「会社を辞める」と決めたら、実際に辞める前にやっておきたいことがいくつかあります。

3つの大切なポイントについて解説します。

1. 退職届は必要か

退職届

退職届は、一般的には退職する際提出しなければなりませんが、場合によっては提出しない方が良いパターンもあります

自己都合の場合

自己都合の場合、個人の都合での退職なので、退職するという意思を会社側に伝えるためにも提出が必要です。

会社都合の場合

会社の都合により退職させられた場合は、退職届は提出しなくてもかまいません

もし、悪質な企業だった場合、会社側の都合の良いように書きかえられてしまったり、自己都合に変更されてしまったりするというトラブルになりかねません

契約満了の場合

契約が満了して退職する場合も、退職届は必要ありません

しかし、契約更新か、そのまま退職か、で変わってくるのでしっかりと会社とコミュニケーションを取りましょう。

2. 雇用保険を確認する

退職することになり、会社にその旨を伝えたところ、雇用保険をかけられていなかったというトラブルが発生することがあります。

雇用保険を支払っていないと、退職後に失業給付金がもらえません

一定以上の従業員数がいる会社は、労働者を雇用保険に加入させる義務がありますが、加入していないブラック企業もあるのが現実です。

未加入だった場合は、2年間さかのぼって保険料を納めればならないなど、失業給付金を受け取るための手続きやお金の動きが大きく変わってしまいます

このようなことにならないように、雇用保険に加入しているか確認しておくことが大切です。

雇用保険の加入状況確認方法

雇用保険の加入状況の確認をしたいときには、給与明細を見てみましょう。

控除項目に「雇用保険」の項目があれば加入しています

この項目がなかった場合は、ハローワークで加入状況の確認ができます

3. 有給を消化する

万歳をする女性

有給休暇を使わずに退職をしてしまうと、その権利は消滅してしまいます。

これはとてももったいないことです。

それを避けるためにも、退職するまでに計画的に有給を取り、最終出社日の前までに有給休暇を消化しておくことをおすすめします。

そのためにも、引き継ぎ相手とコミュニケーションを取りながら予定をハッキリさせておくことが大切です。

休暇を取る権利や会社に勤めている間の努力が水の泡になってしまうことがないように、残りの有給をしっかり確認しておきましょう。

円満退職のために必要な手続きを理解しておく

会社を辞める前にしておく手続きや制度についてご紹介していきました。

会社を退職すると決断したら、やっておかなければいけないことがたくさんあります。

円満退職のためにも、しっかり理解しておくことが重要です。

雇用保険は、事前に確認しておくと退職以外でも役に立つタイミングがあります。

また、有給休暇の取得は自分の権利です。

退職するまでに使っておきましょう。

スムーズに話を進めるためにも、積極的に会社側とコミュニケーションを取ることが大切です。(執筆者:板垣 瑠奈 監修:社会保険労務士 拝野 洋子