数年前から、個人が巨額の賠償を負うケースを耳にするようになりました。
2013年の神戸地裁判決で、自転車事故を起こした小学生の保護者に対し約9,500万円の賠償金が命じられたニュースは、皆さまの記憶にも新しいかと思います。
子供は悪意がなくても、物を壊してしまったり、他人をケガさせてしまうことはよくあることです。
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日常生活の強い味方 個人賠償責任保険

賠償額が高額化する中で、大きな安心となるのが個人賠償責任保険です。
この保険は月々わずか140円程度で、ご家族皆さんが「うっかり」起こしてしまった事故や損害を補償してくれます。
なお「ご家族」とは、「本人、配偶者、同居の親族および別居の未婚の子」と多くの商品で定義されています。
念のためご自身でも加入時にご確認ください。
会社によって異なりますが、補償額は1億円~3億円と、大変コスパの良い保険です。

加入状況の確認方法
個人賠償責任保険は、自動車保険や火災保険などの特約で加入するケースが多く見られました。
何らかの保険に入っている方は、個人賠償補償特約が付いているか、保険証券をご確認ください。
個人賠償責任保険に加入するには
その1 今ある保険に特約を追加する
個人賠償責任保険に未加入の場合は、今ある保険に特約を追加するのが一番簡単な方法です。
筆者は数年前に車を手放し、自動車保険も解約しました。
そこでうっかり、この個人賠償補償特約も一緒に解約されていたのです。
未加入のまま、数年が過ぎていました。皆さまも本当にお気を付けください。
その2 クレジットカードに保険を追加する
保険の他に、クレジットカードへも追加が可能です。
たとえば、次のような保険があります。
その3 個人賠償保険のみ新しく加入する
近ごろの自転車事故増加を受けて、簡単に加入できる保険が増えています。
筆者のオススメは断然、楽天銀行の個人賠償責任プランです。
「楽天銀行の個人賠償責任プラン」のメリット

楽天銀行口座をお持ちで、満69歳以下の方限定ですが、クリック数回で申し込みが完了する手軽さです。
保険料をポイントで支払うことができ、感覚的にはほぼ無料です。
また、相手方との示談交渉サービスが付帯している点もポイントです。
加害者の立場で、ケガを負わせてしまった方と交渉するのは、精神的に非常に厳しいです。
必ず付帯している商品を選びましょう。
「三井住友海上火災保険」が対応してくれるので安心
「楽天の保険って信頼できるの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実は楽天は代理店で、引受保険会社は三井住友海上火災保険です。
実際の事故対応は三井住友海上さんで行われますので、ご安心ください。
個人賠償責任保険に加入しているか確認を
損害賠償が1億を超えるケースも発生しています。
月々140円程度のわずかな掛け金で「まさか」を補償してくれる個人賠償責任保険は、特にお子さんがいらっしゃるご家庭には心強い味方です。
あなたのご家庭では加入されていますか?
さっそく証券を確認してみてください。(執筆者:安藤 鞠)