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国が料金所のETC専用化を検討 自分のクレカがなくてもETCを利用できる方法6選

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国が料金所のETC専用化を検討 自分のクレカがなくてもETCを利用できる方法6選

国土交通省は、高速道路の料金所をETC専用にする方針を検討しています。

そうなると困るのが、クレジットカードがなくてETCカードを持っていない人たちです。

この記事では、クレカがなくてETCカードを作れない人が、どうやってETCを利用できるかを見ていきます

ETCカード発行には原則としてクレカが必要

通行料金に応じてポイントがもらえるETCマイレージサービス

ETC搭載車しか乗り降りできないスマートIC

など、ETCには数多くのメリットがありますので、ぜひとも付けたいです。

ETCを利用するには、ETC車載器とETCカードが必要です。

車載器は、カー用品店やディーラーなどで取り付けてもらえます

車載器に挿入して使うETCカードは、原則としてクレジットカードがなければなりません。

料金請求が後日行われるETCにはクレカの後払いが不可欠

というのも、有人ブースや自動精算機はその場で支払いが完結するのに対して、ETCの料金請求は後日行われるからです。

使い勝手はクレカと似ていますが、プリペイドカードは前払い、デビットカードは即時払いとなっています。

万が一、プリペイドカードの残高、デビットカードの口座残高が料金に満たないと、ゲートが開かず事故になりかねません。

それを避けるために後払いのクレジットカードの紐づけが行われています。

クレカを持っていなくてもETCが利用できる6つの方法

クレカがETCカードに不可欠なことが分かりましたが、

・ ブラックでクレカが作れない

・ クレカに抵抗がある

などの理由でクレカを持っていない人は、ETCカードも持てないことになります。

仮に料金所がETC専用になれば、そういった人たちは高速道路を利用できません。

そうならないように、ここからはクレカを持っていなくてもETCが利用できる方法を紹介しましょう

1. 申込のハードルが低い「ETCパーソナルカード」

「ETCパーソナルカード」は、クレジットカードがなくてもETCを利用できるカードです。

申込の際に保証金(デポジット)を預けることで発行されます

高速道路の月間平均利用額を申告し、それに基づき以下のようにデポジット額が決まります。

・ 平均5,000円利用 → デポジット2万円

・ 平均1万円利用 → デポジット4万円

・ 平均1万5,000円利用 → デポジット6万円

・ 平均2万円利用 → デポジット8万円

ただし、基本的にデポジットから差し引かれることはなく、登録した銀行口座からの引き落としです。

デポジット以外に、年会費が1,257円かかりますが、20歳以上(親権者の同意があれば16歳以上)でないとそもそも申し込めません

2. 頻繁にETCを利用する人は「ETCコーポレートカード」

≪画像元:高速情報協同組合

ETCコーポレートカードは、NEXCO東日本・中日本・西日本の各社が発行している、大口・多頻度割引制度のために発行するカードです。

高速情報協同組合経由で申し込む場合、

・ カード発行手数料として629円

・ 取扱手数料として629円/年

が発生します。

コーポレートカードと聞くと個人は申し込めない印象ですが、個人でも申し込めます。

ただし、組合に加入しても1万円の出資金、組合に加入しない場合は最低10万円(4か月分)の保証金が必要です。

ETCコーポレートカードには車両番号が登録されているため、1枚のカードを複数車両で使い回すことはできません

ETC利用料金の支払いは口座振替です。

3. 複数車両での使い回しができる「法人ETCカード」

≪画像元:ETC協同組合

個人でなく、法人や個人事業主であれば「法人ETCカード」もおすすめです。

クレジットカードの法人カードに付帯するETCカードとは全くの別物で、クレカがなくても申し込めます。

申込の際は、履歴事項全部証明書(法人)、所得税確定申告書(個人事業主)が必要です。

ETC協同組合経由で申し込む場合、

・ 出資金として1万円

・ カード発行手数料として629円

・ 取扱手数料として629円/年

が発生します。

それ以外に、請求書作成、信販会社への立替保証などに伴う毎月の手数料として、利用金額の5%(マイレージありは8%)が別途発生します。

ETCコーポレートカードとは異なり、複数車両で使い回すことが可能です。

4. ETCカード発行可能な唯一のデビット「北國Visaデビットカード」

≪画像元:北國銀行

デビットカードではETCカードを持てないと説明しましたが、唯一例外があります。

それが、北國銀行が発行する「北國Visaデビットカード」です。

15歳以上で北國銀行普通預金口座があれば年会費無料で発行可能で、審査もありません

もちろん、利用金額に対してポイントが付きます。

基本は即時決済なので、クレカの後払いに抵抗がある人でも心配いりません。

ただし、ETC利用時は即時決済とならず、ご利用日から約3~4週間後に引き落としとなります

5. レンタカーと一緒にETCカードも借りる

≪画像元:トヨタレンタカー

ほとんどのレンタカーにETC車載器は搭載されていますが、外出先でレンタカーを利用する方は一緒にETCカードもレンタルできます

トヨタレンタカーの場合、カードのレンタル料金は330円で、利用料金は返却時に精算です

ただし、カード在庫には限りがあり、実施していない店舗もあるため、確認も兼ねて事前予約をしましょう。

6. 家族のクレカで家族カードを発行→家族カードでETCカードを発行

≪画像元:NTTドコモ

これまで紹介してきた方法は、デポジットなどのコストが結構かかり、ETCマイレージも付かないことがあります

クレカ付帯のETCカードは魅力的だけど自分名義のクレカがない、という人は家族名義のクレカを活用しましょう

まず、家族名義のクレカを使って、それに付帯する「家族カード」というクレカを発行します。

家族カードの発行自体には、審査がありません

家族カードが発行されたら、その家族カードに付帯するETCカードを発行してください。

ETCカードの使い勝手は、本会員でも家族会員でも変わりありません。

家族名義のETCカードを借りるのは違反ですので、やめましょう。

初期費用を抑えるならデビット・家族カード 事業主は選択肢が豊富

今回は、クレカを持っていない人でもETCカードを発行する方法を紹介しました。

初期費用を抑えるなら、北國Visaデビットカードや家族カードがおすすめです。

ただし、北國Visaデビットカードには北國銀行の口座が必要で、北陸に住んでいない人は不便かもしれません。

家族カードは比較的ハードルが低いものの、ポイントは本会員に集約されます。

事業主は多くの選択肢がありますので、頻繁にETCを利用する人はETCコーポレートカードもアリです。(執筆者:角野 達仁)

《角野 達仁》
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角野 達仁

執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁 角野 達仁

1976年生まれです。極力すべての支払いをクレジットカードでするようにしていますが、カード手数料をとられて損をするうっかり屋さんでもあります。その悔しさをばねに、日々クレジットカードのお得な使い方についてアンテナを張っています。アンテナを張って入手した無理なくできるお得なカード情報を、お得なカードライフを広めるために皆さんに分かりやすく伝えられたらいいと思っています。 寄稿者にメッセージを送る

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