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細かく区切った間取りは「売れない中古マンション」の特徴 買い叩かれる前に現代風にリフォーム

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細かく区切った間取りは「売れない中古マンション」の特徴 買い叩かれる前に現代風にリフォーム

最近、中古マンションを見ていると、すぐに売れる物件となかなか売れない物件が見受けられます。

そして、売れない物件に共通しているのが、昔ながらに部屋が細かく区切られている物件です。

今回は、このような物件を売れる物件に変えるにはどうすべきか、さまざまな視点から考察します。

現在は間取りが広い方が好まれる

中古マンションは、その時代時代に合わせて間取りを設定しているため、どうしても現在の需要と合わない部分が出てきます。

昔の中古マンションは、とにかく専有面積が多少狭くても、独立した子供部屋を確保するため、間取りを細かく区切ったタイプが好まれました。

しかし、今は少子化の時代です。

子供部屋を確保するといってもせいぜい2部屋あれば良く、それよりも家族でくつろげるリビングが広いタイプが好まれるようになりました。

広いリビングのマンション

皮肉なことに、当初から2人暮らしの夫婦が暮らす中古マンションは、間取りがゆったりしているため、需要が高いとのことです。

子供が独立し、夫婦2人暮らしになった夫婦にとって、細かい間取りはストレスの要因になっているのかもしれません。

売れないからといって値下げで対抗しない

では、間取りが細かく、どうも現在のニーズに合致していないと感じながらも、そのまま売却物件として放置すべきでしょうか。

このような物件は、なかなか売れないと売主からの要望もあり、値下げされることが多いのですが、これではせっかくの物件を安売りしているだけです。

売れないから下げる、売れないから下げるを続けると、市場価格より大幅に下がった所で、リフォームして転売しようという不動産業者に安く買いたたかれてしまいます

値下げの挙句買いたたかれるマンション

思い切ってリフォームし、売れやすい間取りで勝負

では、この難局をどのように克服すべきでしょうか。

答えは簡単で、

不動産仲介会社からリフォーム会社を紹介してもらい、間取りを現在のものにあったものに変更すれば良いのです。

恐らく、すぐに売れるマンションであれば、リフォーム代金を上乗せしても、すぐに買い手は付くはずです。

買い手は、立地や価格もそうですが、やはり間取りを重視しているからです。

このような事案は簡単そうに見えますが、不動産仲介会社から提案するのはなかなか難しいです。

なぜ、自分の物件だけ売れないかを良く考え、思い切った決断をすることで、事態が好転することはよくあります。

ただし、あまりに古い中古マンションは、最初からリフォームありきでリノベーション会社に売却するという方法が相場より高く売れることもあります。(執筆者:1級FP技能士、宅地建物取引士 沼田 順)

《沼田 順》
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沼田 順

沼田 順

1975年、兵庫県生まれ。1994年、神戸商科大学(現・兵庫県立大学)に入学。学生時代の1997年に宅地建物取引主任者試験に合格。翌年の1998年、住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)に入庫。2008年、独立後勉強していたCFP上級資格を取得し翌年の2009年にCFP認定者及び1級FP技能士となる。2014~2015年、大阪大学大学院経済学及び理学研究科 博士前期課程 単位取得。2015年、京都大学法科大学院 法務博士課程 単位取得。 ≪保有資格≫ 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 宅地建物取引士 / 住宅ローンアドバイザー / ビジネス法務エキスパート® / 証券外務員2種 / 銀行業務検定各種 寄稿者にメッセージを送る

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