共済は有名なものとして大きく以下の3つが挙げられます。

・県(都・府・道)民共済

・こくみん共済(全労済)

・CO-OP共済

TVCMで見たりコンビニエンスストアに冊子が置いてあったり、新聞や広告に案内が入ってあったり、生協の配達員におすすめされたりなどの経験はありませんか。

さらに、県民、こくみん、COOPの三大共済以外に農業関係者が加入しているケースの多いJA共済も有名です。

医療共済、がん共済、生命共済など生命保険と同じような商品を扱っています

共済の加入は特徴やメリットデメリット、通常の保険との差を知ったうえで本当に必要かどうかを判断すべきです。

ここでは共済と保険の差や共済に入った際に生じるメリット・デメリットについて解説いたします。

共済と保険の違いとは

共済の特徴

共済の特徴を把握したうえで、メリットデメリットの比較をしていきましょう。

・ 特定の団体の構成員や組合員による相互扶助

・ 原則、非営利団体

・ 生損保どちらも取扱い可能な共済もある

・ 生命保険会社に比べて商品が限定されている

・ 主力は医療保障や死亡保障、損害保険などのセット商品

・ 年齢や性別問わずに掛金は一律の商品が主力

※運営状況により剰余金は割戻金として還元される場合があります

共済のメリット

共済の大きなメリットは、割安な掛金で複数の保障を準備できるという点です。

共済の1部のセット商品は複数の保障で構成されており、1つの契約で医療、がん、死亡、後遺障害、損害賠償などに備えられます

また、掛金は原則一律となっているケースが多く、1,000円、2,000円など安価なものも存在します。

共済の運営が健全で剰余金が出た場合には掛金が還元されることも珍しくありません。

さらに年齢性別にかかわらず加入できるセット商品もあり、高齢の方も割安な掛金で加入できるため、お金の準備もしやすいのではないでしょうか。

共済のデメリット

共済のデメリット

共済の1部の主力セット商品は終身保障ではなく「定期保険」です。

特に分かりづらいのですが、65歳前後を境に「熟年型」などの名称の保障内容に移行して保障がどんどん下がっていく商品があります。

最終的には85歳前後で終わってしまうものもあるので、この高齢化社会においては注意が必要です。

長生きの場合には保障が85歳で終わってしまい何も残らない場合も考えられます

さらに、病気のリスクは年齢が増加するごとに上がっていく傾向がみられるので、その時期に保障が減っていれば保障額が足りなくなるリスクが存在します。

熟年型の内容に気づいた後に見直しを検討しても保険料は若い時に比べて高額なため、負担が大きくなるかもしれません。

また、健康状態も若い内とは異なり、血圧やコレステロールの薬を飲んでいたり、白内障の手術をしていたり、変形性膝関節症を患っている方も年齢とともに増加しますので、良い保険に入れない可能性も高まります

共済の単品商品 < 生命保険会社の医療保険

三大共済の商品にはセット商品ではなく終身タイプの医療保険など単品の商品も存在します。

しかし、生命保険会社の約45社の中から選択した医療保険の方が、安く保障が手厚いと感じます

また、保険料が一定で保障が減っていくタイプ以外にも、保障は一定だが掛金が上がっていくタイプも存在します

その他、学資保険や火災共済、自動車共済などもあります。

貯蓄とのバランスが大切

共済に限らず、生命保険は無数にある保険商品の中から自分の環境に合った保険を必要な期間、必要な保障額で準備し、掛け捨てと貯蓄のバランスを考えることが大切です。

頻発する小さなリスクは極力自分で抱え、中々起こらないが発生した時には大きなリスクとなり得るものに、保険料を支払う意味というのがあるといえます。(執筆者:永島 隆)