わが家も数年前までは家計把握をしきれずになんとなく生活をしていたので、貯金ができない期間が長く続いていました。

お金が貯まらないのには原因があります。

「節約を意識して生活しているはずなのに、全然お金が貯まらない。」

「家計を把握するためには家計簿で収支を記録した方が良いけど、その家計簿が続かないから家計把握がなかなかできない」

という悪循環に陥って管理を諦めてしまう人が大勢います。

通帳は完璧な家計簿

家計簿を付けなくても、銀行通帳を見れば過去の大まかな収支を把握できます。

銀行通帳にはこれまでの収入や引落し公共料金、カード支払いなどの収支がすべて記録されています。

通帳を1年分さかのぼって見直すことで、お金が貯まらない原因を見つけられます。

銀行通帳を見ながら家計と向き合う時間を、筆者は「銀行通帳マネー会議」と名付けています。

この記事では、銀行通帳を1年分さかのぼって家計把握する方法と、タイプ別の節約ポイントをご紹介します。

お金が貯まらない原因を発見

銀行通帳を見て1年分の収支を把握

ひとつの銀行口座で収支をまとめている人

貯蓄用の口座を分けている人

引落口座がいくつも分かれている人

など人によって銀行通帳の数は違います。

できるだけ正確に家計把握をするために、全部の通帳を見ることをおすすめします

まずは1年分をさかのぼって、以下の金額を月ごとに割り出します。

・ 収入 → 給与やその他の収入

・ 固定費 → ローン・家賃・水道光熱費・通信費・保険料など、毎月支払額が決まっているもの

・ 変動費 → 食費・日用品代・被服費・医療費など毎月金額が変わるもの

・ 貯蓄 → 現在も貯金できている金額(貯めたつもりでも後から引き落とした場合は貯蓄額に含めない)

次に、収入に対しての固定費・変動費・貯蓄額の割合を出します

【例】

収入35万円

固定費18万円

変動費14万円

貯蓄額3万円

の場合

固定費:変動費:貯蓄額=51:40:9となります

家族構成や年齢によっても理想的なバランスは変わります。

固定費や変動費が50%を超えている場合や、固定費と変動費を足すと100%を超えてしまう場合(赤字)は、家計の見直しが必要です。

先程挙げた例の場合は固定費が50%を超えているので、固定費を見直して貯蓄に回せば家計が安定してくると考えます。

【タイプ1】固定費の割合が多い場合

携帯電話の固定費見直し

固定費は1つ1つの金額が大きく、固定費を見直すことで大きな節約になることが多いです。

固定費の中で何年もプランを見直していないものがあれば、乗り換えやプラン変更を検討してみてください。

筆者はスマホを大手キャリアから格安SIMに乗り換えて月5,000~1万円ほどの節約になりました(夫婦で1万~2万円の節約)。

結婚後も独身時代から保険プランを見直していなかったため、夫婦で保険の見直しをしたところ2人で月1万円ほどの節約になりました。

これ以外にも、ローンの借り換えや電気・ガス会社の乗り換えなどで大きな節約ができる可能性があります。

次に毎月支払っている固定費の中で、年間払いにしたら安くなるものがないか確認してください

保険料や長く契約しているサブスクリプションなどは、月払いから年払いに変更することで節約になります。

NHKの受信料は月払いから年払いに変更することで年間1,000~2,000円ほど安くなります

【タイプ2】変動費の割合が多い場合

変動費の割合が多い場合は、まずはカードの引落額が大きいのか現金支払額が多いのかを確認します。

カードの引落額が多い場合は、いくら使ったか把握しきれずに使い過ぎてしまっている場合が多いです。

目標設定額を守って使える場合は問題ありませんが、どうしてもカードを使い過ぎてしまう場合は、デビッドカードやあらかじめ予算額を入金しておける電子マネーなどを検討してみてください

現金の支払いが多い場合には、予算額を5週で割った金額のみ財布に入れておくことで今週使える金額を把握しやすくなります。

【タイプ3】足りなくなったら貯金から引き落としているので貯蓄が増えていない

全く増えてない

家計把握をしてその中でやり繰りするのが理想ですが、どうしても予算額を超えてしまうこともあります。

そんな時に焦って貯金を取り崩してしてしまうと貯蓄額が増えていきません。

根本的に収入と消費のバランスが取れていない場合には固定費や変動費の見直しが必要です。

なんとなく毎月予算オーバーしてしまうという人はあらかじめ予備費を用意しておくことをおすすめします。

あえて今までより目標金額を低めに設定しておいて、残りを予備費として分けておきます。

少なめの予算を意識することでそれに見合ったお金の使い方をするようになるので、どうしても足りない時に予備費を使っても、結果予算内に抑えられるようになっていきます。

それでも足りなくなって貯金を取り崩してしまうという場合には、簡単に引き落としができない財形貯蓄を利用する方法もあります。

貯金を取り崩さないためには、家計と貯蓄を全く別物として考える必要があります

過去の銀行通帳を見返すことで、家計のバランスと見直しポイントが分かります。

ぜひ時間を作って「銀行通帳マネー会議」をしてみてください。(執筆者:川井 奈央)