保険ショップに保険の相談に出かける人の中には、保険は初めてという人もいれば、入っている保険にムダがないか、もっと自分に合った保険を見つけたい、などの理由をを持った人もいるでしょう。

保険ショップでの相談は最長で1回2時間程度、何度でも無料です。

より有意義な相談になるよう、より自分に合った保険が見つけられるよう、ここでは相談に行く時の事前準備と心構えを話します。

保険ショップへの相談の心構え

事前準備

物の準備としては、既に加入している保険がある人は、その全てが分かる書類を持って行けるようにしてください。

加入している保険に重複(つまり、ムダ)がないかが分かりますし、新たに保険に加入する場合も、重複をさけられます。

また加入している保険の良い点を第三者に確認してもらう事も有意義で、良い保険なら大切にしてください。

次は考えや知識の準備です。

保険ショップの人は、お金の相談にのってくれる、単なる親切な専門家・FPではなく、保険を売るのが仕事です。

保険ショップの収入である、売った保険から得られる手数料は、保険の大きさや種類、保険会社によっても異なります

当然、販売強化月もあり、ノルマもあるでしょう。

従って自分のお金を守るために、以下の考えをまとめておいてください。

【ポイント1】保険料金にいくら充てるか

いくらまで保険料に充てられるか考えておきましょう。

【ポイント2】 保険加入の目的(必要な保険の種類

魅力的に語られる特約をあれもこれもと付けていては、保険料が膨らむばかりです。

また、例えば医療保険は〇〇生命、死亡保険は△△生命のように良い保険なら保険会社が別々でもいいか、1社にまとまめたいかを考えておいてもいいです。

多社に及ぶ場合、何かあった時の請求漏れに注意が必要です。

少なくとも以下の知識を持っておくと、相談内容が随分と濃密になるでしょう。

【ポイント3】マイナス金利と保険の関係

「(既に入っている)終身保険(や養老保険などの貯蓄性のある保険)を解約・減額して、その解約返戻金を新たに加入する保険料に前納すれば、保険料負担がなく最新の保険を持てます」

このセールストークに心を動かされる人がいらっしゃるようですが、慎重に対応しましょう

マイナス金利の影響で金融商品の貯蓄性が低下していますので、既に貯蓄性の高い保険に加入している人は、老後資金としての活用も念頭に入れて、大切にしてください。

【ポイント4】保険料と保険料払込期間の関係

保障が終身の保険は、保険料払込期間を短くすれば1回の保険料は高くなりますが、支払う保険料の合計は安くなります

また保険料払込免除特約を付ける場合は、払込を終身にしておく方がいいのかなど、両者の関係から考えられる事はいろいろあります。

事前準備はしっかりと

心構え

お子さんの教育費やご自身の老後資金の準備、あるいは病気やケガなどに見舞われた時に助けになるものが保険だとの認識だと思います。

しかし、保険は家の次に大きな買い物と言われる事、また、蓄えがたくさんあれば保険に加入する必要はないとも言われる事を意識した事はあるでしょうか。

つまり保険は、資産や収入とトータル的に考える必要があります。

保険ショップでの相談では、家族構成はもちろんの事、職業や収入、資産状況までも聞かれます

ここまで聞かれる意義をあらかじめしっておく事も、相談を有意義にすると考えます。

時間とお金を大切に

質問は、自分が何を分かっていないかが分かっている人にしかできません。

質問しない事をわざわざ先回りして教えてくれる人はそう多くないでしょう。

場合によっては、

「分かっていない=質問しない=不要と言わない」

のをいい事に、必要以上に手厚い保険をすすめてくる人もいるかもしれません。

とにかく大切な事は、話をよく聞き、納得の行くまで相手をつき合わせてどんな小さな疑問も解決する事です。

決定権者はご自身です。

時間とお金を大切にするために、保険ショップに相談に行く時はこれらの予習をしてお出かけください。(執筆者:金澤 けい子)