フリマアプリを使えば、商品を安く買えることはもちろん、家にある不用品や仕入れたものを売って誰でも簡単にお小遣いを稼げます。
現在、メルカリをはじめとするさまざまなフリマアプリがリリースされていますが、利用者数ではメルカリが断トツに多く、他のフリマアプリの追随を許さない状況です。
利用者数の多さは売れやすさに直結しますから、売る側もほとんどの人がメルカリを利用していると思います。
しかし最近、販売手数料の安さからラクマも注目されています。
商品を売ると必ず引かれてしまうのが販売手数料です。
2020年2月現在、ラクマの販売手数料は商品代金の3.85%、メルカリの10%と比べて半分以下です。
どうせ売るなら手数料の安いラクマで売りたいというのが販売側の正直な気持ちです。
しかし残念なことに、メルカリとラクマの利用者数にはまだまだ大きな開きがあります。
いくら販売手数料が安くても商品が売れなければ意味がありません。
では、メルカリとラクマでは、どのくらい利用者や売れやすさに違いがあるのでしょうか。
今回は、メルカリとラクマでユーザー数の差を検証してみました。

目次
ラクマとメルカリのユーザー数を実際に検証
メルカリには、商品がどれだけ見られているかが分かる「閲覧数確認機能」が以前からあったのですが、その機能がラクマにも実装されました。

メルカリとラクマに同じ商品を同じ時刻に出品し、この閲覧数でユーザー数の違いを検証しました。
検証条件
検証条件は次の通りです。
・ 同じ写真を使う
・ 同じ価格で出品
・ ほぼ同じ時刻に出品
・ 出品から約13時間後に閲覧数を確認
パソコンから複数ブラウザを使って出品していますので、各商品の出品タイムラグは数十秒程度でほぼ同条件です。
検証結果
6個出品後、13時間後に確認した閲覧数の結果は以下の通りです。
まずは、メルカリを見てみましょう。

筆者の扱っている商品ジャンルはあまり人気のないジャンルですので、メルカリで大体14~35くらいの閲覧数でした。
人気のあるジャンルであれば、また変わってくると思います。
細かい差については後で詳しく解説しますので、まずはざっくりこの数字を覚えておいてください。
では、次にラクマを見ていきましょう。

閲覧数6~11回と、比べるまでもなく明らかにメルカリよりも閲覧数が少ないです。
どの程度の差があるのかを分かりやすくするために一覧表にしました。

6個の商品の閲覧数を見てみると、差の少ない商品でも1.4倍、差の大きい商品ではなんと5.2倍もの差がありました。
つまり単純計算で、商品BやFはラクマの5倍以上メルカリで売れやすいということです。
現状ではラクマの何倍も売れやすいメルカリがおすすめ
今回の検証結果を見る限り、現時点においては、商品を売るならメルカリを使用したほうがよさそうです。
確かにラクマは手数料が安いのですが、そもそも商品が売れなければお金になりません。
しましょう。
ちなみに、
と思う方もいるかもしれませんが、1個しかない商品をメルカリとラクマなどに同時出品するのはメルカリの規約違反です。
2020年の1月にメルカリとラクマに「他フリマアプリとの同時出品は可能か」と問い合わせてみたことがあります。
同時出品に関する規約を読んでみましたが、解釈次第でどうとでも取れる書き方ではっきりと分からなかったからです。
この問い合わせに対するメルカリ側の回答は
とのことでした。
一方のラクマでは、
とのことでした。
2019年の7月に同じ内容で問い合わせた際には、メルカリ側も「トラブルにならないならOK」という回答だったのですが、どうやら変更されたようです。
どちらにしても、2020年2月時点ではメルカリの規約違反になることから同時出品はできません。
トラブルの元にもなるので、1個しかない商品の同時出品はやめておきましょう。
いくつか在庫がある場合には、問題ありません。
※今回検証に使用した商品は検証後、すぐにラクマ側を取り下げました。
1個を早く売るならメルカリ、複数在庫で期限なしならラクマ
やはりというか皆さんが実感されている通り、ユーザー数に関してはメルカリの圧勝です。
閲覧数でラクマの1.4倍~5倍以上の差がありました。
商品や価格によりますが、メルカリはラクマの何倍も売れやすいようです。
どんなに手数料が安くても、売れなくてはお金になりません。
基本的に早めに売りたいものは多少手数料が高くても、メルカリで出品するといいでしょう。
ただし、以下のようなケースであればラクマで出品してもよいでしょう。
・ すぐに売れなくてもいいから手数料を抑えたい
ラクマも2019年頃から徐々にユーザー数が増えてきています。
全く売れない、ということはありませんのでぜひ試してみてください。(執筆者:菊池 貴弘)