アウトレットブック

バーゲンブック、アウトレットブック

≪画像元:八木書店

アウトレットブックとは、新刊として発行されてから一定期間経った未使用の本が低価格にされたものです。

しかし、なぜ新品の本を安く買えるのでしょうか。

お得に売られているアウトレットブックを買う際のメリットやデメリット、またアウトレットブックの安さの秘密を説明します。

筆者は、古本では手に入りづらい使い捨ての子供のドリルなどを買う際に重宝しています。

ショッピングモールやドラックストアなどにアウトレットブックの販売コーナーが設けられています

販売コーナーを常設する店もあれば、不定期に設置する店もあります。

また、アウトレットブックはインターネットサイトでも購入できます

ハイブリッド型書店「honto」

≪画像元:大日本印刷

アウトレットブックは、なぜ安いのか

「新品なのに割引」とはどういうことなのでしょうか。

まず、本には著作物の「再販制度(再販売価格維持制度)」というものがあります。

再販制度(再販売価格維持制度)」とは、出版社が書籍・雑誌の定価を決定し、小売書店等で定価販売ができる制度のことです。

出版社が販売業者に対して商品の販売価格を指定して守らせます。

そのため、販売店は勝手に本の値引きをして販売をしてはいけないことになっています。

しかし、

出版社側が「再販売価格維持制度」の適応外とした書籍・雑誌であれば、未使用の本をアウトレットブックとして割引価格で販売できます

割引価格はさまざまで、20%引きもあれば半額以下もあります

そのため、古本よりもアウトレットブックの方が新品かつ安く購入できることがあります

アウトレットブック買いに向いているもの

趣味・実用本

≪画像元:大日本印刷

アウトレットブックで買うのに向いているものを紹介していきます。

特に、「書き込んだら終わり」という本は節約のためにもおすすめです。

子供のドリルなどの学習教材

書き込み式の子供のドリルは使い捨てなので、数日で終わらせたらもう使えません。

2~6歳向けのドリルは1冊700円程するものが多いので、喜んで勉強するのはいいけれど、思ったより高いです。

新品の状態だと楽しく遊んでいるのですが、「もう1回ここに書いてみたら?」などと言っても、終わらせたドリルに興味を持ってくれない場合が多いです。

アウトレットなら数冊買えるので、とても助かります。

塗り絵

大人用の塗り絵は、書店で1,000円~1,500円程で販売されています。

当たり前ですが、塗ったら終わりであるため1,000円以上する塗り絵はコスパが悪いと感じます。

大人の塗り絵もアウトレットブックとして販売され、年々増えているので、いろいろな種類が見つかります。

今まで値段を気にして買わなかった人も、1,000円以下であれば買いやすいのではないでしょうか。

子供用の塗り絵もありますが、テレビ放送が終了したアニメや戦隊物のキャラクターの塗り絵が多いようです。

子供がそのキャラクターをまだ好きな場合のみに購入することをおすすめします。

趣味・実用で「ちょっと知りたい」もの

趣味や実用で「ちょっと知りたい」と思う内容の本を購入したいという時にも便利です。

「古本屋で見つからないけれど、本屋で買うと1000円以上する」

「新品で欲しいけれど、安く買いたい」

という時があります。

そのような時には、アウトレットブックが便利です。

例えば、園芸や料理、コーヒーや紅茶の淹れ方、文字の練習、「〇〇の謎」のような不思議な本など種類は豊富です。

こちらも1,000円以下で売られていることが多いので、購入しやすいでしょう。

アウトレットブック買いに向いていないもの

あ、制度変わったんだっけ

アウトレットブックはお得で便利ではありますが、次のようなデメリットもあります。

最新情報の収集には向かない

アウトレットブックは「新刊として発行されてから一定期間経った未使用の本」です。

発行されてから年数が経っているため、最新の情報は得られません

特に、制度に関わる内容の本の場合には、制度や法律が変わるたびに改訂されるため、アウトレットブックではなく最新の書籍をおすすめします。

キャラクターが古い

子供向けの本の場合にキャラクターが古いことがあります。

現在テレビで放送中のアニメキャラクターのものは定価販売です。

アウトレットブックとして売られている頃には古くなっていることがあります。

「安くなってお得!」、「ちょっと前のキャラだけど、子供なら喜ぶよね~」と思って購入するのはいけません。

子供のなかでキャラのブームが過ぎてしまっていると、新品でさえ見向きもしないことが多いです。

掘り出し物が見つかることも

未使用の新品本を安く購入できるのがアウトレットブックのよさです。

書き込み式のものなどは、アウトレットブックを購入すると節約になります。

アウトレットブックでは最新の情報を得ることはできないので、年数が経過しても変わらない内容の本がおすすめです。

皆さんも、アウトレットブックの販売コーナーを見かけたら、少し覗いてみると「自分にとっての掘り出し物の本」が見つかる時があります。(執筆者:藤代 聖子)