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【終身医療保険】「短期払い」と「終身払い」特徴・料金・メリットから選び方を解説

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【終身医療保険】「短期払い」と「終身払い」特徴・料金・メリットから選び方を解説

終身医療保険は、病気やケガの入院・手術に一生涯備えられる医療保険で、各保険会社とも主力商品として販売しています。

終身医療保険において、保障内容を決めることと同じくらい大切なことは、保険料払込方法の選択です

そこで今回は、終身医療保険の保険料払込方法について、特徴や選び方を解説します。

「終身払い」と「短期払い」の違い

終身払いか短期払いか悩む女性

終身医療保険の保険料払込方法は、「終身払い」と「短期払い」から選択できます

終身払い」とは、生涯にわたって同じ金額の保険料を支払っていく方法です。

一方で「短期払い」は、保険料を「60歳まで」のように一定期間で払い終える方法です。

毎月の保険料を比較

毎月の保険料負担は、「終身払い」の方が短期払いよりも安くなります

仮に、30歳の男性が終身医療保険に加入する場合の「終身払い」と「短期払い」の保険料はそれぞれ次の通りです。

「終身払い」:
1,531円

「短期払い(60歳払済)」:
2,424円

※国内生命保険会社の終身医療保険で試算

保険料払込総額を比較

ただし、平均寿命を超えて長生きすると、保険料払込総額は「終身払い」の方が「短期払い」よりも高くなるという点に注意が必要です。

上記の条件で、80歳まで生きた場合の保険料は次の通りです。

「終身払い」:
91万8,600円(1,531円 × 12か月 × 50年)

「短期払い(60歳払済)」:
87万2,640円(2,424円 × 12か月 × 30年)

このようにそれぞれの保険料支払い方法には、一長一短があります。

「終身払い」は乗り換えしやすい

「終身払い」のメリットは、契約の途中で他の医療保険に乗り換えやしやすい点です

医療保険は、医療環境の変化や社会保障制度改正などに応じて、保障内容を変えて販売されてきました。

実際にひと昔前の入院給付金には、5日ほどの免責期間が設けられていました。

しかし、入院期間の短期化が進んだ2020年1月現在では、日帰りの入院も保障されるのが一般的です。

老後までに医療保険を乗り換える可能性がある人は、「終身払い」を選択することで、「短期払い」よりも乗り換えまでにかかる保険料負担を低く抑えられます。

「短期払い」は老後も安心

「短期払い」は老後も安心

「短期払い」のメリットは、保険料の払い込みが終わると保険料負担がなくなる点です

病気やケガのリスクが高まり、収入も限定的になりやすい老後において、保険料を負担せずに医療保障を準備できます。

そのため、

病気やケガに備えつつ、老後に自由に使えるお金を少しでも増やしたい人は、「短期払い」

を選ぶとよいでしょう。

加入目的に合った払い方を選ぶ

終身医療保険の保険料支払い方法には、「終身払い」と「短期払い」がありますが、優劣はありません。

あなたがどのような考えで終身医療保険に加入するかによって、どちらを選ぶべきかが変わります。

自分にとってどの保険料支払い方法が合っているのかをよく検討してみてください。 (執筆者:品木 彰)

《品木 彰》
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品木 彰

品木 彰

webライター、ファイナンシャルプランナー。大手生命保険会社や人材会社での勤務を経て、2019年1月よりwebライターとして独立。 保険、不動産、税金、貯蓄術など幅広いジャンルの記事を執筆。妻と息子の3人暮らし。FP技能士2級。 寄稿者にメッセージを送る

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