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【株式投資】株価急変時に発生する「窓」を狙った売買手法「窓埋め」を注意点も含めて解説

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【株式投資】株価急変時に発生する「窓」を狙った売買手法「窓埋め」を注意点も含めて解説

今回は、株価急変動時に発生する「窓」を狙った売買手法について解説していきたいと思います。

「窓」とは

三空踏み上げと三空叩き込み

≪画像元:マネックス証券

」とは、ローソク足とローソク足の間の売買が行われなかった価格の空白地帯のことを言い、何かしらの材料で株価が大きく上下に振れた場合に形成されます。

この窓が3回現れることを「三空(さんくう)」と言い、その後にトレンドが転換する可能性が高くなるのです。

「窓埋め」とは

通常、株価は値を刻みながら上下を繰り返すのが正常な状態であり、窓を開けて株価が動くとこれを埋めるような市場エネルギーが発生します。

この空白地帯を埋めるように株価が調整することを「窓埋め」と言い、投資判断の確度を高める材料とすることができるのです。

特に、大きく窓を開けた銘柄は投資チャンスに繋がり易くなるため、そのサインを見逃さないように日々銘柄を監視しておく必要があります。

しかし、急変動した銘柄に投資することになるため、その投資タイミングは非常にシビアなものとなり、注意しなければいけない点がいくつかあります。

「窓埋め」を狙った投資の注意点

「窓埋め」を狙った投資の注意点

その注意点は、次の通りです。

1. 信用倍率に注意

「窓埋め」を狙ったトレードは誰もが注目しているため、その需給には最大の注意が必要です。

特に注意すべきなのが信用倍率です。

短期トレードを狙った信用取引による買いが短期的に膨らみ過ぎると信用倍率が急激に高まり、「窓埋め」までに想定以上の時間を要する可能性があるので注意が必要になるのです。

2. 価格帯別売買動向に注意

大きく株価が動いた銘柄の場合、その値動きが落ち着くまでに相応の時間を要する場合があります。

そのため、投資タイミングを見誤ると予想外の損失を出してしまう可能性があるのです。

それを避けるためにも

価格帯別売買動向から売買がどの価格帯で増え始めてきているのかを慎重に見極める

必要があります。

また、時間分散で買い下がっていくことも戦略として有効ですので、1度に投資するのは避けるようにしましょう。

「どのテクニカル指標を参考にすべきか」を正確に判断

以上より、「窓埋め」を狙った売買は、窓が大きければ大きいほどリターンが大きくなる可能性があるため、短期~長期投資的な観点において非常に有効な判断材料となる可能性を秘めています。

しかし、上記の注意事項にあるように暴落・暴騰した銘柄はその値動きがすぐに止まるわけではないので、売買する際には細心の注意を払う必要があるのです。

その確度を高めるためにも、急変動した銘柄に投資する際にどのテクニカル指標を参考にすべきかを正確に判断できる力を身に付けておくようにしましょう。(執筆者:白鳥 翔一)

《白鳥 翔一》
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白鳥 翔一

白鳥 翔一

大学院にて化学を専攻し、現在某証券会社にて働いている現役の証券マンです。周りに流されない独自の投資理論で営業活動をしており、そこで得た経験を生かしてライターとしても活動しています。 寄稿者にメッセージを送る

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