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三井住友から「ナンバーレス(NL)」のカード登場 セブン・ローソン・マックで最大5%還元も

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三井住友から「ナンバーレス(NL)」のカード登場 セブン・ローソン・マックで最大5%還元も

最近のクレジットカードは、券面に番号などの情報を記載しないのがトレンドです。

シンプルでスタイリッシュなのはもちろん、セキュリティ上もメリットがあります。

三井住友カードでも、表面のカード情報を裏面に集約したカードを発行しています。

さらに一歩推し進めて裏面からもカード情報を完全になくした「三井住友カード(NL)」の発行が開始されました。

メリットとともに、注意点も解説します。

2月1日、「三井住友カード(NL)」の発行が開始

ナンバーレスカード
≪画像元:三井住友カード

2021年2月1日、三井住友カードから新たなカードとして、三井住友カード(NL)の発行が開始されました。

NLは「ナンバーレス」の略で、概要は以下の通りです。

ナンバーレスの概要

基本的に、通常の三井住友カードと三井住友カード(NL)のスペックには大差がありません

海外旅行保険は、三井住友カード(NL)の方が若干ハイスペックです。

三井住友カード(NL)のメリット

ここからは、主に通常の三井住友カードと比較した際の、三井住友カード(NL)のメリットを紹介します。

メリット1:年会費が永年無料

三井住友カード(NL)の年会費は、ずっと無料です。

通常の三井住友カードは、初年度年会費無料で、2年目以降は1,375円の年会費がかかります

WEB明細やマイ・ペイすリボ、前年度のカード利用金額に応じた年会費の割引・無料サービスがありますが、三井住友カード(NL)にそんな面倒な条件は一切ありません。

メリット2:完全ナンバーレスでリスク低減

完全ナンバーレス
≪画像元:三井住友カード

三井住友カード(NL)はその名の通り、券面がナンバーレスです。

通常の三井住友カードは、表面が氏名以外ナンバーレスですが、裏面にカード番号、有効期限、セキュリティコードが記載されていて、盗み見のリスクはゼロではありません。

三井住友カード(NL)は表面には何の記載もなく、裏面にも氏名、カード発行日以外の情報がありません

これなら、盗み見されてもリスクは少ないです。

メリット3:MastercardブランドもVisaブランドとほぼ同一スペック

三井住友カード(NL)はVisa/Mastercardのいずれかから国際ブランドを選べますが、どちらを選んでも大差はありません。

通常の三井住友カードの場合、Mastercardを選ぶと、タッチ決済機能が搭載されておらず、券面に記載の情報レイアウトもVisaとは異なります。

三井住友カード(NL)でMastercardブランドを選んでも、タッチ決済機能(Mastercardコンタクトレス)が標準搭載です。

メリット4:コンビニ、マックで最大5%還元

コンビニ、マックで最大5%還元
≪画像元:三井住友カード

三井住友カード(NL)なら、コンビニとマックで最大5%のVポイントが還元されます。

通常の三井住友カードでも、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、マクドナルドでの支払いに利用すると、通常の0.5%還元に加えて2%のVポイントが加算され、合計2.5%還元です。

さらに、三井住友カード(NL)のVisaのタッチ決済・Mastercardコンタクトレスを使って、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、マクドナルドで支払うと、ポイントが+2.5%されて合計最大5%となります。

これは、コンビニやマックにおいて最高クラスの還元率です。

ただし、ファミリーマートはタッチ決済に対応していないため、最大でも2.5%還元にしかなりません

三井住友カード(NL)の注意点

ただし、通常の三井住友カードと比較した際に、三井住友カード(NL)には以下のような注意点があります。

注意点1:ネットショッピング利用者はアプリが必須

利用者はアプリが必須
≪画像元:三井住友カード

三井住友カード(NL)の券面には、カード番号、有効期限、セキュリティコードの記載が一切ありません。

盗み見リスク低減のメリットがある一方、カード番号、有効期限、セキュリティコードの入力が必要なネットショッピングでは、多少面倒です。

これらの情報を確認するには、「Vpassアプリ」が必要となります。

注意点2:iD一体型カードがない

一体型カードがない
≪画像元:三井住友カード

通常の三井住友カードには、後払い型電子マネー「iD」が搭載されていて、Visa/Mastercardのタッチ決済とは別に、非接触決済ができます。

一方、三井住友カード(NL)のカード本体に、iD機能を搭載できません

ちなみに、iD一体型の通常の三井住友カード → 三井住友カード(NL)へ切り替えると、切り替え前のiDは自動解約されます。

iDを利用するには、iD専用カードを別途発行するか、Apple PayやGoogle Pay経由でiDを使うかしてください。

注意点3:顔写真入りカード、バーチャルカードを利用できない

バーチャルカードを利用できない
≪画像元:三井住友カード

通常の三井住友カード(Visa)は、追加料金なしで顔写真入りカードを選択できます。

顔写真による本人照合が行えるため、セキュリティがさらに高まります。

一方の三井住友カード(NL)は、顔写真入りカードの発行ができません

顔写真入りカードの発行ができない
≪画像元:三井住友カード

また、通常の三井住友カードで可能なインターネット決済専用「三井住友VISAバーチャルカード」の発行が、三井住友カード(NL)ではできません。

しかし、三井住友VISAバーチャルカードは年会費330円なのに対して、三井住友カード(NL)は年会費無料ですから、バーチャルカードを持つ理由はあまりないかもしれません。

注意点4:月間利用ボーナスがない

通常の三井住友カードを月間5万円以上利用すると、利用金額に応じて50~100ポイントのボーナスポイントがもらえます。

一方、三井住友カード(NL)を月間5万円以上利用しても、ボーナスポイントはもらえません

メインカードとしてガンガン使うには、お得度がイマイチです。

注意点5:ショッピング保険がない

通常の三井住友カードには、年間100万円を上限とするショッピング保険が付帯しています。

国内では3回以上の分割・リボ払いにしか適用されませんが、ないよりはましです。

一方の三井住友カード(NL)には、ショッピング旅行が付帯していません

三井住友カード(NL)はコンビニ・マックユーザーの利用価値大

三井住友カード(NL)は、券面からカード番号や有効期限、セキュリティコードを排したことにより、盗み見のリスクを大幅に低減させました。

年会費が永年無料というのも、信頼の三井住友カードにあってはうれしいです。

追加機能は通常の三井住友カードに譲るものの、三井住友カード(NL)はセブン、ローソン、マックでのタッチ決済での5%還元が大きなメリットです。

セブン、ローソン、マックユーザーなら、持つ価値ありの1枚です。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)

《角野 達仁》
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執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁 角野 達仁

1976年生まれです。極力すべての支払いをクレジットカードでするようにしていますが、カード手数料をとられて損をするうっかり屋さんでもあります。その悔しさをばねに、日々クレジットカードのお得な使い方についてアンテナを張っています。アンテナを張って入手した無理なくできるお得なカード情報を、お得なカードライフを広めるために皆さんに分かりやすく伝えられたらいいと思っています。 寄稿者にメッセージを送る

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