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「賃貸物件の生活サポート」は2年で1.5万円 火災保険でダブる内容をチェックしてムダを省く

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「賃貸物件の生活サポート」は2年で1.5万円 火災保険でダブる内容をチェックしてムダを省く

賃貸マンションやアパートは、間取りや立地といった住みやすさだけで決められるものではありません。

家賃や共益費はもちろんのこと、敷金や礼金の要・不要、更新時に必要な費用など、金銭面も大きな条件となることでしょう。

そうしてやっと物件が決まり、契約となった暁には、さらに諸費用が提示されます。

その1つとしてここで取り上げるのが、生活上のトラブルが発生した際に駆けつけてくれるサポートの費用です。

金額は物件によって異なりますが、2年間1万5,000円前後でしょうか。

取り上げる理由は、火災保険の補償や無料サービスと重複するものが多々あるからです。

場合によっては生活サポートは付けなくてもよいわけですから、以下、それぞれの内容を確認します。

生活サポート

賃貸マンションやアパートの契約時に別途費用を払って加入する生活サポートは、次のような生活上のトラブルに対応してくれます(物件によって多少の違いあり)。

いずれの対応も、24時間365日体制です。

・ 鍵の紛失や置き忘れ

・ ガラスの破損

・ 水廻りのトラブル(キッチンの水漏れや詰まり、トイレの詰まりやタンクの故障、洗濯機の蛇口のトラブル)

・ 給湯器やガスのトラブル

・ 電気のトラブル(ブレーカーが落ちた、電球の取り換え、テレビが映らないなど)

・ 在宅確認

・ 害虫駆除

・ パソコンのトラブル

・ 近隣のお店の情報

・ 健康上の相談(必要に応じて病院の情報も)

・ 不審者や訪問販売のトラブル

・ 騒音などの環境トラブル   

火災保険によるサポート

次に、火災保険がサポートしてくれる内容を見てみましょう。

保険会社によっては無料サービスの範囲であったり、不動産会社が既に火災保険に特約としてサポートを付けている場合もあり、この場合には「特約保険料+前述のサポートの費用」で2重にお金を払うことになってしまいます。これは由々しき事態です。

従って、特約なのか無料サービスなのかも確認します。

<東京海上日動>

無料サービスは以下の通りです。

事故防止アシスト


メディカルアシスト

【医療機関案内】
夜間・休日の救急医療機関、旅先での最寄りの医療機関案内

【救急医療相談】
専門医および看護師による緊急医療相談

【予約制専門相談】
専門的な医療・健康電話相談(予約制)

【転院・患者移送手配】
転院時には民間救急車や航空機特殊搭乗手続等の一切の手配

・ がん専用相談窓口:
経験豊富な医師とメディカルソーシャルワーカーによるがんに関する相談

参照:Tokio Marine & Nichido Fire Insurance

介護アシスト

【電話介護相談】
社会福祉士・ケアマネジャー・看護師等による、公的介護保険制度の内容や利用手続、介護サービスの種類や特徴、介護施設の入所手続、認知症への対処法等の電話相談。認知症の不安に対しては、医師の監修による「もの忘れチェックプログラム」も利用可

【各種サービス優待サービス】
「家事代行」「食事宅配」「リフォーム」「見守り・緊急通報システム」「福祉機器」「有料老人ホーム・高齢者住宅」「バリアフリー旅行」といったご高齢者の生活を支える各種サービスを優待条件で利用できる事業者の紹介

【インターネットによる介護情報サービス】
介護の仕方、介護保険制度の内容など、介護関連の情報提供

参照:Tokio Marine & Nichido Fire Insurance

特約によるサポート

特約によるサポートもあります。

<東京海上日動 火災保険の特約付加による生活サポート>

火災保険の特約付加による生活サポート
≪画像元:東京海上日動「住まいの保険パンフレット重説 (pdf)」≫

その他、特約にはインターネットなどのサイバートラブルに関する相談サービスなどもあります。

<あいおいニッセイ同和損保 災保険無料サービス>

火災保険無料サービス
≪画像元:Aioi Nissay Dowa Insurance

まずはここからムダな費用のチェック

生活のサポートはいわば保険のようなものなので、あれば安心ですが、別途料金を払ってまで必要なサポートはどれだけあるのでしょうか

また、手厚すぎる特約付きの火災保険をすすめられているのかもしれません。

・ 生活のサポートは任意加入か

・ 火災保険は自分で決められるか(保険会社)

・ 特約の有無

・ 特約付きでも、その保険料のほうが生活のサポートに加入するより安いか

この点を不動産会社に確認し、まずはここから費用のムダをなくしましょう。(執筆者:金澤 けい子)

《金澤 けい子》
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金澤 けい子

執筆者:FP2級 元保険外交員 金澤 けい子 金澤 けい子

独身時代は建築設計事務所に勤務。宅建、2級建築士の免許は取得したものの、結婚して専業主婦に。その後14年間の専業主婦を経て、興味のあった保険業界へ就職。FP2級の資格を取得し、8年間保険外交員を経験した後、退社しフリーライターの道へ。 寄稿者にメッセージを送る

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