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住宅ローン審査に「クレジットスコア」が導入される可能性 クレカの使い方は慎重に!

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住宅ローン審査に「クレジットスコア」が導入される可能性 クレカの使い方は慎重に!

アメリカで主流のクレジットスコアとは

最近、中国のニュースなどで、「クレジットスコア」という言葉を目にすることが多くなりました。

日本では、クレジットスコアの活用は始まったばかりですが、アメリカなどでは昔からクレジットスコアが活用されてきました。

今回は、クレジットスコアが住宅ローン審査に与える影響について解説します。

クレカの使い方は 慎重に! 住宅ローン審査に 「クレジットスコア」 が導入される可能性


クレジットスコアとは、簡単に言えば、個人がクレジットカードやローンなどをどのように返済したかを点数化したものです。

当然ながら、クレジットカードやローンなどの返済をきちんと行っていればクレジットスコアは上がり延滞などがあるとクレジットスコアは下がります。

クレジットスコアは、信用偏差値

クレジットスコアは、別名「信用偏差値」と言われます。

クレジットスコアの高い人は信用偏差値も高いことから、より上級なクレジットカードを保有できたり、低利で多額のローンが組めたりします

一方で、クレジットスコアの低い人は結局何もできないということになります。

まずは信用偏差値を上げるために、きちんと返済することが先決です。

クレジットカードが早くから普及していたアメリカでは、クレジットスコアが当然のように利用されており、クレジットスコアが就職や結婚にまで影響すると言われています。

日本の現行の住宅ローン審査システム

日本の住宅ローン審査では未導入のクレジットスコア

日本でもクレジットカードがかなり普及してきましたが、クレジットスコアが確立されている訳ではありません。

現在の住宅ローン審査においては、

まず個人信用情報でクレジットカードなどの利用履歴を確認した後、メガバンクなどでは自動審査システムで審査

を行います。

自動審査システムと言っても、申込人の年収や勤務先などの情報を点数化し、いわゆる優良個人であればあるほど点数が上がる仕組みとなっています。

ただし、優良個人とは言っても結局は、年収や勤務先で点数が上下する仕組みになっているため、クレジットスコアの概念が取り入れられているとは言えません

クレジットスコアを活用した住宅ローン審査の可能性

日本の自動審査システムは確かによくできていますが、1番大切な「申込人の金銭感覚」までは正確に把握できていません。

その意味では、過去数十年に渡った金銭感覚を数値化したクレジットスコアは、非常に有益な情報です。

クレジットスコアの高い人は金銭感覚が真面目であると評価できるため、年収や勤務先などに関係なく、優良個人として有利な条件で住宅ローンが組めるかもしれません。

今後、どのような工程でクレジットスコアが活用されるかは定かではありませんが、将来に備え、クレジットカードの使い方は今まで以上に慎重になる必要がありそうです。(執筆者:1級FP技能士、宅地建物取引士 沼田 順)

《沼田 順》
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沼田 順

沼田 順

1975年、兵庫県生まれ。1994年、神戸商科大学(現・兵庫県立大学)に入学。学生時代の1997年に宅地建物取引主任者試験に合格。翌年の1998年、住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)に入庫。2008年、独立後勉強していたCFP上級資格を取得し翌年の2009年にCFP認定者及び1級FP技能士となる。2014~2015年、大阪大学大学院経済学及び理学研究科 博士前期課程 単位取得。2015年、京都大学法科大学院 法務博士課程 単位取得。 ≪保有資格≫ 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 宅地建物取引士 / 住宅ローンアドバイザー / ビジネス法務エキスパート® / 証券外務員2種 / 銀行業務検定各種 寄稿者にメッセージを送る

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