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もう少し貯金するなら「年間シミュレーション」で出費を予想 わが家の1年分を大公開!

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もう少し貯金するなら「年間シミュレーション」で出費を予想 わが家の1年分を大公開!

家計簿をつけていても貯金が貯まらない人や節約に挫折しそうな人には、年間にかかる費用のシミュレーションがおすすめです。

ここで紹介するシミュレーションはポイントを押さえるのみなので、簡単に行えます。

きちんと貯蓄をしたいけれど、ほとんど貯めることができないという人も、ぜひやってみてください。

年間シミュレーション作ってみよう

節約には年間シミュレーションがおすすめ

家計簿をつけていると、このように悩むことはありませんか。

「家計簿はつけているけれど、思うようにお金が貯まらない」

「月の出費がバラバラで、家計の把握ができない」

家計簿をつけて、月にいくら使っているかを把握することは節約の「第1歩」でとても大事なことです。

しかし、それだけで終わってはいないでしょうか。

もう少し節約や貯金をしたい人には、年間にどのくらいの出費が必要になるのかシミュレーションすることをおすすめします

年間シミュレーションで出費を予想

ここで説明する年間シミュレーションは、「1年間の出費を予想するシミュレーション」のことです。

月によってはイベントが重なることがあるので、毎月の出費はどうしても一定額にはなりません

あらかじめシミュレーションすることで、1年間の家計の動きを把握しておきます。

年間シミュレーションすることで、

・ 1年間のお金の動きを予測できる
・ どの月にどのくらい貯金できるのか大まかな予想を立てられる
・ 1年間で貯める金額が決まりやすい
・ 節約意識が高まる

というメリットがあります。

年間シミュレーションと聞くと、「面倒くさい」、「難しい」と身構えてしまう方もいるかもしれません。

しかし、自分の家庭に関わるイベントをピックアップして、予算を予想するのみです。

思っているよりも簡単なので、1日でできてしまいます。

年間シミュレーションの仕方

シミュレーションは1年分ですが、紙は1枚でOKです。

シミュレーション結果を記した紙やノートは、なくさないように保存しましょう。

私の場合は、家計簿に年間シミュレーションの用紙を入れています。

1年間で貯金をしたい目標額を仮決定する

目標金額を決める

まず、1年間でどのくらい貯金をしたいのかを考えましょう

この時はあくまでも仮決定です。

年間シミュレーションをした後で、貯金の目標額に無理がないかを確認します。

それぞれの月のイベントをピックアップ

まず、家庭に関係する出費が必要になるイベントを月ごとにピックアップしましょう

出費が必要になるイベントを次のように一覧にしましたので、参考にしてください。

この後、イベントごとにかかる費用を記入するので、「お正月(  )」のように、イベントの後ろはスペースを少し開けておきましょう。

イベント一覧

・ 1月  お正月、お年玉、正月の大売出し
・ 2月  バレンタインデー
・ 3月  ひなまつり、ホワイトデー、入学準備による出費
・ 4月  入学・進級による学費、歓迎会
・ 5月  ゴールデンウィークによる出費(旅行・外出など)、こどもの日、母の日
・ 6月  父の日、結婚出席費
・ 7月  お中元、夏休みの旅行
・ 8月  夏休みの旅行・帰省費 服のセール
・ 9月  運動会
・ 10月 ハロウィン
・ 11月 ブラックフライデー
・ 12月 お歳暮、クリスマス(プレゼント・ケーキ・料理など)、正月料理費、忘年会費、帰省費

服飾品のセールは、ひと昔前までは8月と1月が大きなセールの時期でした。

しかし、今では他の月にも行われていることが多くなりました。

そのため、自分がよく服を買う月に被服費の設定をするのもいいでしょう。

旅行については子供のいる家庭では夏休みに旅行をする人が多いため7~8月に記入します。

しかし、夏休みの旅行に7月に行く人もいれば、違う時期に行く人もいるので、予定に合わせて考えてください

上記に書いたイベント以外にも、誕生日なども出費が必要なイベントです

自分の家庭独自の出費も入れましょう。

大まかに予算を考え、それぞれの月の合計を出す

イベントの書き出しをしたら、次に、そのイベントの予算を書いていきます。

例:お歳暮 3,000円、クリスマス・計1万4,000円(プレゼント3人分 1万円・ケーキ 2,000円・料理 2,000円)正月料理費 5,000円

細かいと後から凹むことがある

予算はあくまで大まかに予想することがポイントです。

計画を張り切り、細かく100円単位まで予想を立てると、予想よりもお金がかかった際に落ち込むことがあるからです。

「こんなはずじゃなかったのに」と後悔することや、節約のモチベーションが下がることがあります。

予算は「予想よりも少し多いかな」と思うくらいの金額で、少し多めに組むとよいでしょう。

予算が余る分には困りませんし、お金が残れば貯金に回すことができます。

ちなみに私の2020年の年間シミュレーションはこのような感じです。

我が家の2020年の予算

家族構成:夫婦、高校生(長女)1人、小学生(長男)1人、未就学児(次男)1人


・ 住宅・車のローンはないため、記載なし。

・ 妻の母、夫の父は健在のため、母の日と父の日の予算を組んでいます。

・ 夫はセールに興味がないため、妻と長女のみ。

出費の多い月と、少ない月が出てくる

年間シミュレーションをすると、出費が多い月と少ない月があることがわかります。

特に、年末年始や3~4月のシーズンは出費しやすい時期です。

このことから、いつもの月より出費が多い年末年始に向けて、10~11月は出費を節約するなど、あらかじめ対策を考えるといいでしょう。

このように、費用の予想をすると、貯金が多めにできそうな月と、できなさそうな月を知ることができます

それぞれの月にいくら貯金ができそうか予想する

貯金のできる月とできない月を知ることができたら、月ごとに貯金ができそうな額を書いてみましょう。

この額も大まかに書いてみてください。

最後に、貯金ができそうな額の合計を出しましょう

目標に届かないなら予算を削ることも考える

最初に仮決定した貯金の目標額と実際に貯めることができそうな額を比べる

「最初に仮決定した貯金の目標額」と「貯めることができそうな額」を比べてみましょう。

目標額よりも実際に貯めることができそうな額が多い場合には問題ありませんが、少ない場合には修正が必要です。

貯金の目標額に貯められそうな額が届かない場合

・ イベントにかかる予算を低くする

・ 貯金の目標額を下げる

・ イベントにかかる予算を削る

イベントにかかる費用を大まかに設定しましたが、工夫次第で節約できます

例えば、クリスマスの外食をホームパーティーにする、ゴールデンウィークと夏休みの旅行を、夏休みのみ旅行にし、ゴールデンウィークはお金がかからない場所に家族で出かけるなどです。

このように、少しずつプランを変えると節約できるので、予算を削ることができます。

貯金の目標額を下げる

貯められそうな額と貯金の目標額の差が大きい場合には、目標額を下げることをオススメします。

イベントにかかる費用を節約するにも限界があり、また、予算の削りすぎは家族から不満が出るもとです

そのため、最低限貯めたい金額まで下げるなど、目標額はやや低めに設定すると達成しやすくなります

修正をして、新しい1年間に貯める金額を決めましょう。

シミュレーション用紙は保存して来年の計画へ

シミュレーション用紙はなくさないように、家計簿と一緒に保存しておきましょう

月の予算や貯蓄の進行度を確認する際に、シミュレーションを見て月の予算を考えていきます。

また、次の年にシミュレーションをする際には、このシミュレーションを見ながら計画することをおすすめします。

新たにイベントを書き出す手間が省けると同時に、予算の予想が前の年よりもしやすくなります

着実にお金を貯められるようにしましょう

ポイントは

・ 1年にかかるイベントと予算を書き出す

・ 予算は大体の金額を少し多めに予想

・ 月のイベントの予算をみて、貯金できる金額を月ごとに書き出す

・ 1年間に貯金をする目標額を決める

です。

書き出しがほとんどなので、思っているよりも簡単にできます。

年間シミュレーションは1回行えば、基本ほとんど修正することはありません。

貯金や節約に挫折をしないためにも、着実にお金を貯められるようにシミュレーションしてみてください。(執筆者:藤代 聖子)

《藤代 聖子》
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藤代 聖子

3人の子供がいるWebライターです。過去に借金をしたことから節約を猛勉強し、完済をした経験があります。現在は教育資金と老後のための貯蓄が目標です。無理をせずに、日々の生活に取り入れやすい節約術の提案をしていきたいです。 寄稿者にメッセージを送る

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