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「予定済み出費」を簡単かつ確実に貯められる「封筒積立」 はじめ方とメリット・デメリットを解説

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「予定済み出費」を簡単かつ確実に貯められる「封筒積立」 はじめ方とメリット・デメリットを解説

先日知り合いとの会話のなかで「保険を年払いにしている」と言うと、ずいぶんと驚かれました。

「年払いなんて、お金がなくてできない」

というのです。

確かに合計支払額は年払いのほうが安くなるものの、払い込みの時に多額の現金が必要です。

うっかりすると払い込みの時に現金が足りないということもあり、実は筆者も何度か失敗したことがあります。

そこで保険や自動車の車検、維持費用などは、「封筒積立」でコツコツ貯めておくことにしました。

ここでは、簡単かつ確実にお金を貯められる「封筒積立」を紹介します。

封筒積立で予定済み出費を確実に貯める

封筒積立とは

封筒積立とは、その名の通り毎月決まった額の現金を封筒に入れて貯めておく貯金方法です。

【封筒積立に向いている費用】

・ 1年~数年以内に使うことが分かっている

・ おおよその予算が決まっている

たとえば年払いの保険料や、マイカーの車検と維持費用は、決まったタイミングで大きな出費があることがあらかじめ分かっています。

こういったお金は封筒積立で用意するのに向いてます。

また、家電などは壊れた時にすぐ買い換えたり修理をしたりしないと、生活がとても不便です。

壊れた時にすぐ買い替えや修理ができるよう、手元にある程度まとまったお金があると安心です。

この家電買い替え用の費用なども、封筒積立で用意するのに向いています。

一方で、老後資金などの数十年先に使うようなお金は封筒積立で用意するのに向いていません

必要となるまでに時間がある場合には、iDeCoや投資信託などでお金を増やせるからです。

封筒積立のはじめ方

封筒積立に必要な物は封筒だけです。

まず、

・ いつまでに

・ いくらお金が必要なのか

を封筒に書きます。

次に今から必要となるタイミングまで何か月あるのかを数えて、その月数で予算を割ります

あとは計算した毎月の金額を封筒に書いて、毎月その金額を封筒に入れていくだけです。

筆者の場合には、月も封筒に書いておき、お金を入れたら丸印をつけていきます。

すると入れ忘れがひと目でわかって便利です。

封筒積立の具体例

たとえば、年払いで12万円の保険料を毎年10月に支払う必要があるとします。

10月に次の支払いのための封筒積立を始めるなら月に1万円ずつ、1月にはじめたなら月に1万2千円ずつ封筒に入れていくという要領です。

簡単ですが、確実に大きな金額を貯められるのが封筒貯金のメリットです。

月数で割った時に端数がでるようなら、繰り上げて切りよくお札を用意できる金額で貯めていきます。

そのほうが毎月の予算を用意するときに便利だからです。

モチベーションを高めるために可愛らしい封筒を使ったり、月謝袋のようにきれいにマスを書いて、お金を入れるごとにハンコやシールを貼っていったりする人もいます。

筆者の場合にはわざわざアイテムを用意せず、銀行の封筒やダイレクトメールの封筒を使っています。

特に銀行の封筒は当然のことながらお札にピッタリサイズなので便利です。

封筒積立の封筒は好みのものでOK

封筒積立のメリットとデメリット

ここからは封筒積立のメリットとデメリットを見ていきましょう。

封筒積立のメリット

封筒積立のメリットは、

・ 大きな金額を確実に用意できる

・ 取り分けておくことでお金を他の用途に使ってしまうのを防げる

ことです。

封筒積立のデメリット

デメリットは、

・ 利息などでお金が増えることはない

・ 貯蓄ではなく、いつか使うお金だということには留意しなければならない

ということです。

なかには封筒積立をしていることで「貯蓄ができているような気持ち」になってしまう人もいるようです。

しかし、封筒積立はあくまで使い道が決まっているお金です。

封筒積立ばかりで他の貯蓄をしていないと、突発的な出費があった際に封筒積立を使わざるを得なくなることもあり得ます。

封筒積立以外の貯蓄も意識しておくことが大事です。

シンプルで効果的な貯め方

封筒積立は子どもでもできるような基本的な貯金方法です。それでもお金が貯まる効果は抜群です。

家計簿が続かないタイプの人でも、しっかりとまとまった金額を用意できます。

予定していたはずの大きな支払いに慌てることがなくなったり、月払いから年払いに切り替えて節約できる封筒積立をぜひ始めてみてください。(執筆者:金子 ゆかり)

《金子 ゆかり》
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金子 ゆかり

金子 ゆかり

2歳児を子育て中の三十代フリーライター。出産後、ライフプランを真剣に考えるようになりました。その課程でファイナンシャルプランナー3級を取得。裏付けのある知識と実体験の双方を含んだ記事を書いています。小学校司書補としての勤務経験を生かした、読みやすい文章がモットーです。 寄稿者にメッセージを送る

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