生命保険の見直しが自分でできて、家計が潤うならうれしいのですが、

「生命保険の見直しって、どこからやるの?」

「保険証券の見方がよくわからない」

「ややこしそう」

という方も多いと思います。

そこで当記事では、「生命保険の見直し超カンタンガイド」をFPとして金融機関で18年間、お客様の保険見直し相談を受けてきた私がお届けします。

具体的には

・ 生命保険を見直すべき人
・ 見直しの手順
・ 見直しの超具体的方法

についてお話します。

知ることにより「生命保険の見直し」がグッと前進する可能性が高くなります

生命保険の見直し

生命保険を見直すべき人チェックリスト

以下の項目のなかで1つでも当てはまるものがある人は「生命保険を今スグ見直すべき人」です。

A:保険会社との付き合いで長年更新を続けている人

B:結婚・離婚・出産・子供の自立・退職など人生の節目にある人

C:自分が何の保険に入っているのが良く分かっていない人

D:見直しをしようと思ったまま、なんだかややこしいので置いてある人

A:保険会社との付き合いで長年更新を続けている人

毎年ニコニコとカレンダーを持ってきてくれる保険のお姉さんは、いつも世間話をして、悩み事や困りごとも「そうよねえ~」と聞いてくれる。

更新の時期が来ると「〇〇さんに1番良いのにしておきましたので~」っと言ってくれるので、払うお金は少し増えている気がするけどまあいっかと思ってしまう

説明も丁寧にしてくれるけど正直言ってよくわからない

Aパターンの人は

・ 自分の家庭の生命保険なのに他人任せにしてしまっている

・ 世間話も良くするので友達みたいになってしまい断ったり内容を深く聞いたりできない

・ 割高な保障や不要な保障に入っている場合がある

→ 1度、自分自身で補償内容について確認してみることが大切です。

B:結婚・離婚・出産・子供の自立・退職など人生の節目にある人

家族構成や収入構造が変わるときは保険の見直しタイミングです。

・ 家族の構成人数が増えることで、必要な保障額が変わる → 結婚・出産など

・ 必要な保障額が実質減る → 離婚・子供の自立など

・ 払える保険料が変化する → 退職・離婚など

Bパターンの人はこれからの自分自身と家庭の状況に合った保障に切り替えることが大切です。

C:何の保険に入っているのかよくわからない人

生命保険に加入する時には考えて加入したつもりだけど、随分前のことで忘れた。

年末調整の時に生命保険控除に使う書類を見るだけであとは放ったらかし。

Cパターンの人は1度、今現在のご自身を取り巻く状況を把握してみると、スムーズに生命保険の見直しができます

D:生命保険の見直しってややこしいと感じている人

生命保険の見直しをややこしいと感じる方も多いです。

生命保険の見直しを断念したHさんのケース

「よし! 自分で見直しをしてみよう。」


保険証券を並べると

何が書いてあるのかよくわからない → 漢字やカタカナ用語、数字が並んでいてわかりにくい

自分での見直しを断念

「やっぱ、プロじゃなきゃ無理かなあ」

と考えますが、そんなことはありません。

次の3ステップの手順に沿ってご自身で保険の見直しにチャレンジしてみましょう

生命保険の見直し やることはたったコレだけ3ステップ

見直しの3ステップ

「よし!見直すぞ」と今加入している保険証券を取り出して見直すのは少し待ってください

次の3ステップ手順で生命保険の見直しはグッと考えやすくなります

ステップ(1):自分自身や家族がどのように守られているかを大まかに知る

ステップ(2):(1)だけではどうしても足りない保障について必要性を考える

ステップ(3):(2)でわかった必要な保障について最低限の負担額でそろえ、それ以外の保険をカットする

ステップ(3)で初めて今加入している保険証券をチェックします

家庭がどのように守られているかを大まかに知る

自分や家族に起きるさまざまなアクシデントがあります。

その時受けられるサポートにはどんなものがあるでしょうか。

代表的なものを、相談例とともに紹介します。

一家の稼ぎ頭が亡くなった場合

【相談例】
世帯主45歳(会社員、勤続25年)、妻のYさん38歳(パート勤務)、長男6歳、次男4歳

現在住宅ローン返済中の持ち家あり(毎月10万円返済中)

「世帯主に万一のことがあった場合、残された私たちはどうなるのでしょうか?」

世帯主死亡の際、Yさんはどのようなサポートを受けられるのか紹介します。

公的年金

遺族基礎年金

支給例:18歳未満の子2人が居る配偶者  

78万100円 + (22万4,500円 × 2人分)=122万9,100円(年額)

遺族厚生年金

支給例:厚生年金加入期間25年、平均標準報酬額30万円だった被保険者(亡くなった人)の妻

36万9,968円(年額)

住宅ローン

団体信用生命保険ローン契約者が死亡または高度障害状態で住宅ローン残高が0円になる

これらのサポートにより

Yさんは、122万9,100円 + 36万9,968円=159万9,068円(年額)

つまり約160万円を長男18歳までは受け取ると試算されます

さらに今まで月10万円返済していた住宅ローンはローン残高0円になります

その他の世帯主死亡時の公的なサポートには以下のようなものがあります。

・ 亡くなった方が自営業者であった場合の寡婦年金

死亡一時金(寡婦年金と死亡一時金はどちらか一方支給)

・ サラリーマンの業務での死亡であった場合には労働者災害補償保険(労災保険) の遺族補償年金(pdf)

諸条件などは公式サイトや年金事務所にて確認してください。

【大切なこと】

一家の稼ぎ頭が亡くなった場合であっても、残された家族が無収入になるわけではなく公的な保障などがあるとしることです。

他にもさまざまな場面で公的なサポートがあります

病気などで入院する場合

健康保険関係

高額療養費制度

支給例:年収400万円・70歳未満・3割負担の人が窓口で1か月分の医療費30万円を支払った場合

→ 21万2,570円が高額医療費として還付され最終自己負担は8万7,430円

病気やケガが原因で働けなくなった場合

健康保険関係(国民健康保険以外)

傷病手当金

・ 業務外のケガや病気で
・ 4日以上休まなくてはならず
・ 給与支払いがない場合に

最大1年6か月まで、おおよそ給与の3分の2が支給されます。

労働者災害補償保険(労災保険)

休業補償給付

・ 業務中や通勤中に関わるケガや病気で
・ 4日以上休まなくてはならず
・ 給与支払いがない場合に

おおよそ給与の8割程度が支給されます。

【大切なこと】

細かい金額を算定しようとすると「難しい」と感じてしまうので、まずは公的保障が日本は充実しているとしることが保険見直しの第1歩です。

足りない保障について考える

足りない保障 について

公的なサポートを大まかに知ると、「それでも足りない部分」が見えてきます。

その中で、「月額保険料を払ってでも準備しておきたい保障は何か」を考えます。

※足りない部分を全て民間保険で準備するわけではなく、「保険」を使うのか他の「貯蓄」を使うのかさまざまです。

ここでは保険で準備する場合を考えます。

一家の稼ぎ頭が亡くなった場合

例えば、死亡時のYさんの例では、年額160万円のサポートがあると試算されました。

ここからスタートして

・ Yさんのパート収入を考慮

・ それでも足りないと感じる部分について

民間生命保険の死亡保障で準備することを検討します。

病気などで入院する場合

「高額療養費」のサポート外の負担について考えます

例えば

・ 差額ベッド代や入院時にかかる雑費

・ 先進医療にかかる費用(ガンの治療などに多い)

・ 最低限の自己負担額以上にならないとサポートされない

(先ほどの例では8万7,430円=日額約3,000円は自己負担となる)

日額3,000円入院保障や先進医療費を民間医療保険で準備することを検討します。

病気やケガが原因で働けなくなった場合

自営業の場合には、傷病手当金や休業補償給付がありません

→ 民間生命保険の「収入保障保険」などで準備することを検討します。

最低限の負担額でそろえ、それ以外の保険をカットする

「足りない保障」のなかで「毎月保険料を払ってでも準備しておきたい保障」が確認できましたか。

例えば

・ 死亡保障はやはり最低1,000万円は必要

・ 医療保険は入院日額3,000円準備しておきたい

と考えたとします。

そこでインターネットで「死亡保険」、「医療保険」について試算します

すると大体の月額保険料が画面で試算できます。

試算した金額と、「今まで加入していた保険証券」を見比べます

「今まで加入していた保険」が、試算と合っていれば保険はそのままでOKです。

「今まで加入していた保険」が、試算と内容や金額が違う場合は、「加入しなおしや解約」を検討します。

簡単3ステップで自分の保険について考えてみよう

生命保険についてご自身で考えることは、将来への安心につながります。

見直した後は保険料や保障についても納得します

それだけで家計ストレスはかなり軽減できます。

簡単3ステップで「生命保険の見直し」に挑戦してみてください。(執筆者:安藤 環)

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