筆者は楽天のヘビーユーザーで、楽天経済圏でその恩恵を受けています。3月のスーパーセールでは1万7,250ポイント獲得しました。

しかし現在、楽天経済圏ではポイント獲得の生命線であったSPUの改悪が続いています。

今後、楽天が同様のサービスを提供し続けることが可能なのかと不安に思っている人もいるのではないでしょうか。

改悪の具体例には次のようなものがあげられます。

【2月】お買い物マラソンの獲得上限ポイントが1万P → 7,000Pに低減

【4月】楽天ゴールドカードのSPU付与率が4倍 → 2倍に変更

【6月】楽天でんきのSPU付与率からの除外

今回は、そのような楽天経済圏の代替になり得るのではないかと注目されている「PayPay経済圏」を紹介します。

「PayPay経済圏」は「楽天経済圏」の代わりになるのか

「PayPay経済圏」とは

「PayPay経済圏」とは、その名の通りソフトバンクグループが提供しているサービスを中心の経済圏です。

そのサービスには、主に次のようなものが挙げられます。

使ったほうがよいサービスの事例

PayPay経済圏で使ったほうがよいサービスには次のようなものがあります。
  

(1) ソフトバンク(携帯電話のキャリアサービス、ワイモバイルも含む)

(2) Yahoo!カード

(3) PayPayモール

(4) Yahoo!ショッピング

(5) ヤフオク!

(6) ebookjapan

(7) LOHACO

(8) Yahoo!トラベル

(9) PayPayフリマ

上記のサービスを使用するとPayPayでの還元率が向上します。したがって、高還元を狙う場合には上記のサービスを優先的に使う必要があるのです。

ポイント付与率を上げるために必要なサービス

PayPay STEP
≪画像元:PayPay

PayPay経済圏では楽天経済圏のSPUのような、PayPayステップという還元率を上げる方法があります。

PayPayステップは、PayPay利用特典とPayPayモール特典と2つのステップに分かれているので順に説明していきます。

1. PayPay利用特典

1つ目がPayPay利用特典です。

PayPay利用特典は、PayPay利用回数を増やすことで、来月のポイント付与率が上がるサービスです。付与率を上げるには、次の2つを達成する必要があります。

(1) 100円以上決済回数50回以上達成で +0.5%

(2) 利用金額10万円以上達成で +0.5%

この条件を達成することで、基本付与分の0.5%と合わせて1.5%の付与率が条件を達成した翌月から適用されます。

Yahoo!JAPAN系の対象サービス利用の基本付与率が1%になっているので、2%の付与を受けることも可能です。

PayPayを利用したカウント期間および適用期間は、カウント期間が前月1日~同月末日23:59、適用期間が当月の1日8:00~翌月1日7:59です。

条件を達成しても付与率が上がるのは、当月ではなく翌月からとなるので注意してください。

付与率
≪画像元:PayPay

2. PayPayモール特典

2つ目がPayPayモール特典です。

PayPayモール特典では、次の4つの条件を達成した状態で、PayPayモールやYahoo!ショッピングで買い物することで還元率を上げられます

(1) PayPayとヤフーアカウントを連携する:+2%

(2) ヤフープレミアム会員になる:+2%

(3) 対象のサービスから3つ以上使用する:+2%

(4) ヤフーカードを3万円以上利用する:+2%

上記のすべての条件を達成するすると還元率が8倍になります。

PayPayモール特典もPayPay利用特典同様に、付与率が上がるのは条件を達成した当月ではなく翌月からとなるので使用する際には注意してください。

PayPayステップ以外の付与率の上げ方

ここからはPayPayステップ以外の付与率の上げ方を紹介していきます。

PayPayステップ以外の付与率の挙げ方には、日曜日と5のつく日に買い物をするという方法があります。

日曜日に買い物をする

毎週日曜日にPayPayモールでの買い物の際にPayPayで支払うと、ソフトバンクユーザーの場合には付与率が +10%、それ以外の人は +5%上がります。

また、PayPay残高払いにすることで +1%、さらにストアポイントが +1%付与されるので、支払いをする際にはPayPayで決済しましょう。 

PayPayステップおよび上記の全ての条件を達成すると、ソフトバンクユーザーの場合には最大22%、それ以外のユーザーは最大17%の還元を受けられます。

5のつく日に買い物をする

こちらはソフトバンクユーザーだけが対象なのですが、楽天市場同様にPayPayモールやYahoo!ショッピングでは5のつく日に買い物をすると4%戻ってきます。

ソフトバンクユーザーには、5の日を狙って買い物をすることをおすすめします。

注意点は、事前エントリーが必須であることと、楽天の5・0の日とは異なり0のつく日は対象外であるので月に5・15・25の3日しか対象になりません。

PayPay経済圏の「3つの課題」

高還元を受けられるPayPay経済圏ですが、課題もあります。ここからは、PayPay経済圏の課題を3つほど見ていきましょう。

1. どのサービスを使えばよいのかが分かりづらい

PayPay経済圏のか課題の1つに挙げられるのが、どのサービスを使えばよいのか分かりづらいことです。

楽天のサービスの場合には提供されているサービスに楽天の名前が入っているので、ポイント付与率を上げるためにどのサービスを使えばよいのかが分かりやすいと言えます。

しかし、PayPayの場合には「PayPayモール」や「Yahoo!ショッピング」などサービス名が統一されていないので、対象サービスを自分で確認しなければなりません。

2. 還元率を上げるのに下準備がいる

PayPayステップは条件を達成すれば付与率を上げられますが、条件を達成しても適用されるのは翌月からです。

確実に付与率を上げるには、常時PayPayを利用するか、参加したいキャンペーンの開始日時を調べて、それに合わせて付与率を上げる準備をしておく必要があります。

また、条件達成後の付与率アップが適用されるのは達成した月の翌月のみで、その付与率がずっと続くわけではないので注意してください。

3. 使用するサイトによってポイントの付与率が違う

3つ目は、使用するサービスによってポイントの付与率が違うということです。

例として、ソフトバンクユーザーの場合にはPayPay経済圏で最大22%のポイント付与を受けられるのですが、これはPayPayモールで買い物した場合に限ります。

Yahoo!ショッピングで買い物をした場合には、最大でも18%の還元しか受けられません

したがって、どのサービスを使用すれば還元率が最大になるかを事前に確認しておく必要があります。

PayPay経済圏は楽天経済圏の代わりになり得る

経営統合
≪画像元:Z Holdings

前述のような課題はあるものの、今後、PayPay経済圏は楽天経済圏の代わりになり得るポテンシャルがあります。

課題の1つに挙げられていた問題に関しては、Yahooの親元であるZホールディングスからはサービス名を統一するとのアナウンスもされています。

LINEと統合しサービスを拡充する可能性がある

PayPayのサービスを多く提供しているZホールディングスは、3月1日にLINEと経営統合を果たしました。

今後、さらにサービスが拡充していき、PayPayを使えるサービスが増えると考えられます。既にたまったLINEポイントをPayPayに移せるようになるとのアナウンスもされています。

付与率が上がる方法を確認して乗り換えるかを決める

PayPay経済圏は楽天経済圏の代わりになり得る経済圏です。

経済圏を使うえで大切なポイントである付与率を上げるには、次の3つにことを認識しておく必要があります。

(1) PayPayステップを事前にクリアしておく

(2) 対象サービスについて調べる必要がある

(3) 使用するサイトによってポイントの付与率が違う

適切に利用できれば楽天サービス以上にポイントの付与を受けられます。

楽天経済圏に不安を感じている皆さんは、PayPay経済圏への乗り換えも検討してみてください。(執筆者:中原 和暉)