コンビニでは、期限切れ間近の商品の廃棄などのフードロスの問題が叫ばれています。

今回は、フードロスに対するファミリーマート(ファミマ)の取り組みを取りあげ、大手他社の取り組みとも比較しましょう。

消費期限間近のおにぎりや弁当などの値引きを本格化

消費期限間近のおにぎりや弁当などの値引きを本格化
≪画像元:FamilyMart

ファミリーマートでは、7月から消費期限間近のおにぎりや弁当など中食商品の値引きを本格化させました。

これまでも一部の店舗では実施されていましたが、全国的に実施されます。

値引きシールのバーコードをスキャンするだけで値引額が反映

これまでのファミマの値引きは「〇〇円引き」という値引きシールを貼り、レジで値引き作業を行うというものでした。

これでは値引き忘れや値引額の間違いなどのミスが発生する可能性があり、利用者としてもハラハラするものです。

7月からは、値引きシールに印刷されたバーコードをスキャンするだけで、値引きが自動で反映されます。

これで値引き忘れや値引き額の間違いなどの心配はありませんね。

税込価格に対して値引き&合算の値引きあり

値引きシールにも書いてあるように、税込価格に対して値引きされます。

また、他の値引き(おにぎりのセールなど)がある場合には、合算して値引きされます。

ただし、セルフレジでは値引きを利用できませんので、有人レジで会計しましょう。

ファミマで値引き商品を実際に買ってみた

ファミマで値引き商品を実際に買ってみた

実際にファミマで値引き商品

・ ローストチキンのパスタサラダ:276円(税込298円)

・ こだわり炒飯おにぎり:121円(税込130円)

を買ってみました。

購入したのは7月3日16時、パスタサラダの消費期限は20時です。

パスタサラダには50円引き、おにぎりには20円引きのシールが貼られていました

値引きシールのバーコードをスキャンするだけで、しっかりと値引額が反映されていましたので、ひと安心です。

「値引き前の税込価格」に対してポイント付与

「値引き前の税込価格」に対してポイント付与

購入時のレシートを見てみましょう。

値引き前の金額が税込428円、70円値引かれて会計は税込み358円です。確かに、税込価格に対しての値引きです。

ファミマでは、200円ごとにdポイントが1ポイント貯まりますが、今回の買い物で2ポイント貯まりました。

つまり、値引き前の税込価格がポイント付与の対象ということで、これはお得です。

他の大手コンビニの値引きと比較

セブン-イレブンやローソンといった他の大手コンビニでは、すでに値引き販売を実施しています。

ここからは、他の大手コンビニの値引きとファミマの値引きを比較してみましょう。

ファミマ以外の値引きについては、こちらの記事もご参照ください。

【セブン】nanaco払い限定で税別価格の5%分のnanacoポイント還元

セブン-イレブンではnanaco払い限定で税別価格の5%分のnanacoポイント還元
≪画像元:SEVEN-ELEVEN JAPAN

セブン-イレブンでは、2020年5月より値引き販売を全国実施しています。

nanacoで支払うと、税別価格の5%分のnanacoポイントが還元されるというものです。

ファミマが「〇〇円引き」であるのに対して、セブンは〇%引きということで、値引き額がいまひとつ分かりにくいのです。

また、税別価格の5%というのも、どうもケチくさい感じが否めません。

なにより、nanacoを持っていないと値引きを受けられないのが残念です。

【ローソン】値引き額は大きいが、値引き忘れやミスの可能性あり

大手コンビニの中で最もパワフルな値引きを実施しているのがローソンです。

20円引きや30円引きは当たり前で、中には100円引きのものもあります

筆者は以前に、約400円のカツサンドを200円で購入しました。

支払い方法も問われず、中食商品だけに限らず、誰でも高額値引きを受けられます

ローソンでは誰でも高額値引きを受けられる
≪画像元:Lawson

いくら値引きするのかには経験が求められそうですが、ローソンではAIを活用した値引き販売の推奨実験を行っています。

2023年度中には全店で導入される可能性があり、そうなると新人さんでも値引きの判断ができますね。

しかし、「値引き販売の様子」を見ると、値引きシールにバーコードが印刷されておらず、値引額の間違いや値引き忘れの可能性は否定できません。

ファミマの値引きは、ローソンとセブンの良いとこどり

ファミリーマートでは、中食商品を対象にした値引きを開始しました。

100円引きもあるようなので、ローソンには劣るものの、かなりパワフルな値引きです。

セブンでは値引きシールにバーコードが印刷されている場合もあるのですが、ファミマでも同様です。

ローソンのパワフルな値引き、セブンの効率的な値引き、ファミマの値引きはその良いとこどりをしているとも言えます。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)