新型コロナウイルスの影響で、多くの方が生活に不安を感じています。

特にシングルマザー家庭では、約半数で収入が減少したとの報告もあります。

「来月の生活費、ピンチかもしれない」ぎりぎりのところまで追いつめられる前に、今ある制度を確認・活用して乗りこえましょう。

緊急のピンチを救ってくれる制度がひとり親世帯臨時特別給付金です。

ひとり親世帯臨時特別給付金

ひとり親世帯臨時特別給付金

全国のひとり親家庭に追加で5万円が給付されます。

すでに児童扶養手当を受給している方は、手続き不要で支給されます。

令和2年6月の時点で児童扶養手当を受けておらず、収入が減少された方は手続きをすれば支給される可能性があります

詳しくはHPや役所の窓口でご相談ください。

参照:厚生労働省

住居確保給付金

コロナによる収入減少で家賃の支払いが苦しくなった方への支援です。

全国の方が対象で、最長9か月にわたって家賃相当額が支給されます。

収入の上限などの条件がありますので、まずはお住まいの役所窓口で対象者かどうか確認してみましょう。

申込が殺到していて、手続きに時間がかかっているようです。

払えなくなる前に、早めにご相談ください。

参照:厚生労働省

公正証書作成費用補助

養育費はシングル家庭のライフラインです。

しかし全体の20%しか支払われていないのが現状です。

養育費の取り決めを公正証書に記載しておけば、支払いがより確実になります。

公正証書の作成費用は養育費の合計額によって変わりますが、大体3~5万円程度かかります。

その費用を補助する制度が各自治体で誕生しています

明石市では「養育費取り決めサポート事業」として、手続きのアドバイスも受けられます。

参照:明石市

公正証書は離婚前だけでなく、離婚後でも作成が可能です。

子どもが成人するまで安心して養育費を受け取れるよう、作成されることをおすすめします。

就学援助

就学援助

まず、小中学生の間は就学援助、高校生は高等学校等就学支援金という制度があります。

ほとんどの方がご存じとは思いますが、毎年4月に申請が必要です。

もし、申請を忘れていた場合は学校へ相談しましょう。

塾代や習い事の援助

大阪市は中学生を対象に塾や習い事の月謝を上限1万円まで補助する「塾代助成事業」を行っています。

参照:大阪市

東京都では中学3年生・高校3年生を対象に「受験生チャレンジ支援貸付事業」を行っています。

お住まいの地域にも、似た制度があるかもしれません。

塾が独自で行っている奨学金制度もあります

また、そもそも塾に行かなくても、インターネットで十分勉強できる時代です。

ネットの力を最大限に生かして、子どもの学ぶ意欲を育ててあげましょう。

資格取得・スキルアップ

不安な状況をポジティブにとらえれば、じっくり学んでスキルアップするよい機会です。

無料で資格取得の勉強ができる「職業訓練」はスキルアップの絶大な味方です。

ひとり親家庭の方が優先的に申し込める、託児サービス付きのコースがあります。

小さい子をお持ちの方でも安心して勉強できます。

資格取得や講座受講費を支援してくれる制度「自立支援教育訓練給付金」や、さらに看護師や介護福祉士の学校に通われる方には、月額7万~14万円が支給される「高等職業訓練促進給付金」という制度もあります。

参照:厚生労働省

書類作成や手続きに時間がかかりますので、興味がある方はお近くの役所・ハローワークへ早めにご相談ください。

本気で勉強される方にはとてもおすすめです。

移住

移住

コロナで働き方が変わり、今の場所に住む必要がなくなった方は、より生活費の安い地方への移住という手段もあります

シングル家庭を積極的に受け入れる自治体が「ひとり親地方移住支援ネットワーク」を結成しました。

現在、北海道幌加内町、群馬県上野村、長野県須坂市、兵庫県神河町、島根県浜田市が加入しています。

引っ越し代や家賃補助、そのほか就職支援などがあるようです。

説明会や移住体験会なども開催しています。

興味のある方はぜひお問い合わせください。

都会に比べ、生活費が大幅に減らせる可能性があります。

参照:かみかわくらす(兵庫県神河町)

自分に合った支援を

コロナの影響でさらに厳しくなったシングル世帯が増えています。

時代に合わせて支援も広がっています。

広報紙や自治体のHPで、どのようなサポートがあるかをチェックしてみましょう

そして行き詰りそうになる前に、早めに窓口で相談しましょう。

よりあなたの状況にあった支援を提案してくれる可能性がひろがります。

知らないことが状況をより悪化させます。

親であるあなたが公的な援助について調べたり、上手に活用したりする姿は、子どもにとっても活きた経験となるでしょう。

今できることから始めてください。(執筆者:リケジョママライター 安藤 鞠)