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NTTがNTTドコモのTOBを発表 株主が「公開買付に応募する手順」を筆者の実例で解説

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NTTがNTTドコモのTOBを発表 株主が「公開買付に応募する手順」を筆者の実例で解説

9月29日にNTTによるドコモ株の公開買付け(TOB)が発表されました。

前日のマスコミ報道もあり、29日の株価は朝から買い気配のまま寄り付かず、取引終了直前にストップ高で引けました。

楽天証券特定口座で同株を保有していた私は、「ヤッター!」と言わずにはいられませんでした。

初めての経験でどうしたらよいのかが分からずに、

「いずれ公募価格3,900円まで上がったら市中で売却すればいいや」

と考えていました。ところが、次の日もまた次の日も3,880円前後をフラフラしています。

「TOB応募はどうすりゃいいの?」と思い調査を開始したわけです。

NTTがNTTドコモのTOBを発表

楽天証券からメール受信

10月1日に楽天証券から「保有銘柄の公開買付(TOB)が発表されました」と題するメールが舞い込みました。

内容は次のとおりです。

「公開買付に応募するには、公開買付期間中に応募手続きが必要です。

応募を希望する場合には、取扱証券会社(買付代理人)に株式移管を行い、手続きをしてください当社では公開買付の取次ぎを行っておりません。」

なお、買付代理人は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券とのことでした。

証券会社によってはメール連絡もなく、インターネット取引画面に「お客様へのご連絡」という形で掲示されることがあります。常にチェックが必要です。

公開買付銘柄の内容

公開買付応募手続きの流れ

次に、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のホームページを調べました。

応募手続きには、三菱UFJモルガン・スタンレー証券での口座の有無とドコモ株の預け先によって、下図の(A)から(E)までの5つのパターンがあります。

応募手続きには5つのパターン

該当するパターン別の手続きの詳細は次の表のとおりです。私の場合はパターン(A)に該当します。

該当するパターン別の手続き

専用ダイヤルに電話

応募手続きはインターネットではできません。次の専用ダイヤルに電話して申し込みます

NTTドコモ 専用TOBお問合せダイヤル

電話すると、専用ダイヤルはかなり混んでいました。株主は25万人いますので、無理もありません。日によっては受付時間を延長して対応しています

応募手続き

応募手続きは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の口座開設から始めます。

ドコモ株TOBの専用口座を開設します。

電話で、氏名、生年月日、現住所を伝えました。口座開設に必要な書類は10月12日から発送を開始するとのことです。

株式移管手続料は発生しない

三菱UFJモルガン・スタンレー証券側も、出し側の楽天証券も株式移管手数料は発生しません

出し側の株式移管手続料は、証券会社によって異なる可能性がありますのでチェックが必要です。


売却手数料は発生しない

三菱UFJモルガン・スタンレー証券からTOBに応募する際の売却手数料は発生しません。

最近はネット証券中心に売買手数料ゼロのところが増えていますが、ドコモ株は約39万円(100株)の売買ですので市中で売却すると手数料が発生するケースがあります

その後の手続き

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の口座開設が完了した後、楽天証券に株式移管を申請します。

こちらは、インターネットで手続きできます。移管が確認されれば、手続きは終了です。

注意点:NISA口座の場合

NISA口座でドコモ株を保有している場合には、NISA口座に入れたまま三菱UFJモルガン・スタンレー証券への移管はできません。市中で売却することになります。

保有株がTOBの対象でも慌てずに手続き

手続きは現在進行中ですが、手順が分かったことでスッキリしました。

恐らく二度とないとは思いますが、今後保有株がTOBの対象になっても、慌てることはありません。(執筆者:根元 直角)

《根元 直角》
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根元 直角

根元 直角

企業に44年間勤務し、定年退職したシニアです。会社では営業、調達、人事などやってきました。投資歴は半世紀近くになりますが、記憶に残るのは失敗談ばかり。その果てにたどり着いたモットーは「投資は楽しむことが一番。」フリーライター活動を通じて、皆さまに私の投資哲学をお話しします。 寄稿者にメッセージを送る

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