今回は、保険には、複数の保険会社を扱える代理店から加入するべき理由について解説したいと思います。

そうは言っても

「保険会社を分けると手続きが面倒そう」

「まとめたほうが安くなりそうだけど」

「何かあったときに連絡しなければならない会社が増えると手間だな」

などといった声が聞こえてきそうです。

これは全て誤解です。

むしろ加入する保険会社を分けた方がメリットがあるのです。

私たちに必要な 複数の保険会社から選ぶ

手間がかかるのは加入時のみ

保険に加入する際の手続きは、保険会社ごとにしなければなりません。

ご自身で必要な保険を吟味する必要がありますが、4社の保険に加入する場合には4社分の手続きが必要です。

医療保険は、一時金に強いA保険会社

がん保険は、給付条件の緩いB保険会社

死亡保障は、掛け金の安いC保険会社

年金保険は、戻り率の1番高いD保険会社

の申込手続きをするといった具合です。

ここだけは確かに手間です。

しかしながら、、加入後の住所変更や口座変更、給付請求などは窓口となった代理店に連絡すると全て代行してくれます

もちろん、加入手続きも各保険会社に行く必要はなく、全て代理店で手続きできます。

つまり、手間がかかるのは「加入時に書かなければならない書面が多くなる」のみということです。

また、「まとめて1社で加入する方が割引が効いて安くなるのではないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは全くの誤解です。

安くはならないのです。

むしろ、後述するように保険会社を分けた方がコストパフォーマンスが上がる場合がほとんどです。

それぞれの保険会社で強みが違う

加入する保険会社を分けるメリットは、保険会社によって得意とする保障分野が違うからです。

・ 掛け捨ての死亡保障ならなるべく安く入りたい

・ ガンが心配だから保障の強い保険に入りたい

・ 年金保険で貯金したいけど1番利息がつく会社で入りたい

こういった希望を持つことはごく自然です。

少しでも割りの良い保険会社で加入したいと思うのは普通のことです。

しかし、全ての分野で「No.1」の保険会社は残念ながら存在しません

医療保険は医療保険で強い会社、がん保険はがん保険で最も保障の良い会社、年金保険で1番増える会社はそれぞれ別の保険会社です。

したがって、1社でまとめて加入するとどこかに弱みが出てくるのです。

そこを解決するのが複数の保険会社を扱える代理店で加入する方法です。

その時点で必要な保障のみ備えよう

今の時代は保障内容ごとに保険商品が分かれています

A保険会社では医療保険だけ加入して、B保険会社で死亡保障のみ加入するといったことが可能です。

必要な保障をコストパフォーマンスの強い保険会社で分散して加入することにより、掛け金も安くなります

ライフステージによっても変化します。

独身やお子さまのいないご家庭では必要な死亡保障は限定的でしょう

お子さまが複数人いるご家庭では死亡保障を拡充しておく必要があるかもしれません。

若い方でまだ貯金が貯まっていない方はメディカルの保障を強くしておくことも選択肢のひとつです。

その時、その時で必要な保障のみを賢く備えておくことをおすすめします。

10社以上の保険会社を扱える代理店を選ぶ

10社以上の保険から見つけよう

複数社扱える代理店といっても、扱える保険会社の数はまちまちです。

中には4社や5社しか扱えない代理店もありますが、それでは少なすぎます。

・ それぞれの分野で強い保険会社

・ 掛け金重視であれば同じ保障でも安い保険会社

・ 意向に沿った内容で相見積もり

これをしようと思うと、少なくとも10社以上扱える保険代理店で加入することをおすすめします。

15社以上あればなお良しです。

保険に求めるニーズは人それぞれなので、選択肢が多いに越したことはないと思います。

取り扱い保険会社数の多い代理店のほうがよりニーズに合致した商品を選択することが可能です。

見積もりは必ず複数とること

ただし、注意点もあります。

代理店の中にはスポンサー的な役割を果たす保険会社が存在している場合もあります

代理店の販売したい保険会社に知らないうちに加入することを避けるために、商品ごとに相見積もりをとることをおすすめします。

医療保険であれば医療保険で2社以上の見積もりを依頼してください

そしてそれぞれの保障の違いを確認し、納得する方に加入するようにしましょう。

複数社扱えるからといって、担当者がすすめてくるままに加入するとそのメリットを活かせないこともありますので注意が必要です。

複数の代理店に足を運ぶ

また、時間と体力さえゆるせば複数の代理店に足を運ぶのもよいことでしょう。

担当者によって考え方や力量はまちまちです。

同じ代理店内で複数の担当者の話を聞くことは難しいので、疑問が残る場合には他の代理店で話を聞くようにしてください

納得のいく代理店・担当者から加入することをおすすめします。

避けたいのは「無保険」

気を付けていただきたいのが「無保険」状態になることです。

複数の代理店で複数の担当者から複数の保険商品の話を聞くことによって、情報過多に陥る方がまれにいらっしゃいます。

よく分からなくなってしまい、ついにはどの保険にも加入しないという状態になってしまいます。

これでは、万が一のことが起こってしまった際に大変なことになります。

ポイントは「ベストよりベター」です。

「1番良いもの」を探すのは難しいことです。

「今より少しでも良いもの」を目指すようにしましょう。

最終的には担当者との相性で決めるのもひとつの方法です。

自分に必要な保険を見極める

必要な保険を見極めよう

今の時代は保険も良いとこ取りして加入する時代です。

「家電製品を購入する時」を想像してみてください。

エディオンやビックカメラ、ヨドバシカメラといった家電量販店で、さまざまなメーカーの商品を比較しながら良いとこ取りして購入する方が多数派ではないでしょうか。

保険も同じです。

保険代理店(家電量販店)でさまざまな保険会社(メーカー)から選ぶほうが保障内容も掛け金も格段に良くなります。

ご家族に合う保険を見つけることも可能でしょう。

今はインターネットからでも相談予約できる時代です。

皆さまのご意向に沿った保険が見つかることを祈っています。(執筆者:FP歴10年 冨岡 光)