JR九州のクレカ「JQカード」　特典・メリット・デメリットとお得な「おまとめ制度」

JQカードはJR九州グループのクレジットカードです。九州に住んでいる人にはメリットがあるのでおすすめです。

しかし、九州に住んでいても、普段JRを利用しないという人は「自分にはJQカードのメリットがない」と思ってしまうかもしれません。

JQカードは、普段JRを利用しないという人にでもメリットがあるのです。

今回は、JQカードのメリットを紹介します。「おまとめ制度」でお得に貯められるポイント「キューポ」や、駅ビル「アミュプラザ」でのお得な特典などを解説します。

JQカードとは

まずは、JQカードの種類から紹介します。

JQカードの種類

JQカードには、次の3種類のものがあります。

おすすめは (2) または (3) 、SUGOCAの付いているカードです。

(3) の銀行キャッシュカード一体型は、西日本シティ銀行、長崎銀行、豊和銀行、大分銀行、肥後銀行、南日本銀行で申し込めます。

それぞれの銀行に口座を持っている人にはおすすめです。1枚3役で、財布の中がかさばりません。

JQカードのポイント制度

JQカードで貯まるポイントは「キューポ」というポイントです。

通常の買い物でのポイント付与は200円で1ポイント、0.5％です。クレジットカードのポイント付与率としては一般的です。

ただし、「キューポ」にはお得な「おまとめ制度」があるのです。

次の4つにはそれぞれキューポが付与されますが、JR九州ウエブサイトで全部のポイントをまとめられるのです。

さらに、(1) の切符代金をJQカードで決済する、また、(4) の買い物代金をSUGOCAやJQカードで決済するとダブルでポイントを獲得できます。

ポイントの使い道には、SUGOCAにチャージして電子マネーとして使う、アミュプラザでショッピングチケットに交換するなどがあります。

クレジットカードの利用だけでは貯まるポイントが少なくても、まとめることで貯めやすくなるのです。

JQカードのメリット

前述の通り、JQカードは普段からJRを利用する人にも利用しない人にもメリットがあります。

JRを利用する人のメリット

通勤や通学でJRを利用する人は、定期券購入にJQカードを利用するとポイントが貯まります（200円で1ポイント）。

JRを時々利用するという人は、SUGOCAオートチャージを設定しましょう。オートチャージ金額200円につき1ポイント付与されます。

普段JRを利用しない人のメリット

普段は車で移動、JRはあまり利用しないという人にもJQカードのメリットがあります。

JR九州グループの駅ビル商業施設「アミュプラザ」での特典です。アミュプラザは博多、小倉、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の各駅にあります。

アミュプラザで買い物をする際にJQカードを利用すると5～10％割引になる日があるので大変お得です。

各店の特典

旅行の際の特典

アミュプラザでの特典以外にも、旅行などでJRを利用する際などにはJQカードのメリットを受けられます。

JQカード限定で関西への切符を安く購入できます。たとえば、博多～新大阪間は通常1万5,600円が1万3,490円と、2,110円も安くなります。

全国のJRグループのホテル、レンタカーが10％割引になります。

また、割引やポイントはありませんが、SUGOCAを持っていると全国の「交通系IC相互利用サービス」対象の交通機関で利用できるので便利です。

JQカードのデメリット

JQカードのデメリットは2つあります。

デメリット1. 年会費

1つめは、年会費です。ゴールドカードを除いて初年度は年会費無料ですが、2年目からは年に1回使用などの条件を満たさないと無料になりません。

デメリット2. オートチャージ機能

2つめは、SUGOCAへのオートチャージ機能についてです。オートチャージできるのは、JR九州の駅改札を通過した時のみです。

普段JRに乗らない人は、オートチャージで付与されるポイントを受けられません。

該当する人はJQカードを要チェック

次のいずれかに当てはまる人は、JQカードを持つことでメリットがあります。

・ 通勤通学でJRを利用する人

・ アミュプラザで時々買い物をする人

・ 旅行、出張などでJRを利用する人

当てはまる人は、JQカードホームページをチェックしてみてください。（執筆者：山口 智子）