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ライフプランの見直し&収入アップに役立つ「キャッシュフロー表」 3つのメリットと作成のポイント

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ライフプランの見直し&収入アップに役立つ「キャッシュフロー表」 3つのメリットと作成のポイント

ライフプランを検討する際に、「キャッシュフロー表」というものを聞いたことがあると思います。

保険や住宅購入などの際に自身で書いてみたり、専門家に作成してもらったことがある方もいるかもしれません。。

コロナ禍で今後のライフプランの見直しをしたい方に、今回は「キャッシュフロー表」を書く意義と、書き方について記載します。

「キャッシュフロー表」とは

キャッシュフロー表
≪画像元:特定非営利活動法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会「キャッシュフロー表を作成してみよう (pdf)」≫

キャッシュフロー表」とは、ライフプランをお金の面で実現していくための計画表のことを指します。

これを書くと、各年の家計の状況を俯瞰して確認できます

また、いつどのようなライフイベントがあって、その際にいくらお金がかかるのかも一覧で確認できます

その結果、各種資金計画を考える際にとても役立ちます。

「キャッシュフロー表」を書く意味

「キャッシュフロー表」を書く意味

「キャッシュフロー表」を見みてみると、書くのを面倒な作業に感じる方もいると思います。

しかし、「キャッシュフロー表」の作成には、さまざまなメリットがあります。その主なものとして3点を記載します。

メリット1. 資金計画を立てやすくなる

まずは、資金計画を立てやすくなることです。特に人生の3大支出と言われる教育資金、住宅資金、老後生活資金を考える際に有効です。

これらの資金は金額が大きいためお金の計画をしっかりと立てることで、想定以上の過大な出費や後から思わぬ出費が生じて慌ててしまうという事態を防げます。

メリット2. お金が貯まりやすくなる

「キャッシュフロー表」を書くと、家計簿を作るだけでは見えない家計の穴が見えてくることがあります。

頭の中で何となく考えていることを見える化することで「想像以上にお金を使っている時期があること」が分かり、無駄な支出を見直すきっかけになり得ます。

また、お金の計画を立てるうえで資金が不足することが分かれば、

・ 支出を削減する新しい方法を考える

・ 収入を増やすためにキャリアを見直す

・ 資産運用の計画立てるなどを考える

ようになり、結果的に収入アップにもつながっていきます

メリット3. 心理的安定にもつながる

普段から頭の中でもやもやと考えてしまっていることを見える化するだけでも、気持ちが落ち着きます。

また、未来への道筋が見えていると、あれこれと無駄な心配をする機会も減ることでしょう。

「キャッシュフロー表」を作成すること自体が心理的安定にもつながります。

「キャッシュフロー表」の作成方法

「キャッシュフロー表」の作成方法

「キャッシュフロー表」を見ると、各項目がたくさんあり、作成が難しいと感じますが、書いてみると意外とシンプルです。

書く際には、まず次の3点を書いてみるとよいことでしょう。

(1) 家族の年齢

家族の構成員の現在のそれぞれの年齢を書いていきます。そして、次に翌年のそれぞれの年齢を記載して、それを続けて記入します。

(2) 家族のライフイベント

家族の年齢を書いていくと、いつどのようなライフイベントがあるのかが見えてきます。分かりやすいのがお子さんの進学でしょう。

進学は一定の年齢に達すれば自動的に発生するライフイベントですので、家族の年齢を書いている段階からイメージが湧いてくるかもしれません。

(3) 年間収支

年間収支は、年間の収入から支出を引き算すれば計算できます

毎月の家計簿をつけていれば、その金額を12倍にすればよく、それができていない場合でも、まずは毎月家計の黒字額からおおよその金額を記入してもよいと思います。

「キャッシュフロー表」作成のポイント

「キャッシュフロー表」の作成にはいくつかのポイントがあります。ただし、今回は初めて書く方向けに最低限のポイントについて記載します。

ポイント1. 完璧に書こうとしない

お金の計画を厳密に立てようと思うと、各項目についてそれなりに入念に金額を洗い出す必要が出てきます。

家計簿でも正確につけようとするとそれなりに手間がかかるので、「キャッシュフロー表」も精緻なものを作ろうとなればなおさらです。

これを始めてしまうと、作成が億劫になって結局は作らないということになりかねません。

従って、まずは書けるところだけでも書いてみるというのが1つのポイントです。

ポイント2. 作り直しを前提に書く

全ての計画がそうですが、実際には全てが計画通りにいくとは限りません。お金の計画も例外ではありません。

「キャッシュフロー表」の作成においてもそのことを意識して、作り直しを前提に書くとよいことでしょう。

前述の通りさまざまメリットがありますので、おおまかにでも書いてみることをおすすめします。

「キャッシュフロー表」のメリットは多い

「キャッシュフロー表」は人生の計画をお金の面で考えるための表です。

計画を立てることのメリットもあれば、「キャッシュフロー表」の作成自体にもメリットがありますので、書いたことのない方は今回の内容も参考にして書いてみてください。(執筆者:元証券会社勤務 佐藤 彰)

《佐藤 彰》
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佐藤 彰

佐藤 彰

全国に営業店を構える対面型証券会社とIT系の証券会社に勤務し、2019年4月に独立しました。金融機関在籍時は、主にコンプライアンス部門に所属し、若手社員教育、コンプライアンス研修、投資信託販売のチェックを主に担当していました。金融機関外での金融教育の必要性を実感し、現在は主に投資信託による資産形成を支援するファイナンシャルプランナーとして活動しています。コーチ資格も保有しており、投資と心理にも着目した情報発信をしています。 <保有資格>AFP、米国CTI認定プロフェッショナルコーチCPCC 寄稿者にメッセージを送る

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