せっかくのお正月だし、縁起物だから、と用意したおせち料理。

しかし日にちが経つと、家族に人気のない料理ばかり残ってしまいませんか。

そのころは家族もおせち料理に飽きてきて、ほかのものが食べたいと言い出したりします。

もとをたどればおせち料理は、神様へのお供えものでした。

神様にお供えしたものをいただくということは、神様の力を分けてもらい一年健やかに過ごすという意味があるのです。これは残すわけにはいきません。

しかも、おせち料理の準備にかけた時間、労力、費用を考えると、ムダにはできません。

SUMOの「おせち料理で、なぜか最後まで残ってしまうものは?」という調査によると、1位黒豆、2位田作り、3位なます、とのことです。(参考:SUMO)

どれもしっかり濃い味付けで、リメイクはしづらそうに思えます。

しかしそれぞれの特徴をつかめばリメイクは自在です。おせち料理をリメイクして、おいしくムダなく最後まで食べつくしましょう!

黒豆はスイーツに

甘い豆=あんこと考えてみましょう。あんこは乳製品との相性がピッタリです。

ここで紹介するレシピは混ぜるだけなので、小さなお子さんとも一緒に作れます。

1. 黒豆アイス

1 市販のバニラアイスをしばらく常温におく
2 アイスが柔らかくなったら、たっぷり黒豆を混ぜる
3 器に盛りつける

リッチなアイスクリームに甘じょっぱくてねっちりした黒豆が好相性です。

2. 黒豆チーズケーキ

1 クリームチーズを常温にもどす
2 柔らかくなったクリームチーズに黒豆をたっぷり混ぜる
3 クラッカーやクッキーにのせる


ブランデーやラム酒を混ぜると大人の味です。おやつにもおつまみにも合います。

3. 田作りはうまみの塊

田作りは主にカタクチイワシで作ります。

これは煮干しと同じ魚です。つまりダシの塊なのです。

田作りをリメイクするときはうま味を活かすのが正解です。

4. 炊き込みご飯

1 ニンジン、ゴボウ、しいたけ、油揚げなど好みの食材を切る
2 いつも通りの水加減のお米に1,と田作りを入れる。味付けは醤油のみでうすいお吸い物くらいに調整する
3 炊飯器で炊き上げる


ダシを入れる必要はありませんし、田作りに味がついているのでここでは調味料を控えめにできます。

栄養は豊富だけど食べる機会の少ない小魚を、骨ごと頭から丸ごと食べられます。

5. ふりかけ

1 オーブンシートの上に田作りを広げ、電子レンジでカリカリになるまで加熱する
2 ミキサーやすり鉢で粉状にする
3 ご飯にかけるのはもちろん、うどんやお好み焼きにも合う


一緒にかつおぶし、小エビ、ゴマ、青のりなどを混ぜてもおいしいですよ。栄養豊富なご飯のおともになります。

6. なますはサラダの素

大根とニンジン(生野菜)を塩と酢と砂糖で味つけしたものです。

これは生野菜+ドレッシングのサラダと同じ組み合わせです。食材を一品くわえたり、風味をたすことでバリエーションを広げられます。

7. ハムのマリネ

1 ハムを半分に切る
2 なますにレモン果汁をくわえ混ぜる
3 ハムでなますを円錐型に巻いてようじでとめる


レモンの香りとさわやかさがくわわって、新鮮な味わいになります。華やかでおもてなしの前菜にもピッタリです。

8. お刺身でカルパッチョ

1 お刺身をお皿に並べます
2 お刺身の上になますを汁ごとのせる
3 しばらくおいてなじませてからいただく


脂ののった冬の魚も野菜と酸味と合わせればさっぱりと食べられます。

お刺身のふちが白っぽくなるまでしっかりつけてもおいしく食べられます。

どれも3ステップで簡単にできますので、ぜひ試してみてください!

普段と目先の変わった料理は食卓の話題にもなります。

残ったおせち料理だとしても、楽しく、みんなで食卓を囲むことができます。

神様の力を一つもムダにすることなく体におさめて、元気に1年を過ごしてくださいね。(執筆者:小原 水月)