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【合理的な投資】安定的かつ長期的に利益を増やす「アセットアロケーション」戦略 分散投資の対象と注意点

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【合理的な投資】安定的かつ長期的に利益を増やす「アセットアロケーション」戦略 分散投資の対象と注意点

投資のリスクを回避するために、資産配分(アセットアロケーション)がさまざまなところで薦められます。

アセットアロケーションは、安定的かつ長期的に利益をに増やしていくための戦略で、リスクの低い投資対象から高いものへ分散して投資が行われます。

アセットアロケーション用語解説

≪画像元:SMBC日興証券

たとえば、リスクの高い個別銘柄への投資で大きな損失が生じたとしても、比較的安全なETF(上場投資信託)などに投資していれば、そこから得ている利益でその損失を小さくできます

従って、アセットアロケーションは非常に合理的な投資戦略だと考えられます。

どのようなものに分散して投資するべきかは個々の事情によって異なります。

そこで、今回はアセットアロケーションの戦略を立てる際のヒントを提供するために、分散投資の対象やポートフォリオについて解説します。

若いうちに適切なアセットアロケーションをしておけば、将来退職して年金暮らしをするようになっても安心して生活を送ることができるでしょう。

アセットアロケーションにおける投資の対象

セットアロケーション戦略投資の対象

まず、アセットアロケーションにおいて、一般的にどのようものに資産が配分されているのか整理して解説します。

株式

個別銘柄への投資、ETF(上場投資信託)などの投資信託が含まれます。

たとえば、配当利回りが高い個別銘柄への投資を行って配当金を得るというのも1つの手段です。

しかし、この場合には分析技術が必要でかつリスクが高いので注意が必要です。

そのような

リスクを許容できない場合には、日経平均などの指標と連動するように投資が行われているETFに投資する

のがおすすめです。

ETFで得られる利益で満足できない場合には、積極的に大きな利益を得るブル・ベア型投資信託がよいかもしれません。

しかし、このタイプは中・短期で投資するものなので長期投資を前提とするアセットアロケーションには向かないかもしれません。

現金

普通預金、定期預金、外貨普通預金などの銀行の口座に置いてあるお金がこの分類に含まれます。

世界や国内情勢の変化とともに為替レートも変化しています。

万一の通貨暴落や急落などに備えて、日本円だけではなく複数の外貨を買っておくのがよいでしょう。

特に、米ドルや豪ドルが人気です。

そもそも日本円を金利がほぼ0%である口座に置いておいても、お金は全く増えません

従って、

できる限り日本円を外貨に換えるかその日本円で投資商品を購入する

ことをおすすめします。

一方で、外国で自分の口座を開いて外貨を置いておくのも1つの手段ですがリスクは比較的高いと言えます。

債券

社債や国債が含まれます。

国債と社債は証券会社を介して購入できます。

国は基本的にはなくならないので、国が発行する国債は最も安全だと言われています。

さまざまな種類がありますが、

考慮すべきは償還するまでの期間(満期)

です。

国債の場合、10~40年、10年、2~5年の3種類あります。

社債は企業が発行する債券で、満期は企業によって異なります。

その他

他には、金、銀、不動産など

他には、金、銀、不動産などがあります。

金は安全資産とされており、特に経済が落ち込んだときに買われて値段が上がります

誰でも金を購入できますが、保存する際のコストがかかるので注意が必要です。

また、近年、日本ではワンルームマンションなどの不動産を複数購入する不動産投資が人気です。

不動産投資にはある程度の知識や分析技術が必要ですが、それらに自信があれば行ってもよいかもしれません。

どのように資産配分するべきか

では、上記で挙げたものにどのように資産を分散させるのがよいのでしょうか。

リスクの許容度合いなど個々の事情に合わせてポートフォリオを組むのがよいでしょう。

基本的には利益率が高いほどリスクが上がります

リスクをできる限り避けたいのであれば、債券や投資信託の割合を増やすのがよい

と考えられます。

株式投資が得意な方は多くの資金を個別銘柄に投資してもよいと思いますが、大損する可能性は常にあります。

従って、そのような場合でもリスクヘッジのためにリスクが低めな債券やETFへも投資しておくべきです。

タイプ別などの具体的なポートフォリオの解説については、別の記事で解説します。(執筆者:小田 茂和)

《小田 茂和》
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小田 茂和

小田 茂和

博士持ちのフリーライター兼個人投資家 2011年東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻終了。博士(理学)。MRC分子生物学研究所研究員(イギリス)、基礎生物学研究所研究員・助教などを経て現在に至る。スペイン在住。得意分野は政治、経済、投資、科学、社会、食など 寄稿者にメッセージを送る

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