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【悲喜こもごも】LINE Payの2つの変更で得する人、損する人 とくに打撃が大きいのが「陸マイラー」

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【悲喜こもごも】LINE Payの2つの変更で得する人、損する人 とくに打撃が大きいのが「陸マイラー」

LINE Pay関連で、以下の2つのお知らせが飛び込んできました。

・ LINE Pay利用時にもらえるポイントが「LINE Payボーナス → LINEポイント」に変更
・ LINEポイントの交換ルートが軒並み封鎖

交換ルートが少なくなるのは悲報に違いないのでしょうが、「LINE Payボーナス → LINEポイント」に変更になるのは損なのか得なのか、分かりかねている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、LINE Payのポイント関連の違い、そして2つのお知らせの損得勘定を紹介します。

LINEポイント・LINE Payボーナス・LINE残高の違いを復習

朗報と悲報を発表する前に、まずはLINEポイント・LINE Payボーナス・LINE Pay残高は何が違うのか、復習しましょう。

LINEポイント・LINE Payボーナス・LINE Pay残高の違い

≪画像元:LINE Pay公式ブログ

3つの中で最も自由度が高いのが、LINE Pay残高です。

現金チャージなどで増えるもので、支払いや送金はもちろん、出金することもできます。

利用方法によりお得の順位が変わる

あとの2つは、ユーザーが何を重視するかで順位が違ってきます。

LINEのサービスをよく利用する方でしたら、LINE以外のサービスには利用できないものの、LINE Payを使った支払いや送金に使えるLINE Payボーナスの方が使い勝手が良いでしょう。

一方、外部サービスを重視する方でしたら、ポイント交換が可能なLINEポイントの方が使い勝手が良いですが、最後に獲得してから180日という期限に注意が必要です。

もっとも、LINEポイントをLINE Pay残高に交換することも可能で、そうなれば自由度はLINE Payボーナスを上回ります

これを踏まえた上で、朗報と悲報を発表しましょう。

【朗報】LINE Pay利用時にもらえるポイントが「LINEポイント」に再変更!

LINE PayボーナスからLINEポイントに変更

≪画像元:LINE Pay公式ブログ

まずは朗報からお知らせしましょう。

2019年11月1日より、LINE Pay利用時にもらえるポイントが「LINE Payボーナス → LINEポイント」になります

実は8月1日に、もらえるポイントが「LINEポイント → LINE Payボーナス」に変更されていました。

しかし、この変更によってLINE Pay利用時にもらえるポイントが他のポイントと交換できなくなり不評だったため、再変更したものと思われます。

LINE Payのマイカラー制度

≪画像元:LINE Pay公式ブログ

ポイント還元率はこれまでと変更なく、LINE内のサービスによって決定し、0.5%~2%です。

LINE Payを利用することでLINEポイントが貯まり、それを他のポイントに移行できるため、これは朗報と言えましょう。

【悲報】LINEポイントの交換ルートが軒並み封鎖

次にお知らせするのは、悲報です。

12月ごろから、LINEポイントの交換ルートが以下のように軒並み封鎖されるのです。

LINEポイント交換先変更の概要

ただし、LINE Payの支払いにLINEポイントを充当することは、LINE Pay残高への交換終了後も引き続きできます

残っている主な交換先は、以下の通りで(レートは2019年9月30日現在)、ポイントではなく、現物・サービスとの交換がほとんどですね。

・ スターバックスのeギフト:500ポイント → 500円分
・ すかいらーく優待券:500ポイント → 500円分
・ ローソンのプレミアムロールケーキ:150ポイント
・ ローソンのからあげクン:216ポイント
・ LINEスタンプの購入:1ポイント → 1円分
・ LINEモバイルの料金:1ポイント → 1円分

陸マイラーにとっては痛恨の一撃!

あくまでも個人的な見解ですが、今回の2つのお知らせを総合すると、損をする人の方が多いように感じます。

Amazonギフト券も使い勝手が良いので損をする人がいるでしょうが、特に大損となりそうなのが飛行機に乗らずマイルを貯める「陸マイラー」です。

キャッシュレスの図

≪筆者作成≫

LINEポイントを経由してメトロポイント → ANAマイルへと交換するルートを、メトロポイントで最も交換レートが良いソラチカカード(LINEポイントの81%をマイルに交換可能)になぞらえて、「ソラチカルート」と呼びます。

ソラチカルート以外にも、JALマイルへの直接交換・dポイントへの交換・Pontaポイントへの交換も可能で、陸マイラーだけでなく共通ポイントを貯めている方にとっても、LINEポイントはまさに「交通の要衝」です。

使えないキャッシュレス

≪筆者作成≫

しかし、メトロポイント・JALマイル・dポイント・Pontaポイントという4つの交換ルートが閉鎖されたことにより、LINEポイントをマイルに交換する手段は事実上絶たれてしまいます

交換期限は12月25日までなので、LINEポイントがある方は早めに交換するといいでしょう。

2つのお知らせを総合すると、個人的には「改悪」

LINE Payを利用して還元されるものが「LINE Payボーナス → LINEポイント」に変更される点については、「使い勝手が良くなる」と喜んでいる人が若干多いかと思います。

ただし、肝心のLINEポイント自体の使い勝手が一気に悪くなるので、トータルすると改悪であるといえます。

特に陸マイラーにとっては、LINEポイントからマイルにつながるあらゆるルートが封鎖されてしまいました。

貯まったLINEポイントは12月25日の封鎖までに「脱出」させるか、からあげクンに交換するなどしてください。(執筆者:角野 達仁)

《角野 達仁》
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角野 達仁

執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁 角野 達仁

1976年生まれです。極力すべての支払いをクレジットカードでするようにしていますが、カード手数料をとられて損をするうっかり屋さんでもあります。その悔しさをばねに、日々クレジットカードのお得な使い方についてアンテナを張っています。アンテナを張って入手した無理なくできるお得なカード情報を、お得なカードライフを広めるために皆さんに分かりやすく伝えられたらいいと思っています。 寄稿者にメッセージを送る

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