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電気代が高額で驚いたら、確認すべき4つのポイント 該当無しなら契約の見直し

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電気代が高額で驚いたら、確認すべき4つのポイント 該当無しなら契約の見直し

そろそろ8月分の電気代の請求書が届いて、「高い!」と驚いている方も多いと思います。

春・秋よりも夏・冬に電気代が高くなるのは自然なことですが、異常に高いと感じるときは「詐欺ではないか」と疑ってしまう方もいるかもしれません。

しかし、今まで契約していた電力会社から通常どおりに請求書が届いた限り、詐欺である可能性は極めて低いです。

納得できないからといって支払わないでいると滞納となり、電気を止められてしまいます

今回は、急に高い電気代の請求書が来たときにチェックすべき4つのポイントについて説明します。

高額な電気代の請求書が来たらチェックすべき4つのポイント

1. 単に電気を使いすぎていないか

電気代が上がる原因で最も多いのが、単なる電気の使いすぎです。

ご自身の電気の使い方が特に変わっていない、むしろ節電しているつもりだという場合でも、ご家族のどなたかの電気消費量が増えていることもあります。

たとえば、お子さまが受験勉強をするようになり、子ども部屋のエアコンを長時間使うようになると、電気代は確実に上昇します。

冬なら、電気ストーブは消費電力が大きいので長時間使用は要注意です。

2. 漏電していないか

漏電というと特殊なことのように思われるかもしれませんが、どこの家庭でも起こる可能性のあることです。

まず、電線やコード、ケーブルなどの絶縁体が剥がれて銅線がむき出しになると、そこから電気が流れ出す可能性があります。

古い家電品で絶縁体が劣化する場合の他、ネズミなどがコードやケーブルをかじることによってもこの現象が発生します。

また、コンセントの中にホコリがたまっていて、それが湿気を帯びたときにも漏電が発生することがあります。

ただ、漏電が発生して電力がかかりすぎるとブレーカーが落ちるため、通常は早期に異常に気付くものです。

しかし、ときには分電盤が故障しているためにブレーカーが落ちず、とどまることなく電気代が増えてしまうこともあります。

漏電を放置しておくと、単に電気代が高くなるだけでなく、感電や火災などの事故の危険もあります。

異常を感じたら、すぐに電力会社または専門の業者に相談しましょう。

ねずみにコードをかじられ漏電

3. メーターが故障していないか

電気を使いすぎているわけでもない、漏電もしていないという場合は、メーターが故障していないかを1度確認してみましょう。

最近の電力メーターはまず故障しないと言われることもありますが、実際にはそうでもありません。

アパートやマンションなどで各戸に設置されている「子メーター」は定期的に交換することになっていますが、交換後に電気代が異常に高くなったという事例がしばしばあるようです。

多くの場合は、古いメーターが故障していたために電気代が過小に計測されており、交換後は正常に計測されるようになったものと考えられます。

このような場合には、電気の使い方を改めて検討する必要があるでしょう。

電力メーター

4. 盗電されていないか

電力メーターの故障もない場合は、他人に電気を使われていないかを確認しましょう。

他人の家の電気を勝手に使うことは違法であり、窃盗罪に該当します。

現に、隣の家の屋外にあった給湯器用のコンセントに無断で延長コードをつないで電気を使っていた人が窃盗罪で逮捕された事案があります。

アパートやマンションではまれですが、一戸建ての家なら屋外にコンセントが設置されている場合も少なくないでしょう。

その場合は、盗電されないようにコンセントにカバーを設置するなどの対策をとりましょう。

電力会社の変更も検討しよう

漏電やメーターの故障、盗電などの原因が見つかった場合は、その原因に正しく対処すれば大丈夫です。

しかし、驚くほど電気代が上がった場合のほとんどは、電気の使いすぎが原因です。

その場合は、節電することが重要になります。

とはいえ、節電するにも限度があるでしょう。

受験勉強中のお子さまに節電を強要することによって、勉強の効率が下がるのも望ましいことではありません。

そこで、電気代の基本料を下げる方法を検討してみるのもよいことです。

契約プランや契約アンペアを見直す他、電力会社の変更も検討してみるとよいでしょう。

電力会社の変更は、Web上で簡単にできますので、まずは調べてみましょう。(執筆者:元弁護士 川端 克成)

《川端 克成》
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川端 克成

川端 克成

約15年間弁護士をしていましたが、人の悩みは法律だけでは解決できないことに悩み続けて、辞めてしまいました。現在はフリーライターとして活躍中です。読んで役に立ち、元気が出るライティングをモットーに、法律問題に限らず幅広いジャンルで執筆しています。これまでの人生では、ずいぶん遠回りをしてきました。高校卒業後は工場などで働いて二部大学に入り、大学卒業後も工場で働いて司法試験の勉強をしました。弁護士を辞めた後も工場で働きながらライティングの修行を重ねました。そんな人生経験にも基づいて、優しい心を執筆を通じてお伝えするのが理想です。 寄稿者にメッセージを送る

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