株主優待銘柄をメインに運用を検討している方向け 利益による株数取集法と、メリット・デメリット

利益で優待銘柄を集める

今回は、株主優待銘柄をメインに運用を検討している方向けに、利益による株数取集法とその考え方について解説していきたいと思います。

株主優待銘柄に投資する場合は、優待を受け取るための必要株数だけ投資するのが一般的です。

しかし、投資金額に余力がある方は、

利益で必要株数を集めに行くことを検討すること

も有効となりえます。

例えば、

・ 株価 2,000円
・ 株主優待最低必要株数 100株
・ 資金 1,000万円
・ 手数料なし

の場合、この株を2,000円で5,000株買い付けたとすると、買い付け金額は1,000万円となります。

この株が2,040円となると元本は1,020万円となります。

この段階で4,900株を売却して元金相当額を回収し、必要株数である100株だけを残しておきます

これを繰り返すことで、元金を残しつつ、さまざまな優待銘柄を集めることが可能となります。

投資は株価が安い順に行う

投資のイメージ

この手法による優待銘柄収集は、資産の回転率が重要です。

優待を取るのに必要な金額が少ない順に投資することで、その収集速度は大幅に向上させる必要があるのです。

もちろん、投資金額が大きくても、株価が大幅に下落しており絶好の投資タイミングの場合は優先して投資する必要がありますので、状況に応じて順番は変えるようにしましょう。

株主優待銘柄投資法のメリット

この投資手法によるメリットは以下の通りです。

(1) 元本を残しつつさまざまな銘柄をそろえることができる。

(2) 金額が大きくなるので、慎重に投資を検討できる。

(3) 優待だけではなく値上がり益を追求できる。

特に重要なのが、(2) の慎重に投資タイミングを検討できるということです。

株主優待銘柄は、最低単位だけなら資金もそこまで必要でないため、買い付けのタイミングが適当になりやすいのですが、投資資金が大きくなると誰でも慎重にならざる負えないため、それを抑制できます

株主優待銘柄投資法のデメリット

この投資法のデメリットは、投資金額が大きくなるので、下落した際には損失が増え、資金を引き揚げることができなくなることです。

これを避けるためには、株価が大きく下落したタイミングを狙うのが最も有効であり、そのタイミングは「価格帯別売買動向」や、その他のテクニカル指標を用いて判断するようにしましょう。

投資をしながら株式の相場観も涵養できる

以上より、株主優待銘柄に投資するにしても、ただ最低単位買うだけでは将来的に資産を塩漬けにしてしまう可能性があります。

この投資法を用いることで、より効率的に優待銘柄を収集することができ、相場観も養えます。

ただし、リスクももちろん伴いますので、自身の投資スタイルと照らし合わせて試みるようにしましょう。(執筆者:白鳥 翔一)

この記事を書いた人

白鳥 翔一(しらとりしょういち)»筆者の記事一覧 (20)

大学院にて化学を専攻し、現在某証券会社にて働いている現役の証券マンです。周りに流されない独自の投資理論で営業活動をしており、そこで得た経験を生かしてライターとしても活動しています。
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