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更新型保険は年齢制限もあり、50歳から掛け金が跳ね上がる 終身保険との違いを解説

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更新型保険は年齢制限もあり、50歳から掛け金が跳ね上がる 終身保険との違いを解説

保険には更新型と終身型の2つのタイプがあります。

皆さまはどちらのタイプに加入されているでしょうか。

保険証券の「保険期間」の部分が10年や20年の場合は更新型です。

終身となっている場合は終身タイプとなります。

目的やしっかりとした理由があって、あえて更新型に加入されている場合は問題ありませんが、

・ 勧められるがままに加入している

・ 終身タイプは掛け金が高いと聞いた

・ そもそも保険というのは更新があるものだと思っていた

といった方は注意が必要です。

本記事では、更新型保険の2つのデメリットについて解説していきます。

下記内容を知らずに更新型保険に加入されている場合は、見直しも視野に検討された方が良いかもしれません。

更新の度に掛け金が高くなっていく

更新の度に掛け金が高くなっていく

まず1つめのポイントは、掛け金が高くなっていくことです。

保険の更新は、例えばクレジットカードを更新する場合とは意味合いが違い、その時の年齢で新たに保険に加入するとして計算されます

30歳では入院や死亡リスクはそんなに高くないですが、40歳ではどうでしょうか。

一般的には少しリスクが上がります。

50歳は死亡や病気リスクが高い

それでは50歳では…

50歳で保険に加入しようとすると掛け金が高くなります。

その理由は若い人と比べて死亡や病気のリスクが高いからです。

更新型保険の掛け金が高くなっていくのも同じ理由です。

保障内容がより手厚くなるならまだしも、そこは変わりません

保障内容が同じなら掛け金は安い方がいいと思いますが、いかがでしょうか。

更新型保険の保険料は、どのくらい高くなっていくのか

どのくらい高くなっていくのかという点ですが、ざっくり倍々で高くなっていくと言われています。

30歳から10年後の更新であれば倍まではいきませんが、40歳から10年後の更新であれば倍を超えてくるパターンが多いです。

つまり年齢が上がるほど、更新時の掛け金の上がり幅も大きくなるということです。

40歳時点での更新ではそんなに掛け金も上がりませんので、そのまま更新される方が多いです。

ですが、50歳を迎えた段階の更新で掛け金が跳ね上がることに気付きます。

その時は、すでに50歳です。

終身タイプに切り替えようにもそちらの掛け金も高くなってしまっています

50歳で跳ね上がる保険料に後悔する声は多い

保険の掛け金は家計の観点からすると支出です。

支出はなるべく減らしたいものです。

「子どもが大学入学を迎えてこれから教育資金がかかるのに」

「住宅ローンの繰上げ返済をするために貯金していたのに」

「 親の介護のためにお金が必要な時に」

こんな言葉をたくさん聞いてきました。

予期せぬ支出増は、避けたいと考えるのは皆さま同じです。

更新型保険の特徴を知らずに加入されている場合は、ご注意ください。

更新限度がある

更新型保険には、更新限度がある

2つめのポイントは、更新限度の年齢があるという点です。

掛け金が更新の度に高くなっていくことは、すでに説明しました。

では高くなっていく掛け金を払い続ければ、何歳まででも更新できるかというと、答えはNOです。

年齢は保険会社や保険商品によりまちまちですが、更新限度が設定されています

・ 死亡保障は60歳まで

・ メディカル系は80歳まで

というパターンが多いです。

もちろん多少の違いはありますが、更新限度があることに変わりはありません。

更新限度を迎えるとそれ以降は更新できませんので、保険が終了します。

つまりその後、入院してもがんになっても死亡してしまっても保険金は出ません

終身タイプは続けたい限り可能

平均寿命は延びていますし、老齢年金や医療保障制度も現行制度のままである保障はありません。

これまで以上に自助努力が叫ばれる時代、保険がなくなることの不安は大きいと思います。

終身タイプだと続けたい限り継続可能です。

更新型だと続けたくても続けられません

実際、老後を迎えて保険が必要なければその時点で解約すれば良いだけの話です。

続けられる権利を持っておくのと、それがないのとでは全く違うと思いますがいかがでしょうか。

更新型保険のメリットは加入時点の掛け金の安さ

ここで更新型保険のメリットを1点解説させていただきます。

加入時点の掛け金については終身タイプよりも更新型の方が安くなります。

更新型は期間限定の保障なのでその理屈はご理解いただけるかと思います。

更新時期を迎えると高くなりますが、それまでの期間内、安く保障を確保したい方には有益かもしれません。

・ 今の収入は低いが、子どももいるからある程度の保障が必要だ

・ 事業の借入が大きく残っているが、10年後は完済している予定だ

などといった特別な理由がある場合は、更新型も選択肢の1つかもしれません。

ただ、あくまでも「一時的な措置」としてとらえることをお勧めします。

時代に合わせた保険を選んで将来に備えよう

これまでは、

・ 年功序列で給与も上がっていった

・ 退職金も大きな金額を受け取ることができた

・ 国の保障制度で老後も生きていけた

といった時代でした。

更新型保険は、こういった時代の名残です。

その時代は変わりつつあります。

これからの世の中は、二次曲線的に劇的に変化していくと言われています。

その変化に対応するためにも、できることから少しずつ変えていきたいと考えている方も多いと思います。

将来、保険で困ることがないよう、計画立てて保険に加入されることをお勧めいたします。(執筆者:FP歴10年 冨岡 光)

《冨岡 光》
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冨岡 光

執筆者:FP技能士2級、証券外務員1種 冨岡 光 冨岡 光

FP歴10年。保険、投資信託、住宅ローンを専門に扱っております。趣味は株式投資と読書、家族との時間。数々のお客様をコンサルティングさせていただいた経験を活かしながら、「皆様の疑問にわかり易くお答えする」をモットーに活動しております。 <保有資格>FP技能士2級、証券外務員1種、MDRT4年連続入賞 寄稿者にメッセージを送る

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