家計支出のなかで、食費は大きな割合を占めます。
そのなかでも、「お菓子」と「お酒」は食費を圧迫する傾向にあります。
食費をセーブして家計のバランスを整えるためにも、目安を決めて買い過ぎないように気を付けましょう。
今回は、食費を圧迫しやすい「お菓子とお酒にかかる金額」をセーブするコツを紹介します。

目次
1人1箱「お菓子箱」でおやつを管理
家族が食べるお菓子は、「なんとなく」で買い物かごに入れている人も多いのではないでしょうか。
1回の買い物で購入すべき量がわかっていれば、買い過ぎや食べ過ぎを防げます。
我が家では、
この箱や保管場所に応じた量を、それぞれの好みの内容で、なくなるごとに補充します。
以前は、それぞれが好きなお菓子を自由に食べていたのですが、以下のデメリットがありました。
・ みんなが好きではないお菓子が残ってしまう
・ ドカ食いする人がいると次の買い物までにお菓子が足りなくなる
節約のためにお菓子のまとめ買いもしますが、「それぞれが食べたいお菓子」を中心に購入しています。
好みのお菓子なので食べ残すことがなく、1人ずつの箱で管理しているため自分のペースで食べられ、次回の買い物までに不足することもありません。
筆者が1人で買い物に行くときは、リクエストを受け付けています。
ただし、
のように、ある程度ルールを設けておくことがポイントです。

お酒は1日あたり〇本と決めて購入
お酒は箱買いで安く購入しているという家庭も多いことでしょう。
しかし、ストックがあるとついつい飲み過ぎてしまうという人もいるのではないでしょうか。
350mlのビールを1日2本消費する家庭なら、最低でも1か月で60本必要です。

節約のために「第3のビール」を飲んでいる家庭も多いことでしょう。
しかし、安いからといって飲み過ぎてしまえば、飲む量をセーブしてビールを飲むよりも高くつくこともあります。
「第3のビール」を1日4本飲んだ場合、1か月のお酒代は1万4,400円ですので、ビールを1日2本飲む場合より金額は上がってしまいます。
お酒を購入するときは、ビールの単価よりも
を目安に必要な量を購入することで、「飲み過ぎ」を防いで食費を抑えられます。
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「来客用」と「お出かけ用」は別に準備しておく
来客が多い家庭であれば、「来客用」としてお酒やお菓子を別の予算で購入することがポイントです。
・お出かけに持って行くお菓子
お菓子やお酒は、自家用消費と接客用を分けることで、お金の流れを把握しやすくなります。
筆者は、子どもがお友達と遊ぶときの分は、別の場所にお菓子をストックしています。
買い出しの前日などに、「お菓子がない」と慌てる心配もありません。
賞味期限が近づいてきたら、普段のお菓子に回しています。

「ある物で過ごす」を習慣にして食費をセーブしよう
お菓子とお酒は、のんびりタイムに欠かせないという人も多いことでしょう。
しかし、食べ過ぎと飲み過ぎは家計を圧迫するため、買い過ぎないように注意が必要です。
食費をセーブするなら、まずは目安を決めて買って、「ある物で過ごす」という習慣を身に付けましょう。(執筆者:成田 ミキ)