2019年10月の記事で隠れた優良銘柄としてワークマン(7564)を紹介しました。

ガテン系の特徴を生かし、おしゃれなアウトドアファッションの地位を確実に固めています。

本記事では、2月4日に決算を控えるワークマンの投資戦略を解説します。

30%近い成長率を維持する 「ワークマン」

月次速報では好調を維持

ワークマンはおしゃれなアウトドアファッションとしての評価を固め、高成長を続けています。

同社のような小売企業は、主に投資家に向けて月次の業績速報があり、1月6日に12月度の月次速報が発表されました。

既存店売上高は、前年同月比28.7%の増加となり、27か月連続で前年実績を上回り、30%近い増収で人気は維持されているようです。

さらにこの発表で注目されるのは、

インナーシャツやタイツの好調さ

です。

これまではファーストリテイリングが展開するユニクロのヒートテックが、冬のアンダーウエアで独占的な人気を維持していました。

しかし、ここにきてユニクロを脅かす勢いで、ワークマンのアンダーウエアが人気を集めています。

事実、ファーストリテイリングの第一四半期決算は下方修正となっており、ワークマンのアンダーウエアを無視できない状況になってきています。

前回の記事で、ユニクロが機能性アウトドア商品に進出することを、ワークマンのリスク要因として紹介しましたが、実際は

「ワークマンがユニクロのアンダーウエア商品のシェアを奪いに来ている」

といえます。

もしワークマンのアンダーウエアが、ユニクロにとってかわれば、ワークマンはただの新興企業から、より高い価値を持つ企業として評価が変わってきそうです。

ワークマンホームページ

≪画像元:ワークマン

好財務・好業績でもユニクロの1/10の売り上げ規模

業績好調で高財務のワークマンですが、売り上げは700億円台となっており、国内ユニクロ事業の売上高が約9,000億円であることを考えると、10倍以上の成長余地があります。

ファーストリテイリングは海外ユニクロ事業も売上高9,000億円の規模を誇っており、ワークマンから見れば、ユニクロを追いかけるだけで20倍の成長余地があるということです。

もちろん、消費者が両社を同じブランドとみなし、置き換えるとは限りません。

しかし、独自のブランド戦略で一般消費者の需要を開拓してきたワークマンには、ユニクロを脅かすだけの可能性を感じられます。

そうなると、投資対象として考える余地は十分にあるといえるでしょう。

ワークマンへの投資は十分にもうかるのか

2019年10月に紹介したとき、ワークマンの株価は調整していました。

株価1万円を目前に7,000円台まで下落していました。

その後、11月下旬から再度高値を更新し、1万円を付けています

現在は9,000円台ですが、これからの上昇の準備段階とみなせそうです。

株価の割安性を示すPERは71倍と、前回紹介した時より高くなっています。

しかし、月次報告を見る限り30%近い成長率を維持しているので、決して割高な株価と言うわけではなさそうです。

仮に、今後10倍の売り上げ成長を見込むなら、株価は控えめに見ても5倍は伸びるでしょう。

長期的視点で業績発表をチェックしながら追っていけば、優秀な投資対象になってくれそうです。(執筆者:卜部 友二)