毎月の家計をみつめながら、今月も貯金ができなかったと落ち込むことはありませんか?
貯金が苦手な方、貯金をすることに慣れていない方こそ「先取り貯金」をという声をよく耳にしますが、一体どれぐらいの金額を先取りして貯金すれば良いのでしょう。
先取り貯金が続かない原因は、もしかして金額設定に無理があるからかもしれません。
無理をしない金額設定で、貯金体質を身につけるテクニックをご紹介します。
目次
先取り貯金、まずは5%から始めてみよう!
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一般的に理想とされている先取り金額の割合は、月の収入の10~30%前後と言われています。
ですが生活スタイルや家族構成、住んでいる場所や地域ごとに変動する物価などさまざまな状況を考えると、この割合が必ずしも絶対ではないということが見えてきます。
毎月のお給料のうち10~30%前後を貯金するとなると、かなり厳しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで、まずは貯金体質を身につけるためにも、毎月のお給料から貯金できそうな現実的な数字を探してみましょう。
お給料の5%ってどのぐらい?
例えば5%程度ならいかがでしょう?
計算としては「収入×0.05」で算出された数字が先取り貯金の金額です。
例えば今月のお給料が30万円だとすると5%は1万5,000円です。
これが10%となると3万円となります。
10%と比較するとハードルが少し下がるため、貯金に対する苦手意識も和らぎそうです。
まずは5%の先取り貯金を、毎月確実におこなうことから始めましょう。
そうすることで貯金することに慣れ、貯金体質を確立できます。
5%でも厳しいと感じる場合
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お子さんの年齢や、収入の総額によっては5%でも先取り貯金をすることが厳しいと感じるケースもあるでしょう。
しかしそこで諦めてしまっては、貯金体質を作ることは難しくなってしまいます。
そこで、もしご夫婦共働きであれば、どちらかのお給料の5%を先取り貯金にしてみてはいかがでしょう。
月収の総額から5%の貯金をおこなうことが厳しいようであれば、ご夫婦の収入のうち、少ない方から5%先取り貯金してみるという方法もあります。
30万円の5%である1万5,000円が厳しくて続かなくても、8万円の5%ととなる4,000円ならぐっとハードルが下がった気がしませんか?
赤字にならない【目標設定】が重要
先取り貯金の理想の割合が10~30%前後であっても、必ずしもそれに合わせる必要はありません。
そして5%しか貯金できないことを恥ずかしいと思う必要もありません。
むしろ5%でも毎月継続して先取り貯金ができているのであれば素晴らしいことです。
まずは貯金体質を作る、そのためには家計が赤字にならない割合を見つけること、それが重要です。
無理をして続かないよりも、楽して続ける方法を探してみてください。
続けていくうちに、次のステップが見えてくるかもしれません。
ライフスタイルの変化や、環境の変化に応じて、できることからコツコツと臨機応変に頑張ってみましょう。(執筆者:櫻宮 陽)