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【マイナポイント】「買い物額の25%還元」 パソコン・スマホ不要の「利用手続き 3ステップ」

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【マイナポイント】「買い物額の25%還元」 パソコン・スマホ不要の「利用手続き 3ステップ」

5%のキャシュレス還元は6月30日で終了しましたが、それに代わって今年9月からは25%のキャシュレス還元が始まります

具体的には、キャッシュレスカード等で2万円を上限とした買い物をした場合に5,000円分のポイントが付く制度で、利用期間は来年3月までの7か月間です。

それに伴い、7月からマイナンバーポイント(以下、マイナポイント)の申込が始まっています。

「ネット接続のパソコンやスマホがないのでこの制度は利用できない」と諦めていませんか。

利用手続きについては少し面倒ですが、マイナポイントの予約と申込は自身のパソコンやスマホがなくても可能です。

むしろ、パソコンやスマホを持っていても古い機種や機能などの場合には登録できないので、この点は不便ですが改善を期待したいものです。

この制度を利用するには、まず、マイナンバーカードを取得することとキャッシュレスカード等を加入・保有することが必要ですが、主な手続きをステップ毎に述べてみます。



Step 1. マイナンバーカードの取得

マイナンバーカードの取得手順
≪画像元:総務省 マイナポイント事務局

ポイント還元を受けるには、まずマイナンバーカードの取得が必要です。

マイナンバーカードとは、公的な身分証明書として本人の申請によって交付される12桁の個人番号が付与されたICチップ付きプラスチック製のカードのことです。

「交付申請書」に12桁の個人番号(マイナンバー)・氏名・住所・生年月日・性別等の記入および顔写真(縦4.5cm × 横3.5cm、6か月以内に撮影)を添付して提出します。

交付申請書を持っていない場合には、

・ パソコンで申請書と封筒をダウンロードして郵便で申請する方法

・ 市区町村窓口で申請書を発行してもらい提出する方法

があります。

交付申請書を持っている場合には、スマホ、パソコン、郵便、街中で見かける証明用写真機で申請する方法の4つがあります。

スマホやパソコンを持っていない、または機械操作がちょっと苦手な人向けには郵便があります。

提出場所は、住所地にある市区町村のマイナンバーの窓口です。

申請から約1か月後に「交付通知書」が届きます。

交付通知書および交付通知書に記載の本人確認書類を持参してマイナンバーカードを受け取ります

なお、カードの受け取りは止むを得ない場合を除いて本人のみです。

手続きの詳細については、マイナンバー総合フリーダイヤル0120-95-0178に問合せ可能です。

Step 2. キャシュレス決済サービスへの加入・保有

マイナンバーカードを取得したら、次は、自分が保有しているキャッシュレス決済サービスが対象となるかを総務省のマイナポイント事業のホームページ等から調べます

キャシュレス決済事業者数は総務省の公表によると6月26日現在231件ですが、今後も増えることが見込まれています。

決済事業者が登録しているサービスは、電子マネー、QRコード、プリペイドカード、クレジットカード、デビットカード等が含まれています。

具体的には、PayPay、aupay、Linepay、Suica 、ICOCA、WAON、nanaco、三井住友カード、イオンカード、東急カード等が登録されています。

決済サービスのうち、たとえば、Suicaの特典は1,000ポイントの上乗せです。

PayPayは登録すると抽選で1等100万円相当が当たります。

三井住友カードは登録すると抽選で100名に1万ポイント付与されます。

このように5,000円相当のマイナポインに上乗せポイントを付与する決済事業者も多いので、どのキャッシュレスサービスにするかはお得な特典などを事前にチェックしてから選ぶのがよいと言えます。

Step 3. マイナポイントの予約と申込

マイナポイント取得ナビ
≪画像元:総務省 マイナポイント事務局

次は、予約と申込の3つ目のステップです。

この手続きは、上述のようにスマホやパソコンがなくても支援端末(全国にある手続きスポット)からの登録も可能です。

スマホやパソコンを使ってマイナポイントの予約と申込を行う場合には、総務省マイナポイント事務局のホームページから、実際に登録可能です。

マイナポイントの予約

今回のポイント還元は4,000万人に達したところで打ち切られます

しかし、予約手続きさえ完了していれば問題ありません

したがって、このステップまでは取り敢えず踏んでおきましょう。

事前の確認

スマホやパソコンからマイナポイントの予約や申込を行う場合には、まず、次の点を事前に確認しておきましょう。

パソコンの場合は、現時点では,

・ OSがWindows8.1または10

・ ブラウザーがInternet Explore11に対応している

機種であること、およびマイナンバーカードを読み取る公的個人認証サービス対応のICカードリーダー(購入価格は千円前後)が必要です。

スマホでは、

・ NFC/おサイフケータイ機能(マイナンバーカードを読み取るための機能)

・ Bluetoothに対応する機種

などである必要があります。

これはマイナポイント事務局の「マイナポイントアプリ対応スマートフォン一覧(pdf)」からも確認できます。

これらに対応した機種かどうかを確認し、予約が可能な場合には、「マイナポイント」の画面から「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」のタグをクリックまたはタッチして予約手続きを開始します。

予約手続きで用意するもの

予約手続きで用意するものは、

・マイナンバーカード

・利用者証明用パスワード(※)

です。

マイナンバーカードをスマホまたはパソコンに接続したICカードリーダーで読み取り、数字4桁の利用者証明用パスワード(暗証番号)を入力してログインします。

「マイキーID」および「パスワード」が自動的に付与(変更も可能)され、予約登録はこれで終了です。

利用者認証用パスワードとは、マイナンバーカードの受取時に自分が設定した数字4桁の暗証番号のことです。

この制度の利用手続きにおいては、マイナンバーカードとこのパスワードは常にセットですので、忘れないことが大切です。

マイナポイントの申込

予約が完了した場合には、「マイナポイント」の画面から「マイナポイントの申込」のタグをクリックまたはタッチして申込手続きを開始します。

申込手続きで準備するものは、

・ マイナンバーカード

・ 利用者証明用パスワード(※)

・ 決済サービスID

・ セキュリティーコード

決済サービスIDは、カードの裏面に記載の数桁の番号やメールアドレス等です。

セキュリティーコードは、生年月日、カード所有者名、カードの裏面に記載のコード、カード所有者のパスワード等で、どの項目を入力するかは、いずれも決済事業者が指定します。

マイナンバーカードをスマホまたはパソコンに接続したICカードリーダーで読み取り、数字4桁の利用者証明用パスワード(暗証番号)を入力してログインします。

「決済サービスの選択」画面からキャッシュレスカード等の決済事業者を検索して、選択した決済サービスの画面から決済サービスIDとセキュリティーコードなどの情報を入力して申込が完了します。

支援端末からの予約と申込

マイナポイント手続スポット検索
≪画像元:総務省 マイナポイント事務局

この手続きは、上述の通りスマホやパソコンが必要ない方法です。

市区町村窓口、郵便局、コンビニのマルチコピー機やATM、携帯ショップなど全国約9万箇所(総務省の調べ)に設置されている端末から手続きできます。

支援端末の設置場所は、手続スポット検索の画面から確認できます。

手続の支援サポートについては、特に、携帯ショップ(確認が必要)や市区町村の窓口では、担当者によるサポートも受けられますので比較的簡単に登録手続きを行えます。

その他の留意点

・ マイナポイントの申込は7月から開始していますが、一部の決済サービスではまだ申込を受付ていません。

このキャンペーンが開始される9月から受付を開始する決済事業者もあります。

・ この制度はマイナンバーカードの保有者すべてが対象です。18歳未満の未成年の場合、親などが法定代理人名義で申込むことができます。

・ 一度申込が完了した後の取り消しは原則できません。

・ ポイント付与のタイミングは、買い物金額が2万円に達してから一括付与する方法と一か月単位の買い物金額に応じて付与する方法の2つがあります。

・ QRコードなどのスマホ決済は、当然ですがスマホがないと利用できません。

また、楽天カードと楽天Payの申込については、別途スマホやパソコンから楽天のアプリをダウンロードして登録する必要があります。

・ 予約と申込の確認は、スマホやパソコンの場合にはマイナンバーカードと利用者証明用パスワード、コールセンターに電話で確認する場合には下4桁の電話番号がそれぞれ必要です。

何もしなければポイント還元なし

5%還元時と異なり、マイナポイントの手続きには煩わしさを感じます。

しかし、何もしなければポイント還元は一切受けられません。

マイナンバーカードを取得済みまたは取得予定の人は、この制度の利用を検討してみてはいかがでしょうか。(執筆者:CFP、1級FP技能士 小林 仁志)

《小林 仁志》
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執筆者:CFP、1級FP技能士 小林 仁志 小林 仁志

オフィスアセットポート 代表 山梨県生まれ。電器メーカーに入社後本社および米国・シンガポール・マレーシア等の事業所に勤務。在職中は財務経理を中心に総務人事・経営戦略・内部監査等の職種を経験したほか、同社の子会社監査役を務め2011年退任、2012年4月より独立系FPとして事業活動を開始。専門分野においては、特に団塊世代の年金・医療保険・税金等のリタイアメントプランや旅行とお金のプラン、住宅ローンや保険の見直し、株式・投資信託等の資産運用など。 <保有資格>:CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士、総合旅行業務取扱管理者、登録ロングステイアドバイザー(ロングステイ財団)、他 寄稿者にメッセージを送る

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