新型肺炎の感染拡大で世界的な株価急落が起き、2/25には日経平均株価も1日で1,000円以上急落する相場となりました。

株安円高に見舞われ、何を買っても下がる気がする方は、今回ご紹介するテレワーク関連企業に注目してみてください。

7月のオリンピックに留まらず、その先まで息長く上昇が見込める銘柄が、今回の相場急落で思わぬ買い場となっています

上昇が期待できる理由と、おすすめ銘柄3選をご紹介します。

今が狙い目の 「テレワーク」関連企業

息長い上昇が期待できるテレワーク関連銘柄

これまで何度となく導入に音頭が取られたテレワークですが、2020年は日本でも本格的な導入時期に入りました

まだ大手企業やIT企業が中心なので、社会全体に広がっている実感はありませんが、投資対象としては買うに十分な理由があります

そもそもテレワークとは

テレワークとは、そもそもどんな働き方を指すのでしょうか。

「テレ(Tele):遠く、離れて」と「ワーク(Work):働く」を合わせた造語です。

一般的には企業のオフィスに出社するのではなく、自宅やサテライトオフィスで仕事をする働き方のことを指します。

情報通信技術が発達した現代社会では、パソコンとネット環境があれば一律的に企業のオフィスに出向かなくても、自宅やカフェで働くことも可能となりました。

テレワークを実施する人を、テレワーカーとも呼びます

通勤の混雑緩和に加え、仕事と育児の両立や介護など、働き方改革の一環で導入が叫ばれましたが、今回の新型肺炎対策や7月のオリンピック対策にも役立つ働き方として日本でも本格導入が始まりました。

なおテレワークのデメリットとしては、コミュニケーション不足によるミスや複数人での会議がリアルタイムに開けないこと、のぞき見や公衆Wi-Fi利用による情報漏洩などセキュリティ問題が挙げられます

と言うことは、このデメリットを解消し、スムーズにテレワークが実行できる環境作りに取り組んでいる企業が、テレワーク拡大時に稼げる企業ということになります

自宅でテレワーク

テレワーク銘柄とは

テレワーク銘柄に挙げられる関連企業は、大きく2つあります。

1. テレワーク導入企業

働き方改革を積極的に導入している企業です。

離職率低下や業務の効率化が期待できるとして同業他社に比較し株式が買われる傾向があります

【導入企業例】トヨタ自動車、ベネッセHD、花王、富士通、NTTデータなど

2. テレワーク関連サービスの提供企業

テレワークと親和性が高いサービスのキーワードは、「クラウド」、「セキュリティ」です。

オフィスではない場所で同じ仕事をする場合、クラウドを経由した情報の共有または保存が必要となります。

また企業のオフィス以外で情報を取扱うため、セキュリティや情報漏洩には注意が必要です。

投資対象とするなら、サービスの提供企業の中から選ぶのが良いでしょう。

政府の助成金制度とは

上記に挙げた大企業のみならず、政府としてはテレワーク推進を国策として進めたい考えです。

現在厚生労働省では「職場意識改善助成金(テレワークコース)」として、在宅またはサテライトオフィスにおいて就業するテレワークに取り組む中小企業事業主に対して、その実施に要した費用の一部を助成する取り組みを行っています。

助成の対象となる事業主は「資本金3億円以下従業員300人以下」の中小企業がメインであるものの、300人程度の中堅企業までなら対象となるようです。

おすすめテレワーク銘柄3選

ではここで、テレワーク関連おすすめ銘柄をご紹介します。

なお当該銘柄は今年に入って既に上昇を始めておりましたが、この急落局面でいったん下落に転じています。

ここで取り上げた銘柄は、2/26時点で25日移動平均よりも株価位置が低い株式に絞っています

【3040】ソリトンシステム

テレワーク関連企業ソリトンシステム

≪画像元:ソリトンシステム

サイバーセキュリティに特化しており「ラッピングボックス」というソフト提供など、官公庁や民間企業での導入が進んでいる企業です。

ただし東証一部銘柄ではあるものの、時価総額が200億円規模につき売却時の流動性にはご注意ください

【4776】サイボウズ

サイボーズ100通りの働き方

≪画像元:サイボウズ

中小企業へのグループウェア導入実績NO.1の「サイボウズOffice」を展開しており、メールやプロジェクト管理、スケジュールなどをワンパッケージでサービス提供している。

モバイル端末をクラウド経由でつなぐ事業展開に期待が集まり、2/25急落相場でも上昇して終わった強い銘柄です。

【4726】SBテクノロジー(ソフトバンクテクノロジー)

ソフトバンクテクノロジー

テレワークを導入する企業向けに、TV会議システムやテレワーク導入サポートを手掛けるソフトバンクが大株主の企業です。

既に企業で導入が進んでいるOffice365を基盤としたテレワーク関連サービスを提供しています

こちらも東証一部銘柄ではあるものの、時価総額が500億円規模につき値動きが大きいことにはご注意ください

V字回復期待があるテーマとして仕込んでおきたい

テレワーク銘柄は以前から注目されていたものの、導入企業が増えず業績に反映されなかったため期待外れに終わっていたテーマ株でした。

しかし今回の新型肺炎問題およびオリンピック時期の対応が待ったなしの状況となり、あらためて脚光を浴びています

株価急落のタイミングでもあり、V字回復期待があるテーマとして仕込んでおきたいです。(執筆者:中野 徹)