エアコンや扇風機が欠かせない夏は1年のなかでも電気代がかさみがちです。

「夏はいつもより電気代が1万円以上高い」なんて家庭も少なくないのではないでしょうか。

そのうえ、今年はコロナ禍もあり、在宅時間も増えることから例年の夏よりもさらに電気代がかかってしまうケースも予想されます。

そこで、今回はかさみがちな夏の電気代を節約するための豆知識についてまとめてみました。

まだまだこれからも猛暑が続く見込みです。

エアコンや扇風機以外にも節約を意識すべきところはたくさんあります。

家計と心に余裕を持って残暑を乗り切るためにも、ぜひ明日より節約術を実践してみてはいかがでしょうか。

夏の電気代節約したい

【豆知識1】テレビ編

まずはテレビの豆知識からです。

プラグ本体を抜く節電方法は実はNG

ひと昔前までは、テレビを見ないときはプラグからコンセント自体を抜いておくと節電になると言われていましたが、現在この方法では節電の期待はあまりできません。

なぜなら現在使用されている地デジは、立ち上げる際の受信に電力が最もかかるとされているからです。

そのため、スイッチをオフにするのは有効ですが、長期不在のとき以外プラグ本体は抜かないほうがよいでしょう。

経済産業省 資源エネルギー庁によると、1日のうちテレビを付ける時間を1時間減らしただけでも、年間で約450円の節約になるとされています。

参照:経済産業省 資源エネルギー庁

省エネ機能を搭載している場合はフル活用すべし

使用しているテレビに省エネ機能が搭載されている場合は、ぜひそちらを活用すべきです。

部屋の明るさに応じて自動的にテレビ画面の明るさも調節されるほか、一定時間無操作の場合には自動的に電源がオフになる機能が付いている場合もあるため、消費電力を抑えられて電気代節約につながります。

経済産業省 資源エネルギー庁の調べでは、液晶テレビの画面の輝度(32型)を最適(最大から中間へ)にした場合、年間約730円の節約になると示されています

参照:経済産業省 資源エネルギー庁

【豆知識2】洗濯機編

次は洗濯機編です。

こまめに洗うよりもまとめ洗いで節約

汗をかきやすい夏は、洗濯機をまわす回数もいつもより増えがちです。

しかし、こまめにまわすとそれだけ電気代もかかってしまうことになります。

経済産業省 資源エネルギー庁が出しているデータによると、洗濯機の容量に対して4割の洗濯物でまわした場合と、8割の洗濯物でまとめ洗いした場合では、電気代と水道代の両方を含めて年間で約4,510円の差が出ると示されています。

参照:経済産業省 資源エネルギー庁

そのため、洗濯物はある程度溜めてからまわすほうが節約には効果的です。

ただし、容量いっぱいまで洗濯物を詰め込むのは厳禁です。

洗剤の溶け残りが発生して洗い直ししなければならなくなったり、生地を傷めてしまったりする可能性も考えられます。

節約をしながらも効率よく洗濯するためにも、容量の7~8割程度でまわすように意識しましょう。

洗濯乾燥機は必要なときだけ使用する

衣類をしっかり乾燥してくれる洗濯乾燥機は、干す手間いらずでとても便利です。

しかし、数ある家電のなかでも洗濯乾燥機は特に電気代が高いと言われています。

経済産業省 資源エネルギー庁によると、8時間自然乾燥したのち未乾燥だったものだけを乾燥機にかけた場合と、乾燥機のみで乾燥させた場合(2日に1回使用で想定)では、なんと年間で1万650円もの差が生じるとされています。

参照:経済産業省 資源エネルギー庁

時短できて便利な乾燥機はついつい頼ってしまいたくなりますが、時間に余裕があるときや天候の良い日にはなるべく外干しするようにして、洗濯乾燥機は補助的に使用するよう意識しましょう。

【豆知識3】冷蔵庫編

冷蔵庫も節電できる

冷蔵庫の豆知識もあります。

冷蔵庫の配置は壁から適度に離す

冷蔵庫を配置する位置も大切なポイントです。

冷蔵庫の上部と両側が壁に接してしまっている場合と、片側のみが壁に接している場合を比較すると経済産業省 資源エネルギー庁の調べでは、約1,220円の節約になるとされています。

参照:経済産業省 資源エネルギー庁

これは配置を確認すればよいだけなので、必ずチェックしておきたいところです。

今一度、壁と適切な距離を取れているか確認してみてください。

中に物を詰め込みすぎない

中に物を詰め込みすぎると、その分電力は必要となってしまいます

経済産業省 資源エネルギー庁のデータによると、冷蔵庫内にパンパンに物を詰め込んだ場合と半分程度にした場合とを比較すると、年間で約1,180円の差が出るとしています。

消費期限切れのものはないか、冷蔵不要のものを入れていないかなど、定期的にチェックするようにしてみましょう。

参照:経済産業省 資源エネルギー庁

【豆知識4】炊飯器編

炊飯器の豆知識もあります。

早炊き機能はなるべく使用しないようにする

料理を時短するため、普段から早炊き機能をよく使用しているという家庭も多いでしょう。

短時間で炊き上がることから節電にもつながり一見一石二鳥と感じがちですが、実はそうではありません

早炊き機能は、短い時間で一気に内釜の温度を上昇させる仕組みであるゆえ、一気に電力を消耗してしまいます

メーカーや機種ごとに差はあるものの、早炊き機能を使った場合通常モードよりも1.3倍の電気を使用しているとも言われているほど。

そのため、時間に余裕があるときは、なるべく通常モードで炊くことをおすすめします。

保温機能は必要最低限に

炊飯器に搭載されている保温機能は、なるべく必要最低限の使用に留めておくのがポイント

例えば、保温機能を7~10時間使用し続けた場合、炊飯1回分と同等の消費電力を要すると言われています。

そのため、7時間以上保温し続ける際には、少量を2回に分けて炊いたほうがおいしいお米が食べられるうえ、電気代節約も期待できるでしょう。

また、余計な保温時間を省くために、食事の時間に合わせてタイマーモードをうまく活用してみるのも対策法の1つです。

炊飯器も節電できる

炊飯器の容量は世帯人数に合ったものを選ぶ

世帯人数に見合った容量サイズの炊飯器を使用することも、節約においては大切です。

「大は小を兼ねる」の思考で、とりあえず大きいものをと使用している人もいるかもしれませんが、炊飯器の容量は大きくなればなるほど電気代も高くなってしまいます。

そのため、買い替えを検討しているのであれば、世帯人数に合った容量のものを選ぶようにしましょう。

また、もしも大きめの炊飯器を使用しているのであれば、まとめ炊きをして残りを冷凍保存しておくのがおすすめです。

【豆知識5】温水洗浄便座編

温水洗浄便座にも豆知識はあります。

便座の温度は低めに設定する

冬に比べて気温の高い夏は、温水洗浄便座の温度も低めに設定してみるようにしましょう。

経済産業省 資源エネルギー庁によると、便座の温度を中から弱に1段階下げるだけでも年間で約710円の節約になるとしています。

季節や気温に応じて、便座の温度設定も調節するようにするとよいでしょう。

参照:経済産業省 資源エネルギー庁

使用しないときはフタを閉めるのを徹底する

温水洗浄便座を設置している場合は、使用後フタをしっかり閉めるよう徹底しましょう

経済産業省 資源エネルギー庁では、フタを閉めた場合と開けっ放しにしてしまった場合では、年間で約940円の違いがあるとしています。

ささいなことではありますが、開けっ放しにしていると消費電力も大きくなってしまうため、都度フタは閉めるように意識することが大切です。

参照:経済産業省 資源エネルギー庁

小さなことを重ねていけば大きな節約に

普段何気なく使用している家電たちですが、使い方次第で電気代を幾分か抑えることは可能です。

ここで紹介した節電豆知識は、どれもすぐに実践できるような簡単なものばかり。

小さなことでもコツコツと積み重ねていけば大きな節約効果が期待できます。

昨今は自宅で過ごす時間が長くなることが見込まれます。

まだまだ続く残暑を快適に乗り切るためにも、ぜひあなたにあった節約方法を見つけて実践してみてください。(執筆者:吉村 みき子)