※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

緊急事態宣言で家計に変化 支出増減の「実例」を費目別にご紹介

ライフ 貯金
緊急事態宣言で家計に変化 支出増減の「実例」を費目別にご紹介

新型コロナの流行による緊急事態宣言から約1か月たちました。

ライフスタイルやそれに伴う支出の変化が大きいご家庭も多いでしょう。

わが家も緊急事態宣言後は生活が大きく変化し、コロナ前とは違った形で支出が増減しています。

そこで、緊急事態宣言後に増えた支出と減った支出についてわが家の実例をご紹介します。

現在行っているコロナ後の支出増対策についてもお伝えします。

緊急事態宣言後に増えた支出と減った支出

新型コロナウイルスの影響で増えた費用

まずは増えた費用をあげます。

1.外食費を除く食費(約2万円増)

もっとも増えた支出は、外食費を除く食費です。

直近1か月で前月比2万円も増加しています。

その理由は2つです。

まったく外食をしなくなった

まったく外食をしなくなって家で食事するようになったので、食材などの費用が大きく増えました

食材をまとめ買いしている

外出自粛で買い物に行けない分、食材や加工食品などの買いだめが増えました

特に、保存がきく冷凍食品や加工食品の購入額は大きく増えています。

2. 衛生用品を含む日用品費(約7,000円増)

この状況下なので、日用品費も増加しました。

価格が高騰した使い捨てマスクを買った

コロナ前にあまり使い捨てマスクを用意していなかったため、ストックが切れてしまい最近、やむを得ず50箱3,300円の使い捨てマスクを購入しました。

外出自粛によるまとめ買い

外出自粛で買い物に行く日が限られているため、必要な日用品をいつもより多めに買っています。

ただ、衛生用品以外は常識の範囲内で買っており、思ったよりも支出は大きく増えていない印象です。

3. 電気代(約1,000円増)

リモートワークで1日中家にいる人数が増えた分電気代が上がっていますが、これは致し方ない支出増加だと受け止めています。

最近暖かくなってガス代が減ったので、その分を増加した電気代に充てています。

4. デジタル関連費用(約1万3,000円増)

家族のリモートワークが始まった際、それまで使っていた古いルーターでは通信に支障があることがわかりました。

そこで急きょ、通信速度が速いルーターに買い替えました。

同時に、給付金を申請するために必要なカードリーダーも買いました。

また、お店に行けない分ネット通販の利用が増えたので、Amazonプライムに加入毎月500円の会費が新たに発生しています。

以上の結果、緊急事態宣言以降の約1か月で通常時より増えた費用の合計は約4万円になりました。

新型コロナウイルス流行のおかげで減った費用

新型コロナウイルス流行のおかげで 減った費用

一方、新型コロナウイルス流行のおかげで減った費用もあります

1. 旅行の移動を含む交通費(1か月あたり約3万円減)

もっとも大きな減少は、旅行による移動を含む交通費です。

旅行も日常の移動もほとんどなくなった現在の交通費はほぼゼロです。

ざっと計算しただけでも1か月あたりの交通費が約3万円減少しており、現在はその分を貯蓄に回しています。

交通費が安い小旅行が多いわが家ですが、今回チェックしてそれなりに費用がかかっていたことが初めてわかりました。

仮に年末まで外出自粛が続けば、4月からの9か月で約27万円も浮く計算になります

また、途中で旅行が可能になっても、少なくとも10万円程度は貯蓄に回せそうです。

2. 飲み会代を含む外食費(約2万円減)

次に大きく減ったのが、飲み会を含む外食費です。

3月、4月の外食費は、なんと家族全員ゼロでした。

1か月あたりの外食費は去年の月平均より約2万円減っています。

外食代を含まない食費は通常の月より約2万円増えていますが、浮いた外食費でその分がプラスマイナスゼロになっています。

3. ガソリン代(約2,000円減)

同じく外出自粛であまり車を使わなくなったので、これまでは毎月だった車への給油が2か月に1回になり、ガソリン代(月約4,000円)が月2,000円に半減しました。

4. 医療費・薬代(約2,000円減)

1か月あたりの医療費も、通常より約2,000円程度減っています

もちろん必要な定期健診などには行っていますが、それ以外の不要不急な受診をしなくなったことが大きいようです。

直近1か月の間に明らかに新型コロナの影響で減った費用は、合計で約5万4,000円です。

そこから増えた費用約4万円を引くと、1か月で約1万4,000円の支出減になっています。

今からできる支出増対策

今からできる支出増対策

以上のように、緊急事態宣言から1か月後に家計簿で支出の増減を確認した結果、意外にも支出は減っていることがわかりました

しかし、最近感染者の減少に伴う緊急事態宣言解除の話が出ており、近々これまでの生活に戻る可能性も出てきました。

そうなるとまた支出が増えてしまう可能性が高いでしょう。

できることなら、コロナ後に支出を増やさずそのような事態を回避して黒字状態をぜひ維持したいものです。

そこで、筆者が、現時点で行っているコロナ後の支出増対策をご紹介します。

調理が簡単な加工食品をフル活用する

食費を増やす外食がやめられない大きな原因の1つが、毎日の料理が面倒なことです。

そこで、筆者は安価な加工食品をフル活用し、これまでになく調理の手間と時間を大幅に省いています

それによって前より料理が苦痛でなくなり、外食への誘惑もかなり減りました。

今後もそれは続けて外食費を浮かせようと思います。

徒歩や自転車での移動を増やして日常の交通費を減らす

外出自粛になってから電車やバスに乗るのが怖くなり、徒歩や自転車での移動が増えました

おかげで、現在は日常生活で発生する交通費やガソリン代が合計月額1万円近く減っています

一方、旅行は楽しみの1つであり、できればコロナ後に再開したいものです。

そのため、日常生活で発生する交通費を抑えて旅行費の積立に回し、日常の移動は極力徒歩や自転車にしたいと思っています。

コロナ前と今の支出を比較しながら、コロナ後の支出増対策をしよう

筆者は以上のような工夫でコロナ後の支出増に備えていますが、今後も折に触れて費目ごとの支出を見直し、コロナ後の支出増に備えるつもりです。

新型コロナウイルスの流行で私たちのライフスタイルは大きく変化しつつあります

その変化を前向きに受け止ながらコロナ前と現在の支出の増減を確認し、それをもとにコロナ後の支出増対策を行ってみてはいかがでしょうか。(執筆者:大岩 楓)

《大岩 楓》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集