楽天銀行と楽天証券の口座連携サービス「マネーブリッジ」の人気が高まっており、2020年には登録口座数が150万口座を突破しました。

今回の記事ではマネーブリッジのサービス内容とメリット、デメリットについてまとめます。

楽天「マネーブリッジ」

口座連携サービスの楽天マネーブリッジ

≪画像元:楽天証券

マネーブリッジとは、楽天銀行と楽天証券にそれぞれ口座を持っている人が、両社の口座を連携できるオプションサービスです。

通常は、証券会社の口座と銀行の口座は全くの別物なので、両者を紐付けて一括管理できません

その点、マネーブリッジを使えばそれぞれの口座の情報を統合して管理できるようになり、さらにさまざまな特典ももらえて大変に便利です。

実際にマネーブリッジを使うメリットには次の4点が挙げられます。

メリット1:資産の流れを一括管理できる

証券口座と銀行口座を連携させることで、どちらにどのくらいの資金が入っているのかを一目で確認できるようになります。

楽天銀行のアプリでログインした場合には、「預金残高」をタップすると下の方に楽天証券の資産残高が表示されます。

楽天証券のアプリでログインした場合には、資産・照会タブの余力・保証金率から楽天銀行口座の預金額を含む現物買付可能額が表示されます。

それぞれの口座情報を見なくても、どちらか片方を見るだけでチェックできるというのは資産運用の状況把握に非常に便利です。

メリット2:預金金利が大手銀行の100倍にアップ

マネーブリッジの最大とも言えるメリットが、普通預金金利が大手銀行の100倍にあたる0.1%にアップすることです。

マネーブリッジを利用していない場合の楽天銀行の普通預金金利は0.02%なので、マネーブリッジの設定をするだけで5倍に上がるわけです。

超低金利政策で金利に期待できない現代ではありますが、少しでも高い金利のつく所に預金して待機資金も有効活用したいものです。

メリット3:自動入出金(スイープ)で待機資金の移動もラクラク

マネーブリッジのサービス内容

≪画像元:楽天証券

マネーブリッジを利用していて大変便利に感じる点が、楽天銀行口座と楽天証券口座の間で自動的にお金の移動をしてくれる「自動入出金(スイープ)」システムがあることです。

通常は、株の取引や投資信託の買付などを行う際には、そのための資金を証券口座に振り込む必要があります。

また、株などを売却した場合にも、現金化して使うには登録の銀行口座に振り込むステップが必要です。

その1つ1つの動作は非常に面倒なものですが、マネーブリッジを利用しているとそのやり取りが不要です。

楽天証券の預り金が買付金額に満たない場合には銀行口座の預金から自動的に移動してくれますし、楽天証券口座の余剰預り金は自動的に銀行口座へと移動されます。

また、楽天証券ではリアルタイム入金サービスを使うことで、楽天銀行口座以外の口座からの入金も手数料無料となるため、

他社の銀行口座 → 楽天証券口座 →(自動)→ 楽天銀行口座

の流れで他行の口座から振込手数料をかけずに楽天銀行口座へとお金を移動させることも可能です。

メリット4:ハッピープログラムでポイントゲット&さまざまな特典も

マネーブリッジを設定したうえで楽天銀行のハッピープログラム(無料)を申し込むと、楽天証券での取引に対しても楽天スーパーポイントが貯まります

ハッピープログラムとは楽天銀行の優遇プログラムのことで、残高や取引回数に応じて会員ステージが上がってさまざまな特典を受けられるというものです。

マネーブリッジを利用していれば、楽天証券での取引でもハッピープログラムの取引回数を稼ぐことができるので会員ステージアップへとつながります。

会員ステージが上がると、

・ ATM利用手数料無料が月7回

・ 他行銀行手数料無料が月3回

・ 楽天スーパーポイント獲得倍率が3倍になる

などの特典を受けられます。

実際に筆者もマネーブリッジとハッピープログラムを使うようになってから、振込手薄料やATM利用手数料とは無縁の生活となりました。

マネーブリッジを利用する場合には、ハッピープログラムのエントリーも忘れずに行ってください。

マネーブリッジのデメリット

マネーブリッジサービスは無料で利用できますし、特にリスクやデメリットを感じることはありません。

普段は楽天ポイントを使う機会がそれほどないという方でも、振込手数料無料や金利アップ、自動入出金などさまざまな特典を使えるだけでメリットが大きいのでおすすめします。

ただし、楽天銀行や楽天証券を使っていなかった場合には、口座開設や設定が面倒に感じられるかもしれません。

特に証券口座の方は、他社でNISAやiDeCoなど利用している場合には移管の手続きが煩雑になってしまいます。

筆者も他社から移管しましたが、新規に証券口座を開設して始めるよりも書類取り寄せなどいくつかの手続きがプラスになり、時間がかかってしまいました。

それでも、金利アップや自動入出金サービスのメリットが大きいので移管してよかったとは思います。

口座開設はインターネット申込と郵送があり、自宅で完結するので、これを機に資産運用のメイン口座を楽天銀行と楽天証券に移すのもよいかもしれません。

マネーブリッジを利用する準備

≪画像元:楽天証券

これからの資産運用におすすめ

つみたてNISAやiDeCoの普及で証券口座を持つ人が増え、楽天のマネーブリッジの注目度も年々高まっています。

特にこれから資産運用を始めようと思っている方にはぜひおすすめしたいサービスです。

長期に及ぶ資産運用において、使い勝手の善し悪しやちょっとした金利の違いも後々大きな差になってくるので、ぜひ早い段階で検討してみてください。(執筆者:島村 妃奈)