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【キャッシュレス事業】還元方法や時期は一律ではない 決済手段ごとに内容と注意点を解説

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【キャッシュレス事業】還元方法や時期は一律ではない 決済手段ごとに内容と注意点を解説

2019年10月より実施されている「キャッシュレス・消費者還元事業」(以下、「キャッシュレス事業」)も、2020年6月の終了まで残り半分近くとなってきました。

多くの方が還元の恩恵を受けているかと思いますが、実は、支払い方法によって還元方法・還元時期が異なるのです

知らないと還元を受けられない可能性もありますので、この記事では主な決済手段別に還元方法・還元時期を表で紹介し、特に注意が必要な支払い方法については詳しく解説します。

【クレジットカード】請求時に還元されるものが大半

キャッシュレス事業クレジットカードの還元方法

多くのクレジットカードでは、カード利用代金の請求時に還元額を減算する形をとっています

例えば、1万円の請求があってそのうち還元額が600円の場合、実際に引き落とされるのは9,400円です。

還元時期はカードによって異なり、早くて翌月、遅くても翌々月までには還元されます

ポイント還元のクレカもある

ただし、請求時に減算するのではなくポイント還元をするクレジットカードもあります

楽天カードは楽天スーパーポイント(通常ポイント)、オリコカードはオリコポイントか提携先のポイントでの還元です。

なお、オリコカードは事前登録が必要なので注意してください。

ヤフーカードはPayPayボーナスライトで還元される

ヤフーカード

≪画像元:ヤフーカード

ポイント還元で注意が必要なのがヤフーカードで、カード利用で貯まるのはTポイントですが、キャッシュレス事業で還元されるのはTポイントではありません

PayPayボーナスライトで還元されるのでPayPayが必須です。

しかも有効期限が60日しかありませんので、ヤフーカード利用者は早めにPayPayをダウンロードして、還元されたPayPayボーナスライトを使ってしまいましょう。

【電子マネー】還元時期などでもっともクセが強い決済手段

キャッシュレス事業電子マネーの還元方法

電子マネーの還元方法はポイント還元・電子マネーにチャージの2種類ですが、還元時期や注意点などにクセがあります

PASMO・ICOCAは来訪して還元する必要がある

パスモとイコカ

≪画像元:キャッシュレス・消費者還元事業(pdf)≫

首都圏の私鉄などで使える「PASMO」、JR西日本の「ICOCA」でキャッシュレス事業のポイント還元があるのは、1・4・7月です

しかも、自動でポイント還元されるのではなく、来訪して対象の電子マネーからポイント還元を受けなければなりません

ICOCAは、JR西日本の駅に設置された自動券売機などで還元を受けられます

一方PASMOはポイント還元までの流れが以下のように特殊なので、注意しましょう

1. 還元の案内メールが届く

2. PASMOと案内メール(紙に印刷でもOK)を持って指定還元場所へ行く

3. 担当者にPASMOと案内メールを渡す

4. 担当者から還元されたPASMOを受け取る

指定還元場所は首都圏の私鉄の駅改札ですが、全ての駅が対象ではありませんので、PASMOのホームページや案内メールで確認してください。

キャッシュレス還元対象外のSuicaがある

suica

≪画像元:キャッシュレス・消費者還元事業(pdf)≫

JR東日本の「Suica」は、全てのカードがキャッシュレス事業の還元対象というわけではありません

「無記名式Suica」と呼ばれる個人情報などの登録をしないSuica(記念Suicaも含む)については、還元対象外です

キャッシュレス事業の還元を受けたい場合には、個人情報などの登録をした「記名式Suica」にすることで可能ですが、記念Suicaは記名式Suicaにはできません

キャッシュレス事業に参加していない交通系ICもある

・ Kitaca(JR北海道)

・ TOICA(JR東海)

・ はやかけん(福岡市交通局)

については、キャッシュレス事業に参加をしていないため、還元対象店舗で利用しても原則として還元を受けられません

楽天Edyは還元日より90日以内に受け取らないと失効する

楽天Edyの受け取り方

≪画像元:楽天Edy

利用から30日後をめどに還元される楽天Edyのキャッシュレス還元ですが、還元日より90日以内に受け取らないと失効してしまいます

・ Famiポート

・ 楽天Edyの赤いチャージ機

・ ANA国内線自動チェックイン機

・ 楽天Edyアプリ(スマートフォン)

・ EdyViewer(PC)

などから受け取り可能ですので、忘れないようにしましょう。

【スマホ決済】ポイント還元が基本

キャッシュレス事業スマホ決済還元方法

スマホ決済はポイント還元が基本で、還元時期は翌月~翌々月です。

Origami Payは値引きで還元する方法で、即時に値引き還元してくれます

LINE Payは決済手段によって還元時期が異なる

LINE Payの決済手段

≪画像元:LINE Pay

LINE Payは多彩な決済手段を用意していますが、決済手段によって還元時期が以下のように異なります

・ コード決済:数日後

・ オンライン支払い:数日後

・ LINE Payカード:翌月15日前後

・ QUICPay+:翌月15日前後

詳細は、アプリより「LINEポイント → 履歴」と進んで確認してください

大手コンビニで対象の決済手段を利用の場合は、2%が即時値引

セブン-イレブンのキャッシュレス還元方法

≪画像元:セブン-イレブン≫

セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマートなどのコンビニでは、対象の決済手段を利用した場合、2%分が「即時値引」の形で還元されます

TOICA・はやかけんなどキャッシュレス事業に登録していない決済手段であっても、コンビニで還元対象の決済手段となっていれば2%還元を受けられます

キャッシュレス事業に登録している決済手段の場合、即時値引で還元は終了で、決済手段から別途還元を受けることは基本的にできません

ただし、楽天ペイではコンビニからの2%の即時値引に加え、楽天ペイ独自に5%の還元を実施しています

決済手段によって還元方法・還元時期が異なるため注意が必要

キャッシュレス・消費者還元事業

≪画像元:キャッシュレス・消費者還元事業≫

2020年6月まで、対象店舗で最大5%の還元を受けられる「キャッシュレス・消費者還元事業」ですが、一律ではありません。

還元時期は決済手段によって即時~数か月後とばらつきがあり、還元方法も即時値引・ポイント還元などがあります。

還元対象の決済対象とするため利用登録が必要だったり、還元を受けるのに来訪する手間がかかったりするところもあります。

決済手段のホームページなどにアクセスして、還元の注意点を把握しておきましょう。(執筆者:角野 達仁)

《角野 達仁》
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角野 達仁

執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁 角野 達仁

1976年生まれです。極力すべての支払いをクレジットカードでするようにしていますが、カード手数料をとられて損をするうっかり屋さんでもあります。その悔しさをばねに、日々クレジットカードのお得な使い方についてアンテナを張っています。アンテナを張って入手した無理なくできるお得なカード情報を、お得なカードライフを広めるために皆さんに分かりやすく伝えられたらいいと思っています。 寄稿者にメッセージを送る

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