2008年の学習指導要領改訂以降、小学校から中学校の体育で表現運動・ダンスが必修になり、多数のキッズダンススクールが開校しています。

NHKのプロジェクトから瞬く間に子供たちに浸透した「パプリカ」のブームを見ても分かるように、子供は踊ることが大好きです。

ストレス解消や体力向上のために、何らかのダンスを習わせたいと思う保護者も多いでしょう。

しかし、共働き家庭が増え、複数の習い事に合わせた子供の送迎で疲弊している保護者も少なくありません。

筆者の友人は、子供2人のダンススクールと学習塾の送迎が忙しすぎて、家事の外注費や外食費が増えてしまったと嘆いています。

インフルエンザや新型コロナウイルスなど、感染症が流行する時期には人が集まる場所に行かせたくないという親心もあります。

いま、自宅に居ながらレッスンが受けられるオンラインのダンススクールが人気を集めています。

従来のスタジオ型のダンススクールとどう違うのでしょうか。

詳しく解説します。

おうちでダンスレッスン

オンラインで学ぶダンスレッスンの特徴

オンラインのダンスレッスンでは、体の動きをタブレットやPCのモニター画面越しに学ぶため、スタジオでの対人レッスンとは異なり

「講師のアドバイスがない」ことが最大の特徴です。

しかしダンス動画は何回でも繰り返し視聴可能で、自分の習得度に合わせて一時停止やスロー再生も可能な点は、大きなメリットと言えるでしょう。

子供が同じレッスンを受けている他の子と比べて落ち込むことや、レッスンの進度が早い、他の習い事と時間が被るという心配もありません

月額990円(税込)という低価格と有名講師陣で人気のオンラインダンスレッスン配信サービス「EXPG ONLINE STUDIO」を見ていきましょう。

LDHグループのオンラインレッスン「EXPG ONLINE STUDIO」

2018年に開始した「EXPG ONLINE STUDIO」は、芸能事務所及びエンタテインメント企業LDHグループのダンススタジオ「EXPG STUDIO」が手掛けるオンラインダンスレッスン配信サービスです。

EXPGオンラインスタジオ

≪画像元:EXPG ONLINE STUDIO

鏡張りのダンス専用スタジオで収録・配信される「EXPG ONLINE STUDIO」は、子供向けのレッスンから実店舗「EXPG STUDIO」のレッスンを収録したレギュラーレッスン、世界的ダンサーが教える上級者向けレッスンまで、幅広いレッスン動画が400本以上アップされています。

E-girlsや三代目 J SOUL BROTHERSのメンバーもダンスインストラクターとして登場し、アーティスト自ら自身の有名楽曲の振り付けを教えるレッスンもあります。

参考:株式会社expg プレスリリース

動画再生には、2倍速・1倍速・0.7倍速・0.5倍速の速度調整機能や、正面・左右反転・後方の3視点を選べる視点切替機能などが備わっており、1人でもダンスを習得できるような工夫が凝らされています

レッスン動画の再生メニュー

≪画像元:EXPG ONLINE STUDIO

実店舗型ダンススタジオの特徴

フィットネスクラブやダンススタジオなど、実際の店舗に通って対人レッスンを受ける場合、まず第一に

「講師から直接、指導・アドバイスが受けられる」ことが大きな特徴です。

しかし実店舗ではスタジオの時間割が細かく決まっており、受けたいレッスンの曜日に別の習い事が決まっている、送迎や夕飯の時間帯に影響するなど、必ずしも好きな時間にレッスンを受けられるわけではありません

また、数人 ~ 数十人の規模で一緒にレッスンを受けるため、他の子との実力差や、全体の進度・習得度との差が子供のプレッシャーになってしまう話もよく聞きます

オンラインダンスレッスンと実店舗型ダンススタジオを比較

オンライン型と実店舗型で、受講できる内容にどんな違いがあるのでしょうか。

大手フィットネスクラブで子供向け運動プログラムが豊富な、コナミスポーツクラブのダンススクールと比較してみましょう。

レッスンの曜日・時間・回数

コナミスポーツクラブのダンススクールでは、レッスンの曜日と時間が固定され、週に1回しか受講できません

対してEXPG ONLINE STUDIOでは、レッスン時間は基本的に自由です

レッスン内容の理解・実践のしやすさ

EXPG ONLINE STUDIOは講師の指導やアドバイスがないデメリットがありますが、レッスン動画を何度でも繰り返し、好きな角度で確認できる点は対人レッスンにはない魅力です

しかし、自宅には専用スタジオに設置されている壁型ミラーがないため、動画を見るだけでは自分の体の動きを把握しづらいというデメリットもあります

大きめの鏡を設置できれば改善しますが、スペースがない場合も考えられます。

安価なオンラインレッスンからお試しで始めるのもOK

保護者の立場でも、送り迎えに対する負担や費用と、自宅レッスンという不便さを考えて、どちらのレッスンが良いか考えてみましょう。

月額費用が安い配信サービスでまずレッスンを受講して、子供の意欲が高まれば本格的な対人レッスンのスクールに通うという選択肢もありますね。(執筆者:2級FP技能士 久慈 桃子)