米国株が投資先として注目されています。
しかし、こんな風に思っている人も多いのではないでしょうか。
・ 何を選べば良いのかさっぱり分からない
・ 個別株投資なんて複雑すぎてできない
確かに投資だけで生活をしようとすれば運用益だけで生活しなければならず、多額の資金を必要とします。
しかし月3万円でも用意できれば、米国株で自分年金を積み立てていくことができます。
将来のための貯金を現金ではなく米国株で行えば、現金ではないので無駄づかいもしにくくなります。
それに将来へのインフレ対策にもなり、米国の経済成長の恩恵を受けることもできます。

目次
1万円からでも分散投資
日本のネット証券の米国株取引手数料は安くなりました。
SBI証券、マネックス証券、楽天証券の米国株取引最低手数料が廃止されたため、1万円分の米国株を買っても0.45%の手数料しかかかりません。
1万円の0.45%は45円です。
45円なら米国株投資の少額積立も現実的です。
そして個別株ではなく、ETFというさまざまな米国株が少しずつ入ったパッケージを日本のネット証券で買うことができます。
ETFは少しずつマイクロソフトやマクドナルド、スターバックスなどの米国株が幕内弁当のように入っていると考えれば分かりやすいのではないでしょうか。
米国株初心者におすすめのヴァンガードETF3選
米国株初心者におすすめのETFを3つご紹介します。
ETFにもさまざまな種類があります。
例えば、
・ 高配当の銘柄をたくさん詰めこんだETF
・ ダウやS &P500などのインデックスの構成を再現したETF
などです。
同じ幕内弁当でも、お肉中心、野菜中心など種類があるのと同じようにETFにも種類があります。
ここでは大手資産運用会社のバンガード社の3つのETFをご紹介します。

VUG(バンガード・グロースETF)
VUGは米国の成長株を中心に構成されたETFです。
成長株中心でうまくいけば、大きく上昇する可能性のある銘柄をまとめて買うことができます。
VUGはマイクロソフト、アップル、アマゾンドットコム、フェイスブック、アルファベット(Google)、ビザなどで組まれています。
VYM(バンガード高配当ETF)
VYMは米国の安定した高配当銘柄を中心に構成されたETFです。
VYMの構成銘柄はJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、P&G、エクソンモービル、インテル、シスコシステムズなどです。
VOO(バンガードS &P500ETF)
VOOはS &P500という米国の日経平均のようなインデックス銘柄で構成されています。
VOOの構成銘柄はマイクロソフト、P&G、フェイスブック、アップルなどです。
インデックスに組みこまれる代表的な銘柄=VOOを買えば、丸ごと保有できます。
貯金をするよりも高いリターンが期待できます
米国株の取引手数料値下げによって小口でも米国株ETFを買いやすくなりました。
ここで紹介した中でも高配当ETFのVYMなら2019年11月現在、日本円で1万円前後でも購入可能です。
3万円ほど毎月、捻出できるならVUGやVOOなども選択肢に入れることができます。
貯金の代わりに積み立てで自分の年金を育てれば、将来、ただ日本円で貯金をするよりも高いリターンを期待できます。
まずは1万円からでも貯金を米国株ETFに変えてみてはいかがでしょうか。(執筆者:田守 正彦)