あなたは誕生日が近くなってきてから保険の見直しや加入を考えたことはありますか。

生命保険は年代や性別によって異なりますが、年齢が10歳上がると保険料が1.2倍~2.2倍ほど高くなるのが一般的です。

契約した後は長い期間に渡って保険料を支払っていくので、このご時世においては、掛捨ての保険は固定費いわばコストとして捉え、いかに安く合理的な保障を持つかが重要です。

たまたま見直しを考えた際に、誕生日が近くて保険料が今より高くなってしまいそうな場合には、間に合うのかどうか疑問に思います。

結論を先にお伝えすると、間に合います。安心してください。

しかし、申し込む予定の保険会社によって扱いが異なるので注意が必要です。

年齢の判断は申込日ではなく「契約日」を基準とします

生命保険には申込、診査、成立、保障開始、支払い、証券発送といくつかのプロセスがあるので非常に分かりにくいのです。

1つずつ解説していきましょう。

申し込み

保険の契約はタブレットだと早い

書類やタブレット端末等を用いて申込の手続きをします。

日付や氏名を記入し、保険会社によっては押印が必要になる場合もあります。

今の時代は徐々に印鑑不要になってきており、押印不要の保険会社も増えてきました。

ペーパーレス(タブレット端末等)の場合には原則的に押印は不要です。

その他、意向確認書、告知書、支払い(口座、クレジットカード)の登録などを記入して進めていきます。

申し込みが終わったら、書類は保険会社に提出、ペーパーレスの場合にはデータ送信して次のステップに進みます。

ペーパーレスには診査や成立までが早いというメリットもあります。

診査

書類やデータを預かった保険会社が申込を引き受けるか否かを診査します。

健康状態や収入、職業、職種、属性、保有資産等を確認して判断します。

長い場合には1~2週間かかります。

成立、不成立の他に割増保険料や部位不担保などの条件付きで引き受けになるケースもあります。

保険料支払い

口座引き落としやクレジットカード、振込などで保険料を支払います。

このプロセスがややこしく、1回目の支払いが契約日にも影響を与えます

パターンがいくつかありますのでそれぞれ紹介します。

パターン1:口座引き落とし → 原則、申込の翌月下旬に1回目の保険料が引き落とされます。

パターン2:クレジットカード → 原則、翌月以降、カード会社の締め日によりカードに登録している口座から引き落とされます。

パターン3:振込 → 振込票を契約時の担当者から受取り、金融機関で振り込みます。

いずれのケースも申込、告知、支払い全てがそろった遅い日から保障開始となり、契約日は翌月1日です。

申込と告知がそろった段階が保障開始となる保険会社もあります。

口座引き落としやクレジットカードは登録や有効性の確認が取れた日となるので、実際の支払いは翌月以降です。

成立

診査が終わり、問題がなければ申込は成立します。

この場合、申込、告知、支払確認の3つが取れた(保険会社によっていは申込、と告知)日に遡って保障が開始されます。

成立後に保険証券が届きますが、実際には証券到着前から保障は始まっているのです。

申込日と誕生日が同じ月の方

申込みと誕生月が同じになった場合

誕生日が近い方は普通に手続きしてしまうと契約日が翌月1日になってしまうため、間に合いません。

これはお客様でなく担当者の手続きの関係ですが、契約に「契約日特例」を付けることで、契約日を翌月1日から「申込と告知と支払い登録の3要件がそろった日」に変えられます

そのようにすると、誕生日前の日付が契約日となり、年齢が上がってしまうことを防げます

この場合には、1回目の保険料支払い時に2か月分の保険料の支払いが必要になるのが一般的ですので、ご注意ください。

注意点

誕生日前ギリギリでも今の年齢で契約することは可能ですが、注意点があります。

保険会社の中には満年齢ではなく「保険年齢」を採用している会社があります。

この場合には、誕生日までの期間が半年を切ってしまうと年齢を繰り上げて計算されてしまいます

主に日本生命、第一生命などの国内大手の「漢字系生命保険会社」で採用されています。

また、漢字系生命保険会社以外でも一部の法人契約等に「保険年齢」を採用している商品もありますので注意が必要です。(執筆者:永島 隆)