※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

【海外投資】マッチングサイト(TinderやPairs)運営企業の5月決算が好調 コロナ禍でも成長の余地あり

投資 海外投資
【海外投資】マッチングサイト(TinderやPairs)運営企業の5月決算が好調 コロナ禍でも成長の余地あり

TinderやPairsで出会いを求める男女が日本でも当たり前になってきました

一昔前、マッチングアプリは「出会い系」と呼ばれアングラなイメージで表立って利用しているとは言いづらいサービスでした。

しかし現在は男女がマッチングアプリやSNSを通して出会うのが主流のようです。

マッチングアプリで出会うカップルの数

≪画像元:How Couples Meet and Stay Together 2017≫

How Couples Meet and Stay Together 2017では「Met Online」の上昇率が極端に伸びていることが分かります。

コロナ禍の恋愛は日本だけでなく世界でも悩んでいる人が多いテーマです。

デートをしようにも一緒に出歩くのは難しく新しい出会いもなかなか見つからない中、出会い系アプリのマッチグループの株価は好決算で大きく上昇しました。

マッチグループは買いの対象としてどうなのでしょうか。

世界の出会い系アプリを支配するマッチグループ(MTCH)

世界中に乱立していたマッチングアプリをM&Aで次々に買収したのがマッチグループ(MTCH)です。

例えばデートアプリで有名なTinderや婚活マッチングアプリのpairsなどが傘下に入っています。

ビジネスモデルは、基本的には無料で登録できるものの、メッセージを送ったり「いいね」を送ったりする機能や相手のプロフィールを見るオプションに課金させていく仕組みです。

基本的には男性の方がお金を払わないと女性にアプローチしづらい仕組みになっています。

よく男女のパーティーで男性だけ参加料を払うシステムがありますが、同じです。

2020年5月の決算はよかった(約9%1日で上昇)

コロナ禍中の2020年5月の決算は市場の予測を上回りました。

具体的にいえばEPSの予測が41セントだったのに対して決算では55セントで、株価も1日で約9%も上昇しました。

参照:マッチグループ決算報告書(pdf)

英語ですが、公式の決算報告書も詳しく知りたい方は読んでみるとよいでしょう。

在宅で愛に飢えた男女がTinderを利用する

決算報告書の3ページのデータが投資家の間で話題になりました。

「Swipe」とはマッチングアプリを利用した方だと分かるのですが、スマートフォンの画面上で気になる男女を切りかえていくことです。

女性が男性をSwipeする回数が3月に入ってから、面白いように伸びていることが分かります

赤いラインが女性、青いラインが男性の数字の推移です。

男女共に伸びていますが、女性の方がよく伸びているのは興味深いデータと感じる方もいるかもしれません。


≪画像元:マッチグループ決算報告書(pdf)

ちなみに男性の課金そのものは減少しています。

コロナ禍ではオフラインでは会いづらいため、仕方ないと考える人が多いためでしょう。

しかし、それを埋め合わせる利用時間の増加が見込まれています。

海外市場のマッチングアプリ利用者も増加中

ちなみにマッチグループの成長余地はアメリカ国外にあります

北アメリカエリアでは課金の伸び率は5%程度でした。

しかし世界でみると+26%の伸びです。

海外市場のシングル層をターゲットにマッチングアプリ市場はまだまだ開拓余地がある分野です。

これからもっと伸びていく予想

≪画像元:マッチグループ決算報告書(pdf)

コロナに適応した新サービスを続々リリース予定

コロナの影響でオンラインのコミュニケーションを取りやすい仕組みがマッチグループのアプリでは導入されていく予定です。

例えば出会い系アプリで1対1のビデオチャットの実装が予定されています

マッチングアプリ自体が成長市場であり、コロナ禍でもオンラインに適応したサービスで、まだまだ伸びる余地がありそうです。

コロナ禍でも成長の余地はあり

マッチグループの決算は市場予測を上回り2020年5月の決算は良好で株価も1日で約9%上昇しました。

現在、男女がマッチングアプリで出会うことは当たり前になっており、北米だけでなく世界的にも珍しいことではなくなっていきそうです。

コロナ禍でもコロナに適したオンラインビデオをはじめとしたサービスの提供もできるため、成長余地もまだまだある銘柄ではないでしょうか。(執筆者:田守 正彦)

《田守 正彦》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

田守 正彦

田守 正彦

フリーランスのWEBライター。教育機関やバンコクの大学で働く傍、海外投資に興味をもち20代の頃から香港やアメリカの証券口座に直接行き、口座を開いて実際に取引をしていました。得意分野は投資・教育・旅行・新しい働き方です。新しい分野にも積極的に挑戦しています。 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集