※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

【自動車保険料】走行距離区分を変更できないなら「使用目的」を確認してムダを省く

保険 損害保険
【自動車保険料】走行距離区分を変更できないなら「使用目的」を確認してムダを省く

自動車保険の保険料は、

・ 対人賠償、対物賠償などの相手への補償

・ 人身傷害保険や車両保険などの、自分側(同乗者含む)の補償

・ 各種特約

などの補償範囲と補償金額、どの補償を付けるか、そして、

・ 等級

・ 免許証の色

・ 事故の有無

それ以外にも、

・ 保険期間の走行距離

・ 使用目的

といった、契約者の自己申告でも決まります。

走行距離の取り扱いについては以前の記事をご確認ください。


ここでは状況が変わった時の保険料節約のために、走行距離と使用目的の両方に着目するということについてお話します。

自動車保険

使用目的と保険料

代理店型では、どこの保険会社の使用目的も、保険期間を通じて契約車両をどのような目的でどのくらいの頻度で乗るかによって、以下の3つに分けられます。

・ 日常、レジャー使用 → 以下のどれにも当てはまらない

・ 通勤、通学使用 → 週5日以上、または月15日以上、通勤・通学に使用

・ 業務使用 → 週5日以上、または月15日以上、業務(仕事)に使用

たとえば、マイカー通勤の人が退職後、専業主婦(夫)になれば使用目的は通勤・通学使用から日常・レジャー使用になるでしょうし、契約車両を使って仕事をするようになれば業務使用ということになります。

保険料は日常・レジャー使用が最も安く、業務使用が最も高くなります

インターネットや電話で加入するダイレクト型の自動車保険には、区分が、

・ 業務使用以外

・ 業務使用

の2つのものもあり、「区分が3つならもう少し保険料が安くなるのに…」と思ってしまいます。

走行距離と保険料

ダイレクト型の自動車保険の保険料は走行距離が短いほど保険料が安くなりますが、走行距離の区分は保険会社によってさまざまです。

一例を示します。

・ 5,000km未満、5,000km~1万km未満、1万km以上

・ 3,000km以下、3,000km超え5,000km以下、5,000km超え7,000km以下、7,000km超え1万km以下(略)、2万km超え

・ 3,000km以下、5,000km以下、7,000km以下、9,000km以下、1万1,000km以下、1万6,000km以下、無制限

・ 3,000km以下、5,000km以下、1万km以下、1万5,000km以下、1万5,000km超え

区分が細かい方が実情に合った保険料になりやすいと考えられます。

走行距離の区分設定が実情に合っていないと思った場合に、保険期間の途中で区分を変更して追加料金を払う、または返金してもらうということができる保険会社と、保険期間の途中では変更できない保険会社があります

変更できない保険会社の場合には、たとえば、

・ 自動車を仕事に使わなくなった

・ 自動車で通勤・通学をする必要がなくなった

といった場合に「走行距離を短い区分に変更できるなら保険料が戻るのに」と思うのではないでしょうか。

自動車保険の保険料

両方をチェック

皆さんの自動車保険が保険期間の途中で走行距離の変更ができないものであったとしても、使用目的の区分は3つあるかもしれません。

また、自動車保険の使用目的の区分が2つしかなくても、走行距離の区分設定は2,000kmごとなどと細かく、かつ保険期間中の変更が可能ではないのでしょうか。

使用目的が変わったわけではなく、単に走行距離を長く設定しすぎている場合には走行距離だけの問題です

皆さんの状況が変わった場合には、保険料のムダを省くためにこの2つを必ずチェックしてください。(執筆者:金澤 けい子)

《金澤 けい子》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

金澤 けい子

執筆者:FP2級 元保険外交員 金澤 けい子 金澤 けい子

独身時代は建築設計事務所に勤務。宅建、2級建築士の免許は取得したものの、結婚して専業主婦に。その後14年間の専業主婦を経て、興味のあった保険業界へ就職。FP2級の資格を取得し、8年間保険外交員を経験した後、退社しフリーライターの道へ。 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集