無理なく自然と食費を減らせます。

まずはできることから実践してみてはいかがでしょうか。(執筆者:三木 千奈)