というようなイメージを持っていませんか。
のんびり、出費も都会よりぐっと下がる、というのがメディアが描く田舎暮らしです。
でも、生まれも育ちも地方の筆者はそれは田舎暮らしの一面に過ぎないと考えています。
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目次
田舎暮らしのお金が掛かる点
1. 自家用車・交通費
筆者が生まれ育ったエリアは一家どころか大人ひとりが1台ずつ車を所有するのが当たり前です。
なぜなら都会と違って公共交通機関が発達していないからです。
通勤も買い物も自家用車が基本で、
・ ガソリン
・ 車検や税金などの維持費
は田舎でも都会でも変わりません。
公共交通機関の料金が都会に比べて高くなりがちという特徴もあります。
利用者が少ないので必然的に料金が高くなってしまいます。
ちなみに都会では一駅は歩くことができる距離ですが、地方では到底歩けません。
2. 日用品
一時期都会で生活したことがありますが、都会と田舎の違いは買い物する場所の選択肢の数です。
都会では行動圏内でいくつか購入の選択肢があると思います。
品物によって安い店で購入することもできますし、お店ごとにライバル店よりも少しでも安く売ろうという企業努力が感じられました。
ですが田舎ではそもそもお店の数が多くありません。
生活に必要な日用品は都会でも田舎でもほとんど同じです。
お店の数が少なければ、高かろうが安かろうがとにかくその店で購入しなければなりません。
地方では都会より賃金も下がることがほとんど
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出費は都会と変わらない、むしろ多くなることがあるにも関わらず地方は都会よりも賃金が安くなります。
最低賃金がそもそも低く設定されていますし、例え正社員として勤めたとしても基本給は都会と比べて数万円下がると思っていいでしょう。
これは特にUターン、Iターンを考えている働き世代にとっては大きな問題かと思います。
ましてや家族を養っている立場ならなおさらです。
田舎暮らしは本当にスロー? もう1度よく考えて
もちろん今あげたマイナス点は暮らす街によって違う点もあります。
ですが、
という明るいイメージだけを持って移住すると痛い目を見ることもままあります。
筆者の周りでも移住した、あるいはUターンしたものの「こんなはずではなかった」という事例が散見されます。
では田舎暮らしは家計的にはデメリットしかないのでしょうか。
次の記事では田舎暮らしの家計面でのメリットを考えてみます。(執筆者:金子 ゆかり)